ヘブライ語旧約聖書翻訳研究

原典に近く若者にもわかりやすい翻訳を目指しています
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ダニエル書6章 翻訳途中

2022-12-17 17:17:41 | ダニエル書

ダニエル書6章

2 ダリヨスは王国を司どる百二十人の司を任命しました。彼らは王国全土にいるべき者達です。
3 また、それらの者達の上に三人の長官を置きました。そのうちの一人がダニエルでした。
4 そこで、このダニエルは、その霊が優れていたために、長官達や司達よりも優れており、王はこの者を全領域の司にしようと考えていました。
5 そこで、長官および司達は、王国についてダニエルに不利な点を見つけようとしましたが、何の不都合もなく、また、何の過ちもありませんでした。
6 そこで、この人々は言いました。
「私達はこのダニエルに対して、彼の神の律法の問題で不利な点を見いだす以外には、いかなる機会も見いだすことはできないだろう。」
7 そこで、これらの長官および司は騒々しく王のもとに来て、こう言いました。
「ダリヨス王!永遠に生きますように!
6 それで、この大臣と太守達は申し合わせて王のもとに来てこう言いました。
「ダリヨス王。永遠に生きられますように。
8 王国の長官、府長官、サトラプ{太守}、大臣、総督はみな相談して、王が法令を定め、強い禁令を定めました。すなわち、三十日間、王であるあなたを除いて、誰でも神または人の願いを聞く者は、獅子の巣に投げ込まれると言いました。
7 国中の大臣、長官、太守、顧問、総督はみな、王が一つの法令を制定し、禁令として実施してくださることに同意しました。すなわち今から三十日間、王よ、あなた以外に、いかなる神にも人にも、祈願をする者はだれでも、獅子の穴に投げ込まれると。
9 さて、王よ!この勅令を定めて、この書物に署名して、メディヤ人とペルシャ人の変更しない法律にしたがって、変更しないようにしてください!」
8 王よ。今、その禁令を制定し、変更されることのないようにその文書に署名し、取り消しのできないメディヤとペルシヤの律法のようにしてください。」
10 そこで、ダリヨス王はその書と勅令に署名しました。
11 ダニエルはこの文書が署名されたことを知ると、自分の家に入り、今は彼の上方の部屋の窓はエルサレムに向かって開いていました。日に三度、ひざをついて祈り、以前のように自分の神の前に感謝を捧げていました。
12 その時、この人達は騒々しくやって来て、ダニエルがその神の前に願い、求めているのを知りました。
11 すると、この者達は申し合わせてやって来て、ダニエルが神に祈願し、哀願しているのを見た。
13 そこで、彼らは近寄ってきて、王の勅令について王の前で語りました。
「王よ!あなたは、三十日のうちに、あなた以外の神または人に請願する者はみな、ライオンの巣に投げ入れるという勅令に署名されませんでしたか。」
王は答えて言いました。
「メデイアとペルシャの律法によれば、このことは真実であり、アルテアではないのです。」
12 そこで、彼らは王の前に進み出て、王の禁令について言いました。「王よ。今から三十日間、あなた以外に、いかなる神にも人にも、祈願をする者はだれでも、獅子の穴に投げ込まれるという禁令にあなたは署名されたではありませんか。」王は答えて言いました。「取り消しのできないメディヤとペルシヤの法律のように、そのことは確かである。」
14 そこで、彼らは答えて王の前で言いました。
「ユダの捕囚の子孫のダニエルは、王よ!あなたにも、あなたが署名した詔勅にもかかわらず、一日に三度、願い出ているのです。」
13 そこで、彼らは王に告げて言いました。
「ユダからの捕虜の一人であるダニエルは、王よ!あなたとあなたの署名された禁令とを無視して、日に三度、祈願をささげています。」
15 王はこれらの言葉を聞いて、ひどく不愉快に思い、ダニエルを救い出そうと決心して、彼を救い出すために日が暮れるまで労苦しました。
14 このことを聞いて、王は非常に憂え、ダニエルを救おうと決心し、日暮れまで彼を助けようと努めた。
16 そこで、この人々は騒々しく王のもとに来て、王に言いました。
「王よ!メディヤとペルシャの法律として、王の定めた戒律も法令も変えてはならないことをご承知ください!」
15 そのとき、あの者達は申し合わせて王のもとに来て言いました。
「王よ。王が制定したどんな禁令も法令も、決して変更されることはない、ということが、メディヤやペルシヤの法律であることをご承知ください。」
17 そこで、王が命じると、彼らはダニエルを連れて来て、ライオンの巣に投げ入れました。さて、王はダニエルに話しかけて言いました。
「あなたが絶えず仕えているあなたの神は、あなたを救い出されるであろう。」
18 そして、一個の石を持って来て、穴の口に置き、王は自分の印とその諸侯の印でこれを封じ、ダニエルについて何事も変えられないようにしました。
19 それから、王は自分の宮に行き、断食して夜を過ごし、その前に遊興をもたらすこともなく、眠りは彼から遠ざかりました。
20 それから、王は朝早く立ち上がって、急いでライオンの巣に行きました。
21 そして、ダニエルに近づいて、王は苦しそうな声で叫び、ダニエルに話しかけて言いました。
「生ける神の僕であるダニエルよ!あなたが絶えず仕えているあなたの神は、あなたを獅子から救い出すことがおできになりますか。」
22 そこで、ダニエルは王に言いました。
「王よ!永遠に生きますように!
23 わが神は御使いを遣わしてくださって、ライオンの口を閉じさせたので、ライオンたちは私を傷つけることがありませんでした。
24 そこで、王は非常に喜び、ダニエルを巣穴から連れ出すように命じました。
そこで、ダニエルは巣穴から引き上げられましたが、彼は自分の神を信頼しきっていたので、どんな傷も彼には見つかりませんでした。
25 王が命じると、ダニエルを訴えた者達を連れて来て、彼らとその子供達と妻達を獅子の巣に投げ入れました。
26 そこで、ダリヨスス王は全地に住むすべての民族、国、言語にむかって書き送りました。
「あなたがたに平和がたくさんあるように!
27 私は命令を下す。私の国のすべての領域で、人はダニエルの神の前に恐れおののく。なぜなら、このお方は生ける神であって、永遠に堅固で、その国は滅びることなく、その支配は永遠まで続くからである。
28 このお方は救い出し、助け出し、天と地とでしるしと不思議を行い、ダニエルを獅子の力から救い出したお方である。」
29 こうして、このダニエルはダリヨスの治世にも、ペルシャ人クロスの治世にも栄えました。

