横浜黒船研究会(Yokohama KUROHUNE Research Society)

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横浜黒船研究会第33回オンライン(第210回定例会)講演会開催のお知らせ 発表者 会員 酒井逸朗氏   演題:我が国における三角関数の歴史

2024-08-25 14:59:21 | 終了した講演会

資料を下記のサイトに収めてありますので

参加できなかった方方も資料をダウンロードしてご視聴等いただければと思います。

下記をダブルクリック

関係資料

 

 

横浜黒船研究会 (オンライン講