メディヤ人ダリヨスは王国を受け継いだが、その年は62歳でした。
31 メディヤ人ダリヨスが、およそ六十二歳でその国を受け継いだ。

1 ダリヨスは、全国に任地を持つ百二十人の太守を任命して国を治めさせるのがよいと思った。
2 彼はまた、彼らの上に三人の大臣を置いたが、ダニエルは、そのうちのひとりでした。太守達はこの三人に報告を出すことにして、王が損害を受けないようにした。
3 ときに、ダニエルは、他の大臣や太守よりも、きわだってすぐれていた。彼のうちにすぐれた霊が宿っていたからである。彼を任命して治めさせようと思った。
4 大臣や太守達は、国政についてダニエルを訴える口実を見つけようと努めたが、何の口実も欠点も見つけることができなかった。彼は忠実で、彼には何の怠慢も欠点も見つけられなかったからである。
5 そこで、この人達は言いました。「私達は、彼の神の律法について口実を見つけるのでなければ、このダニエルを訴えるどんな口実も見つけられない。」
6 それで、この大臣と太守達は申し合わせて王のもとに来てこう言いました。「ダリヨス王。永遠に生きられますように。
7 国中の大臣、長官、太守、顧問、総督はみな、王が一つの法令を制定し、禁令として実施してくださることに同意しました。すなわち今から三十日間、王よ、あなた以外に、いかなる神にも人にも、祈願をする者はだれでも、獅子の穴に投げ込まれると。
8 王よ。今、その禁令を制定し、変更されることのないようにその文書に署名し、取り消しのできないメディヤとペルシヤの律法のようにしてください。」
9 そこで、ダリヨス王はその禁令の文書に署名した。
10 ダニエルは、その文書の署名がされたことを知って自分の家に帰った。—彼の屋上の部屋の窓はエルサレムに向かってあいていた。—彼は、いつものように、日に三度、ひざまずき、彼の神の前に祈り、感謝していた。
11 すると、この者達は申し合わせてやって来て、ダニエルが神に祈願し、哀願しているのを見た。
12 そこで、彼らは王の前に進み出て、王の禁令について言いました。「王よ。今から三十日間、あなた以外に、いかなる神にも人にも、祈願をする者はだれでも、獅子の穴に投げ込まれるという禁令にあなたは署名されたではありませんか。」王は答えて言いました。「取り消しのできないメディヤとペルシヤの法律のように、そのことは確かである。」
13 そこで、彼らは王に告げて言いました。「ユダからの捕虜のひとりダニエルは、王よ、あなたとあなたの署名された禁令とを無視して、日に三度、祈願をささげています。」
14 このことを聞いて、王は非常に憂え、ダニエルを救おうと決心し、日暮れまで彼を助けようと努めた。
15 そのとき、あの者達は申し合わせて王のもとに来て言いました。「王よ。王が制定したどんな禁令も法令も、決して変更されることはない、ということが、メディヤやペルシヤの法律であることをご承知ください。」
16 そこで、王が命令を出すと、ダニエルは連れ出され、獅子の穴に投げ込まれた。王はダニエルに話しかけて言いました。「あなたがいつも仕えている神が、あなたをお救いになるように。」
17 一つの石が運ばれて来て、その穴の口に置かれた。王は王自身の印と貴人達の印でそれを封印し、ダニエルについての処置が変えられないようにした。
18 こうして王は宮殿に帰り、一晩中断食をして、食事を持って来させなかった。また、眠気も催さなかった。
19 王は夜明けに日が輝き出すとすぐ、獅子の穴へ急いで行った。
20 その穴に近づくと、王は悲痛な声でダニエルに呼びかけ、ダニエルに言いました。「生ける神のしもべダニエル。あなたがいつも仕えている神は、あなたを獅子から救うことができたか。」
21 すると、ダニエルは王に答えた。「王さま。永遠に生きられますように。
22 私の神は御使いを送り、獅子の口をふさいでくださったので、獅子は私に何の害も加えませんでした。それは私に罪のないことが神の前に認められたからです。王よ。私はあなたにも、何も悪いことをしていません。」
23 そこで王は非常に喜び、ダニエルをその穴から出せと命じた。ダニエルは穴から出されたが、彼に何の傷も認められなかった。彼が神に信頼していたからである。
24 王が命じたので、ダニエルを訴えた者達は、その妻子とともに捕らえられ、獅子の穴に投げ込まれた。彼らが穴の底に落ちないうちに、獅子は彼らをわがものにして、その骨をことごとくかみ砕いてしまった。
25 そのとき、ダリヨス王は、全土に住むすべての諸民、諸国、諸国語の者達に次のように書き送った。「あなたがたに平安が豊かにあるように。
26 私は命令する。私の支配する国においてはどこででも、ダニエルの神の前に震え、おののけ。この方こそ生ける神。永遠に堅く立つ方。その国は滅びることなく、その主権はいつまでも続く。
27 この方は人を救って解放し、天においても、地においてもしるしと奇蹟を行い、獅子の力からダニエルを救い出された。」
28 このダニエルは、ダリヨスの治世とペルシヤ人クロスの治世に栄えた。


And Darius the Mede received the kingdom, being about threescore and two years old.
2 It pleased Darius to set over the kingdom a hundred and twenty satraps, who should be throughout the whole kingdom;
3 and over them three presidents, of whom Daniel was one; that these satraps might give account unto them, and that the king should have no damage.
4 Then this Daniel distinguished himself above the presidents and the satraps, because a surpassing spirit was in him; and the king thought to set him over the whole realm.
5 Then the presidents and the satraps sought to find occasion against Daniel as touching the kingdom; but they could find no occasion nor fault; forasmuch as he was faithful, neither was there any error or fault found in him.
6 Then said these men: 'We shall not find any occasion against this Daniel, except we find it against him in the matter of the law of his God.' 
7 Then these presidents and satraps came tumultuously to the king, and said thus unto him: 'King Darius, live for ever!
8 All the presidents of the kingdom, the prefects and the satraps, the ministers and the governors, have consulted together that the king should establish a statute, and make a strong interdict, that whosoever shall ask a petition of any god or man for thirty days, save of thee, O king, he shall be cast into the den of lions.
9 Now, O king, establish the interdict, and sign the writing, that it be not changed, according to the law of the Medes and Persians, which altereth not.'
10 Wherefore king Darius signed the writing and the interdict.
11 And when Daniel knew that the writing was signed, he went into his house--now his windows were open in his upper chamber toward Jerusalem--and he kneeled upon his knees three times a day, and prayed, and gave thanks before his God, as he did aforetime. 
12 Then these men came tumultuously, and found Daniel making petition and supplication before his God.
13 Then they came near, and spoke before the king concerning the king's interdict: 'Hast thou not signed an interdict, that every man that shall make petition unto any god or man within thirty days, save of thee, O king, shall be cast into the den of lions?' The king answered and said: 'The thing is true, according to the law of the Medes and Persians, which altereth not.'
14 Then answered they and said before the king: 'That Daniel, who is of the children of the captivity of Judah, regardeth not thee, O king, nor the interdict that thou hast signed, but maketh his petition three times a day.'
15 Then the king, when he heard these words, was sore displeased, and set his heart on Daniel to deliver him; and he laboured till the going down of the sun to deliver him.
16 Then these men came tumultuously unto the king, and said unto the king: 'Know, O king, that it is a law of the Medes and Persians, that no interdict nor statute which the king establisheth may be changed.'
17 Then the king commanded, and they brought Daniel, and cast him into the den of lions. Now the king spoke and said unto Daniel: 'Thy God whom thou servest continually, He will deliver thee.'
18 And a stone was brought, and laid upon the mouth of the den; and the king sealed it with his own signet, and with the signet of his lords; that nothing might be changed concerning Daniel.
19 Then the king went to his palace, and passed the night fasting; neither were diversions brought before him; and his sleep fled from him.
20 Then the king arose very early in the morning, and went in haste unto the den of lions.
21 And when he came near unto the den to Daniel, he cried with a pained voice; the king spoke and said to Daniel: 'O Daniel, servant of the living God, is thy God, whom thou servest continually, able to deliver thee from the lions?'
22 Then said Daniel unto the king: 'O king, live for ever!
23 My God hath sent His angel, and hath shut the lions' mouths, and they have not hurt me; forasmuch as before Him innocency was found in me; and also before thee, O king, have I done no hurt.'
24 Then was the king exceeding glad, and commanded that they should take Daniel up out of the den. So Daniel was taken up out of the den, and no manner of hurt was found upon him, because he had trusted in his God.
25 And the king commanded, and they brought those men that had accused Daniel, and they cast them into the den of lions, them, their children, and their wives; and they had not come to the bottom of the den, when the lions had the mastery of them, and broke all their bones in pieces.
26 Then king Darius wrote unto all the peoples, nations, and languages, that dwell in all the earth: 'Peace be multiplied unto you.
27 I make a decree, that in all the dominion of my kingdom men tremble and fear before the God of Daniel; for He is the living God, and stedfast for ever, and His kingdom that which shall not be destroyed, and His dominion shall be even unto the end;
28 He delivereth and rescueth, and He worketh signs and wonders in heaven and in earth; who hath delivered Daniel from the power of the lions.'
29 So this Daniel prospered in the reign of Darius, and in the reign of Cyrus the Persian.


ダニエル書5章24節 要研究

2022-12-17 16:43:37 | ダニエル書

ダニエル書5章24節 要研究

 

その時、手の部分がこのお方から送られてきて、この文書が書かれました。

 

その時、手の部分{指{複数形}、手のひら}がこのお方から送られてきて{ニフアル態完了形}、この文書が書かれました。{ニフアル態完了形}
{手のひら (手の)、戻る (1)}{文書(3)、碑文(7)、必要(1)、書かれた(1)}
24 それで、神の前から手の先が送られて、この文字が書かれたのです。
※いくつかに訳せて決め難く難解です。


創世記30章 翻訳途中

2022-12-17 04:36:59 | 創世記

創世記30章

そして、ラケルは自分がヤコブに子を産まないことを見て、自分の姉をねたんで、ヤコブに言いました。
「私に子を与えてください!さもなければ、私は死にます。」
2 ヤコブの怒りはラケルに向かって燃え上がり、彼は言いました。
「私は、あなたから胎の実を差し控えた神の代理人なのですか。」
3 彼女は言いました。
「見てください!私の待女ビルハのもとに行ってください。彼女が私のひざの上に産み、私も彼女によって建てられるように。」
4 そこで、彼女はそのはしためであるビルハを彼に嫁がせたので、ヤコブは彼女のもとに入りました。
5 ビルハは身ごもって、ヤコブに男の子を産みました。
6 ラケルは言いました。
「神は私を正しく裁いてくださり、また、私の声を聞いてくださり、私に男の子をお与えになりました。」
それで、彼女はその子の名をダンと名づけました。
7 そして、ラケルのはしためのビルハは再び子を宿して、ヤコブに二人目の男の子を産みました。
8 ラケルは言いました。
「私は力強い戦いをして、姉と戦い、そして勝ちました。」
そして、彼女はその子の名をナフタリと名づけました。
9 レアは自分が産むことをやめたのを見て、自分のはしためジルパを取り、ヤコブに嫁がせました。
10 レアのはしためジルパはヤコブに男の子を産みました。
11 レアは言いました。「幸いが来た!」そして、彼女はその子の名をガドと名づけました。
12 レアのはしためジルパはヤコブに二人目の男の子を産みました。
13 レアは言いました。
「私は幸せです! 娘達は私を幸せと呼ぶでしょうから。」
そして、彼女はその子の名をアッシャと名づけました。
14 ルベンは麦の収穫の日に行って、野にマンドレイクを見つけ、それを母レアのもとに持ってきました。そこで、ラケルはレアに言いました。
「あなたの息子のマンドレイクを、どうか私にください!」
15 すると、彼女は言いました。
「あなたが私の夫を取り上げたことは、ささいなことですか。私の息子のマンドレイクも取り上げるのですか。」
すると、ラケルは言いました。
「それゆえ、彼は今夜、あなたの息子のマンドレイクのために、あなたと寝なければなりません。」
16 ヤコブは夕方、畑から帰って来たので、レアは彼を迎えに出て言いました。
「あなたは私のもとに来てください!私は必ず息子のマンドレイクであなたを招く{雇う}のです。」
そして、彼はその夜、彼女と寝ました。
17 神はレアの言う事を聞き入れたので、彼女は身ごもって、ヤコブに五人目の男の子を産みました。
18 レアは言いました。
「私が自分の侍女を夫に与えたので、神は私に雇い入れを与えられたのです。」
そして、彼女はその名をイサカルと名づけました。
19 レアはまた身ごもって、ヤコブに六番目の男の子を産みました。
20 レアは言いました。
「神は私によい持参金を与えられました。私が六人の男の子を産んだので、今、夫は私と住むでしょう。」
そして、彼女はその名をゼブルンと名づけました。
21 そののち、彼女は娘を産んで、その名をディナと名づけました。
22 神はラケルを覚えておられ、彼女に耳を傾けて、その胎を開かれました。
23 彼女は身ごもって、男の子を産み、「神は私のそしりを取り去ってくださった。」と言いました。
24 彼女はその子の名をヨセフと呼んで言いました。
「主は私にもう一人の子を加えてくださいます。」
25 ラケルがヨセフを産んだ時、ヤコブはラバンに言いました。
「私を送り出してください!私は自分の所と国とに行くことができますから。
26 私があなたに仕えた妻子を私に与えてくださり、私を行かせてください!
私があなたに仕えた奉仕を、あなたはご存じです。」
27 ラバンは彼に言いました。
「もし今、私があなたの目に好意を抱いたなら、私はしるしを観察し、主はあなたのために私を祝福されました。」
28 彼は言いました。
「私にあなたの賃金を定めてください!」
29 彼は言いました。
「あなたは私があなたにいかに仕えたか、また、あなたの家畜が私といかに仲よくしたかをご存じです。
30 私が来る前にあなたが持っていたものは少なかったでしたが、今や豊かになり、主は私がどこを向いてもあなたを恵まれました。さて、私はいつ自分の家をも養うことができるでしょうか。」
31 そして、彼は言いました。
「私はあなたに何を与えようか。」
すると、ヤコブは言いました。
「あなたは私に何も与えてはなりません。もし、あなたが私のためにこのことをしてくださるなら、私は再びあなたの群れを養い、それを飼います。
32 私は今日、あなたの群れをことごとく見回して、羊の中の斑点や黒点のあるもの、そして、山羊の中の斑点や黒点のあるものをすべて取り除き、これらのものを私の雇い人分とします。」
33 あなたが今後、あなたの前にある私の雇い人分を調べに来る時、私の義は私に対して証しとなるでしょう。」
34 そこで、ラバンは言いました。
「見なさい!あなたの言葉のとおりになればよいのだが。」
35 そこで、彼はその日、縞模様と斑点のある雌山羊と、斑点と斑点のある雌山羊と、白いものがあるものすべてと、羊の中の暗いものすべてを取り除き、それらをその子供達の手に渡しました。
36 そして、彼は自分とヤコブとの間に三日の旅程を置きました。
そして、ヤコブはラバンの残りの羊に餌を与えました。
37 ヤコブはポプラ、アーモンド、プラタナスの木の枝を取り、その中に白い筋をむいて、その枝の中にあった白いところを現わにさせました。
38 彼は皮をむいたその棒を、群れが水を飲みに来る水汲み場の溝に、群れにむかって立てたところ、群れは水を飲みに来て、身ごもりました。
39 そして、群れはその棒を見て子を宿し、その群れは縞、斑、斑の子を産みました。
40 ヤコブは子羊を分け、また群れの顔をラバンの群れの中の縞のあるもの、およびすべての暗いものの方に向けて、自分の群れを分けて置き、ラバンの群れに合わせないようにしました。
41 そして、群れのうち強い者が子を宿すと、ヤコブは樋の中にある群れの目の前に棒を置き、その棒の中に子を宿すようにしました。
42 しかし、群れが弱くなると、彼はそれを入れなかったので、弱いものはラバンのものとなり、強いものはヤコブのものとなりました。
43 その人は非常に増えて、大きな群れを持ち、女の僕と男の僕と、らくだとろばがありました。


1 ラケルは自分がヤコブに子を産んでないのを見て、姉を嫉妬し、ヤコブに言いました。「私に子どもを下さい。でなければ、私は死んでしまいます。」
2 ヤコブはラケルに怒りを燃やして言いました。「私が神に代わることができようか。おまえの胎内に子を宿らせないのは神なのだ。」
3 すると彼女は言いました。「では、私のはしためのビルハがいます。彼女のところに入り、彼女が私のひざの上に子を産むようにしてください。そうすれば私が彼女によって子どもの母になれましょう。」
4 ラケルは女奴隷ビルハを彼に妻として与えたので、ヤコブは彼女のところに入った。
5 ビルハはみごもり、ヤコブに男の子を産んだ。
6 そこでラケルは、「神は私をかばってくださり、私の声を聞き入れて、私に男の子を賜った」と言いました。それゆえ、その子をダンと名づけた。
7 ラケルの女奴隷ビルハは、またみごもって、ヤコブに二番目の男の子を産んだ。
8 そこでラケルは、「私は姉と死に物狂いの争いをして、ついに勝った」と言って、その子をナフタリと名づけた。
9 さてレアは自分が子を産まなくなったのを見て、彼女の女奴隷ジルパをとって、ヤコブに妻として与えた。
10 レアの女奴隷ジルパがヤコブに男の子を産んだとき、
11 レアは、「幸運が来た」と言って、その子をガドと名づけた。
12 レアの女奴隷ジルパがヤコブに二番目の男の子を産んだとき、
13 レアは、「なんとしあわせなこと。女たちは、私をしあわせ者と呼ぶでしょう」と言って、その子をアシェルと名づけた。
14 さて、ルベンは麦刈りのころ、野に出て行って、恋なすびを見つけ、それを自分の母レアのところに持って来た。するとラケルはレアに、「どうかあなたの息子の恋なすびを少し私に下さい」と言いました。
15 レアはラケルに言いました。「あなたは私の夫を取っても、まだ足りないのですか。私の息子の恋なすびもまた取り上げようとするのですか。」ラケルは答えた。「では、あなたの息子の恋なすびと引き替えに、今夜、あの人があなたといっしょに寝ればいいでしょう。」
16 夕方になってヤコブが野から帰って来たとき、レアは彼を出迎えて言いました。「私は、私の息子の恋なすびで、あなたをようやく手に入れたのですから、私のところに来なければなりません。」そこでその夜、ヤコブはレアと寝た。
17 神はレアの願いを聞かれたので、彼女はみごもって、ヤコブに五番目の男の子を産んだ。
18 そこでレアは、「私が、女奴隷を夫に与えたので、神は私に報酬を下さった」と言って、その子をイッサカルと名づけた。
19 レアがまたみごもり、ヤコブに六番目の男の子を産んだとき、
20 レアは言いました。「神は私に良い賜物を下さった。今度こそ夫は私を尊ぶだろう。私は彼に六人の子を産んだのだから。」そしてその子をゼブルンと名づけた。
21 その後、レアは女の子を産み、その子をディナと名づけた。
22 神はラケルを覚えておられた。神は彼女の願いを聞き入れて、その胎を開かれた。
23 彼女はみごもって男の子を産んだ。そして「神は私の汚名を取り去ってくださった」と言って、
24 その子をヨセフと名づけ、「主がもうひとりの子を私に加えてくださるように」と言いました。
25 ラケルがヨセフを産んで後、ヤコブはラバンに言いました。「私を去らせ、私の故郷の地へ帰らせてください。
26 私の妻たちや子どもたちを私に与えて行かせてください。私は彼らのためにあなたに仕えてきたのです。あなたに仕えた私の働きはよくご存じです。」
27 ラバンは彼に言いました。「もしあなたが私の願いをかなえてくれるなら……。私はあなたのおかげで、主が私を祝福してくださったことを、まじないで知っている。」
28 さらに言いました。「あなたの望む報酬を申し出てくれ。私はそれを払おう。」
29 ヤコブは彼に言いました。「私がどのようにあなたに仕え、また私がどのようにあなたの家畜を飼ったかは、あなたがよくご存じです。
30 私が来る前には、わずかだったのが、ふえて多くなりました。それは、私の行く先で主があなたを祝福されたからです。いったい、いつになったら私も自分自身の家を持つことができましょう。」
31 彼は言いました。「何をあなたにあげようか。」ヤコブは言いました。「何も下さるには及びません。もし次のことを私にしてくださるなら、私は再びあなたの羊の群れを飼って、守りましょう。
32 私はきょう、あなたの群れをみな見回りましょう。その中から、ぶち毛とまだら毛のもの全部、羊の中では黒毛のもの全部、やぎの中ではまだら毛とぶち毛のものを、取り出してください。そしてそれらを私の報酬としてください。
33 後になってあなたが、私の報酬を見に来られたとき、私の正しさがあなたに証明されますように。やぎの中に、ぶち毛やまだら毛でないものや、羊の中で、黒毛でないものがあれば、それはみな、私が盗んだものとなるのです。」
34 するとラバンは言いました。「そうか。あなたの言うとおりになればいいな。」
35 ラバンはその日、しま毛とまだら毛のある雄やぎと、ぶち毛とまだら毛の雌やぎ、いずれも身に白いところのあるもの、それに、羊の真っ黒のものを取り出して、自分の息子たちの手に渡した。
36 そして、自分とヤコブとの間に三日の道のりの距離をおいた。ヤコブはラバンの残りの群れを飼っていた。
37 ヤコブは、ポプラや、アーモンドや、すずかけの木の若枝を取り、それの白い筋の皮をはいで、その若枝の白いところをむき出しにし、
38 その皮をはいだ枝を、群れが水を飲みに来る水ため、すなわち水ぶねの中に、群れに差し向かいに置いた。それで群れは水を飲みに来るときに、さかりがついた。
39 こうして、群れは枝の前でさかりがついて、しま毛のもの、ぶち毛のもの、まだら毛のものを産んだ。
40 ヤコブは羊を分けておき、その群れを、ラバンの群れのしま毛のものと、真っ黒いものとに向けておいた。こうして彼は自分自身のために、自分だけの群れをつくって、ラバンの群れといっしょにしなかった。
41 そのうえ、強いものの群れがさかりがついたときには、いつもヤコブは群れの目の前に向けて、枝を水ぶねの中に置き、枝のところでつがわせた。
42 しかし、群れが弱いときにはそれを置かなかった。こうして弱いのはラバンのものとなり、強いのはヤコブのものとなった。
43 それで、この人は大いに富み、多くの群れと、男女の奴隷、およびらくだと、ろばとを持つようになった。


And when Rachel saw that she bore Jacob no children, Rachel envied her sister; and she said unto Jacob: 'Give me children, or else I die.'
2 And Jacob's anger was kindled against Rachel; and he said: 'Am I in God's stead, who hath withheld from thee the fruit of the womb?'
3 And she said: 'Behold my maid Bilhah, go in unto her; that she may bear upon my knees, and I also may be builded up through her.'
4 And she gave him Bilhah her handmaid to wife; and Jacob went in unto her.
5 And Bilhah conceived, and bore Jacob a son.
6 And Rachel said: 'God hath judged me, and hath also heard my voice, and hath given me a son.' Therefore called she his name Dan.
7 And Bilhah Rachel's handmaid conceived again, and bore Jacob a second son.
8 And Rachel said: 'With mighty wrestlings have I wrestled with my sister, and have prevailed.' And she called his name Naphtali.
9 When Leah saw that she had left off bearing, she took Zilpah her handmaid, and gave her to Jacob to wife.
10 And Zilpah Leah's handmaid bore Jacob a son.
11 And Leah said: 'Fortune is come!' And she called his name Gad.
12 And Zilpah Leah's handmaid bore Jacob a second son.
13 And Leah said: 'Happy am I! for the daughters will call me happy.' And she called his name Asher.
14 And Reuben went in the days of wheat harvest, and found mandrakes in the field, and brought them unto his mother Leah. Then Rachel said to Leah: 'Give me, I pray thee, of thy son's mandrakes.'
15 And she said unto her: 'Is it a small matter that thou hast taken away my husband? and wouldest thou take away my son's mandrakes also?' And Rachel said: 'Therefore he shall lie with thee to-night for thy son's mandrakes.'
16 And Jacob came from the field in the evening, and Leah went out to meet him, and said: 'Thou must come in unto me; for I have surely hired thee with my son's mandrakes.' And he lay with her that night.
17 And God hearkened unto Leah, and she conceived, and bore Jacob a fifth son.
18 And Leah said: 'God hath given me my hire, because I gave my handmaid to my husband. And she called his name Issachar.
19 And Leah conceived again, and bore a sixth son to Jacob.
20 And Leah said: 'God hath endowed me with a good dowry; now will my husband dwell with me, because I have borne him six sons.' And she called his name Zebulun.
21 And afterwards she bore a daughter, and called her name Dinah.
22 And God remembered Rachel, and God hearkened to her, and opened her womb.
23 And she conceived, and bore a son, and said: 'God hath taken away my reproach.'
24 And she called his name Joseph, saying: 'The LORD add to me another son.'
25 And it came to pass, when Rachel had borne Joseph, that Jacob said unto Laban: 'Send me away, that I may go unto mine own place, and to my country.
26 Give me my wives and my children for whom I have served thee, and let me go; for thou knowest my service wherewith I have served thee.'
27 And Laban said unto him: 'If now I have found favour in thine eyes--I have observed the signs, and the LORD hath blessed me for thy sake.'
28 And he said: 'Appoint me thy wages, and I will give it.'
29 And he said unto him: 'Thou knowest how I have served thee, and how thy cattle have fared with me.
30 For it was little which thou hadst before I came, and it hath increased abundantly; and the LORD hath blessed thee whithersoever I turned. And now when shall I provide for mine own house also?'
31 And he said: 'What shall I give thee?' And Jacob said: 'Thou shalt not give me aught; if thou wilt do this thing for me, I will again feed thy flock and keep it.
32 I will pass through all thy flock to-day, removing from thence every speckled and spotted one, and every dark one among the sheep, and the spotted and speckled among the goats; and of such shall be my hire.
33 So shall my righteousness witness against me hereafter, when thou shalt come to look over my hire that is before thee: every one that is not speckled and spotted among the goats, and dark among the sheep, that if found with me shall be counted stolen.'
34 And Laban said: 'Behold, would it might be according to thy word.'
35 And he removed that day the he-goats that were streaked and spotted, and all the she-goats that were speckled and spotted, every one that had white in it, and all the dark ones among the sheep, and gave them into the hand of his sons.
36 And he set three days' journey betwixt himself and Jacob. And Jacob fed the rest of Laban's flocks.
37 And Jacob took him rods of fresh poplar, and of the almond and of the plane-tree; and peeled white streaks in them, making the white appear which was in the rods.
38 And he set the rods which he had peeled over against the flocks in the gutters in the watering-troughs where the flocks came to drink; and they conceived when they came to drink.
39 And the flocks conceived at the sight of the rods, and the flocks brought forth streaked, speckled, and spotted.
40 And Jacob separated the lambs--he also set the faces of the flocks toward the streaked and all the dark in the flock of Laban--and put his own droves apart, and put them not unto Laban's flock.
41 And it came to pass, whensoever the stronger of the flock did conceive, that Jacob laid the rods before the eyes of the flock in the gutters, that they might conceive among the rods;
42 but when the flock were feeble, he put them not in; so the feebler were Laban's, and the stronger Jacob's.
43 And the man increased exceedingly, and had large flocks, and maid-servants and men-servants, and camels and asses.


ダニエル書5章5節

2022-12-17 04:03:51 | 創世記

ダニエル書5章5節

 

その時、人の手のいくつもの指が出現しました。
そして、燭台の反対側にある王の宮殿の壁の漆喰に書き付けました。
そして、王はその書いていた手の部分を見ました。

 

その時、人の手のいくつもの指{複数形}が出現しました。{カル態完了形}
そして、燭台の反対側にある王の宮殿の壁の漆喰{plaster}に書き付けました。
そして、王はその書いていた手の部分{手のひら・手の甲}を見ました。
{出て行く、または出て来る:来た(1)、来る(1)、来る(1)、出た(1)、出た(1)、ここで(1)、取った(3)、取った(2)、出た(1)}
同じ頃、人の手の指が出現して、王の宮殿の壁の漆喰の上に、燭台にむかって書いたので、王はその書いた手の指{ひら}を見ました。
5 すると突然、人間の手の指が現れ、王の宮殿の塗り壁の、燭台の向こう側の所に物を書いた。王が物を書くその手の先を見たとき、


ダニエル書5章 #翻訳途中

2022-12-17 03:48:11 | ダニエル書

ダニエル書5章

王ベルシャザルはその諸侯千人を招いて大宴会を開いて、千人の前でぶどう酒を飲んでいました。
2 ベルシャザルはぶどう酒を味わいながら、自分の父ネブカデネザルがエルサレムの神殿から取って来た金銀の器を持ってくるように命じて、王とその諸侯、その妃、その妾にその酒を飲ませました。
3 そこで、彼らはエルサレムにある神の家の宮から取り出した金の器を持って来て、王とその諸侯、その妃達、その妾達に飲ませました。
4 彼らはぶどう酒を飲み、金、銀、真鍮、鉄、木、石の神々をほめたたえました。
5 同じ頃、人の手の指が出現して、王の宮殿の壁の漆喰の上に、燭台にむかって書いたので、王はその書いた手の指{ひら}を見ました。
6 その時、王の顔は彼のうちに変わり、その思いは彼を怯えさせて、その腰の関節はゆるみ、そのひざは互いに打ち合いましたた。
7 王は大声で叫んで、魔術師、カルデヤ人、占星術師を呼び寄せました。王は語ってバビロンの賢者達に言いました。
「この書を読んで、その解釈を私に告げる者は、紫の衣を着せ、金の鎖を首にかけ、王国の三人のうちの一人として治めるであろう。」
8 そこで、王の賢者達がみな来ましたが、彼らはこの書を読むことができず、また、その解釈を王に知らせることもできませんでした。
9 その時、ベルシャザル王は大いに怯え、その顔色は変わり、その諸侯は当惑しました。
10 さて、王とその諸卿の言葉を聞いて、王妃が宴席に入り、王妃は語って言いました。
「王よ!永遠に生きますように! あなたの思いを悩ませてはなりません。また、あなたの顔色を変えさせてはなりません。
11 あなたの王国に、聖なる神々の霊を宿した者がいます。あなたの父の時代に、神々の知恵のように、光と悟りと知恵が彼のうちに見出されました。あなたの父ネブカデネザル王、すなわちあなたの父は、彼を魔術師、呪術師、カルデヤ人、占星術師の支配者とされました。
12 そのダニエルには、優れた霊と知識と悟りと夢の解釈となぞの宣言と結び目のほどきがあり、王はこれをベルテシャザルと名づけました。さあ、ダニエルを呼んで、その解釈を述べさせましょう。」
13 そこで、ダニエルは王の前に引き出されました。王は語ってダニエルに言いました。
「あなたは、私の父である王がユダから連れてきたユダの捕囚の子孫達のうちのダニエルか。
14 私はあなたのことを聞いた。神々の霊があなたのうちにあり、光と悟りと卓越した知恵があなたのうちにあることを。
15 今、知恵者、魔術使いが私の前に連れて来られ、この書を読んで、その解釈を私に知らせるようにと言ったが、彼らはその解釈を告げることができなかった。
16 しかし、私はあなたのことを聞いた。あなたは解釈を与え、結び目をほどくことができると。今、あなたがこの文を読み、その解釈を私に知らせることができたら、あなたは紫の衣を着せられ、金の鎖を首にかけられ、国の三人のうちの一人として治めるであろう。」
17 そこで、ダニエルは答えて王の前に言いました。
「あなたの贈り物はあなた自身に、あなたの報酬は他の者に与えてください。それでも、私は王にこの書を読み聞かせ、その解釈を知らせます。
18 王よ!いと高き神はあなたの父ネブカデネザルに王国と偉大さと栄光と威厳をお与えになりました。
19 その大能のゆえに、すべての国民、国語は彼の前に恐れおののき、殺そうとする者を殺し、生かそうとする者を生かし、育てようとする者を育て、倒そうとする者を倒しました。
20 しかし、彼の心が高ぶり、その霊が硬くなになって、高慢に振舞った時、彼は王の座から退かされ、その栄光を奪われました。
21 彼は人の子から追い出され、その心は獣のようにされ、その住まいは野ろばと共にあり、牛のように草を食べ、その体は天の露に濡れ、いと高き神が人の国を支配し、その上に御心のままに置かれることを知るに至りました。
22 その子ベルシャザルよ!あなたはこのことをすべて知っていながら、自分の心を低くすることをしませんでした。
23 そして、あなたは天の主に対して高ぶり、彼らはその家の器をあなたの前に運び出し、あなたとあなたの主、あなたの妃、あなたの妾はその中でぶどう酒を飲み、あなたは、見ることもできない、聞くこともできない、知ることもできない、銀、金、真鍮、鉄、木、石の神々を崇め、自分の手にあなたの息を支配し、あなたのすべての道を定める神を、崇めませんでした。
24 その時、手の指{ひら}がこのお方の前から送られてきて、この文字が刻まれました。
25 そして、これが刻まれた文字です。
メネ メネ テケル ウパーシン。
26 これはその解釈です。
「メネ、神はあなたの王国を数えて、これを滅ぼされた。
27 テケル、あなたは天秤で量られ、足りない{欠乏している}ことがわかった。
28 ペレス、あなたの王国は分割され、メデイアとペルシャに与えられた。」
29 そこで、ベルシャザルは命令を下して、彼らはダニエルに紫色の衣を着せ、彼の首に金の鎖をかけ、彼について、王国の三人のうちの一人として治めるようにと宣べ伝えました。
30 その夜、カルデヤの王ベルシャザルは殺されました。

1 ベルシャツァル王は、千人の貴人達のために大宴会を催し、その千人の前でぶどう酒を飲んでいた。
2 ベルシャツァルは、ぶどう酒を飲みながら、父ネブカデネザルがエルサレムの宮から取って来た金、銀の器を持って来るように命じた。王とその貴人達、および王の妻とそばめ達がその器で飲むためであった。
3 そこで、エルサレムの神の宮の本堂から取って来た金の器が運ばれて来たので、王とその婦人達、および王の妻とそばめ達はその器で飲んだ。
4 彼らはぶどう酒を飲み、金、銀、青銅、鉄、木、石の神々を賛美した。
5 すると突然、人間の手の指が現れ、王の宮殿の塗り壁の、燭台の向こう側の所に物を書いた。王が物を書くその手の先を見たとき、
6 王の顔色は変わり、それにおびえて、腰の関節がゆるみ、ひざはがたがた震えた。
7 王は、大声で叫び、呪文師、カルデヤ人、星占い達を連れて来させた。王はバビロンの知者達に言いました。「この文字を読み、その解き明かしを示す者にはだれでも、紫の衣を着せ、首に金の鎖をかけ、この国の第三の権力を持たせよう。」
8 その時、王の知者達がみな入って来たが、彼らは、その文字を読むことも、王にその解き明かしを告げることもできなかった。
9 それで、ベルシャツァル王はひどくおびえて、顔色が変わり、貴人達も途方にくれた。
10 王母は、王とその貴人達のことを聞いて、宴会の広間に入って来た。王母は言いました。「王よ。永遠に生きられますように。おびえてはいけません。顔色を変えてはなりません。
11 あなたの王国には、聖なる神の霊の宿るひとりの人がいます。あなたの父上の時代、彼のうちに、光と理解力と神々の知恵のような知恵のあることがわかりました。ネブカデネザル王、あなたの父上、王は、彼を呪法師、呪文師、カルデヤ人、星占い達の長とされました。
12 王がベルテシャツァルと名づけたダニエルのうちに、すぐれた霊と、知識と、夢を解き明かし、なぞを解き、難問を解く理解力のあることがわかりましたから、今、ダニエルを召してください。そうすれば、彼がその解き明かしをいたしましょう。」
13 そこで、ダニエルは王の前に連れて来られた。王はダニエルに話しかけて言いました。「あなたは、私の父である王がユダから連れて来たユダからの捕虜のひとり、あのダニエルか。
14 あなたのうちには神の霊が宿り、また、あなたのうちに、光と理解力と、すぐれた知恵のあることがわかった、と聞いている。
15 先に、知者、呪文師達を私の前に召して、この文字を読ませ、その解き明かしを私に教えさせようとしたが、彼らはそのことばの解き明かしを示すことができなかった。
16 しかし、あなたは解き明かしができ、難問を解くことができると聞いた。今、もしあなたが、その文字を読み、その解き明かしを私に知らせることができたなら、あなたに紫の衣を着せ、首に金の鎖をかけさせ、国の第三の権力を持たせよう。」
17 そのとき、ダニエルは王の前に答えて言いました。「あなたの贈り物はあなた自身で取っておき、あなたの報酬は他の人にお与えください。しかし、私はその文字を王のために読み、その解き明かしをお知らせしましょう。
18 王さま。いと高き神は、あなたの父上ネブカデネザルに、国と偉大さと光栄と権威とをお与えになりました。
19 神が彼に賜った偉大さによって、諸民、諸国、諸国語の者達はことごとく、彼の前に震え、おののきました。彼は思いのままに人を殺し、思いのままに人を生かし、思いのままに人を高め、思いのままに人を低くしました。
20 こうして、彼の心が高ぶり、彼の霊が強くなり、高慢にふるまったので、彼はその王座から退けられ、栄光を奪われました。
21 そして、人の中から追い出され、心は獣と等しくなり、野ろばとともに住み、牛のように草を食べ、からだは天の露にぬれて、ついに、いと高き神が人間の国を支配し、みこころにかなう者をその上にお立てになることを知るようになりました。
22 その子であるベルシャツァル。あなたはこれらの事をすべて知っていながら、心を低くしませんでした。
23 それどころか、天の主に向かって高ぶり、主の宮の器をあなたの前に持って来させて、あなたも貴人達もあなたの妻もそばめ達も、それを使ってぶどう酒を飲みました。あなたは、見ることも、聞くことも、知ることもできない銀、金、青銅、鉄、木、石の神々を賛美しましたが、あなたの息と、あなたのすべての道をその手に握っておられる神をほめたたえませんでした。
24 それで、神の前から手の先が送られて、この文字が書かれたのです。
25 その書かれた文字はこうです。『メネ、メネ、テケル、ウ・パルシン。』
26 そのことばの解き明かしはこうです。『メネ』とは、神があなたの治世を数えて終わらせられたということです。
27 『テケル』とは、あなたがはかりで量られて、目方の足りないことがわかったということです。
28 『パルシン』とは、あなたの国が分割され、メディヤとペルシアとに与えられるということです。」
29 そこでベルシャツァルは命じて、ダニエルに紫の衣を着せ、金の鎖を彼の首にかけさせ、彼はこの国の第三の権力者であると布告した。
30 その夜、カルデヤ人の王ベルシャツァルは殺され、
31 メディヤ人ダリヨスが、およそ六十二歳でその国を受け継いだ。


Belshazzar the king made a great feast to a thousand of his lords, and drank wine before the thousand.
2 Belshazzar, while he tasted the wine, commanded to bring the golden and silver vessels which Nebuchadnezzar his father had taken out of the temple which was in Jerusalem; that the king and his lords, his consorts and his concubines, might drink therein.
3 Then they brought the golden vessels that were taken out of the temple of the house of God which was at Jerusalem; and the king, and his lords, his consorts and his concubines, drank in them.
4 They drank wine, and praised the gods of gold, and of silver, of brass, of iron, of wood, and of stone.
5 In the same hour came forth fingers of a man's hand, and wrote over against the candlestick upon the plaster of the wall of the king's palace; and the king saw the palm of the hand that wrote.
6 Then the king's countenance was changed in him, and his thoughts affrighted him; and the joints of his loins were loosed, and his knees smote one against another.
7 The king cried aloud to bring in the enchanters, the Chaldeans, and the astrologers. The king spoke and said to the wise men of Babylon: 'Whosoever shall read this writing, and declare unto me the interpretation thereof, shall be clothed with purple, and have a chain of gold about his neck, and shall rule as one of three in the kingdom.' 
8 Then came in all the king's wise men: but they could not read the writing, nor make known to the king the interpretation.
9 Then was king Belshazzar greatly affrighted, and his countenance was changed in him, and his lords were perplexed.
10 Now the queen by reason of the words of the king and his lords came into the banquet house; the queen spoke and said: 'O king, live for ever! let not thy thoughts affright thee, nor let thy countenance be changed;
11 there is a man in thy kingdom, in whom is the spirit of the holy gods; and in the days of thy father light and understanding and wisdom, like the wisdom of the gods, was found in him; and the king Nebuchadnezzar thy father, the king, I say, thy father, made him master of the magicians, enchanters, Chaldeans, and astrologers;
12 forasmuch as a surpassing spirit, and knowledge, and understanding, interpreting of dreams, and declaring of riddles, and loosing of knots, were found in the same Daniel, whom the king named Belteshazzar. Now let Daniel be called, and he will declare the interpretation.' 
13 Then was Daniel brought in before the king. The king spoke and said unto Daniel: 'Art thou Daniel, who is of the children of the captivity of Judah, whom the king my father brought out of Judah?
14 I have heard of thee, that the spirit of the gods is in thee, and that light and understanding and surpassing wisdom is found in thee.
15 And now the wise men, the enchanters, have been brought in before me, that they should read this writing, and make known unto me the interpretation thereof; but they could not declare the interpretation of the thing.
16 But I have heard of thee, that thou canst give interpretations, and loose knots; now if thou canst read the writing, and make known to me the interpretation thereof, thou shalt be clothed with purple, and have a chain of gold about thy neck, and shalt rule as one of three in the kingdom.' 
17 Then Daniel answered and said before the king: 'Let thy gifts be to thyself, and give thy rewards to another; nevertheless I will read the writing unto the king, and make known to him the interpretation.
18 O thou king, God Most High gave Nebuchadnezzar thy father the kingdom, and greatness, and glory, and majesty;
19 and because of the greatness that He gave him, all the peoples, nations, and languages trembled and feared before him: whom he would he slew, and whom he would he kept alive; and whom he would he raised up, and whom he would he put down.
20 But when his heart was lifted up, and his spirit was hardened that he dealt proudly, he was deposed from his kingly throne, and his glory was taken from him;
21 and he was driven from the sons of men, and his heart was made like the beasts, and his dwelling was with the wild asses; he was fed with grass like oxen, and his body was wet with the dew of heaven; until he knew that God Most High ruleth in the kingdom of men, and that He setteth up over it whomsoever He will.
22 And thou his son, O Belshazzar, hast not humbled thy heart, though thou knewest all this;
23 but hast lifted up thyself against the Lord of heaven; and they have brought the vessels of His house before thee, and thou and thy lords, thy consorts and thy concubines, have drunk wine in them; and thou hast praised the gods of silver, and gold, of brass, iron, wood, and stone, which see not, nor hear, nor know; and the God in whose hand thy breath is, and whose are all thy ways, hast thou not glorified;
24 then was the palm of the hand sent from before Him, and this writing was inscribed.
25 And this is the writing that was inscribed: MENE MENE, TEKEL UPHARSIN.
26 This is the interpretation of the thing: MENE, God hath numbered thy kingdom, and brought it to an end.
27 TEKEL, Thou art weighed in the balances, and art found wanting.
28 PERES, thy kingdom is divided, and given to the Medes and Persians.'
29 Then commanded Belshazzar, and they clothed Daniel with purple, and put a chain of gold about his neck, and made proclamation concerning him, that he should rule as one of three in the kingdom.
30 In that night Belshazzar the Chaldean king was slain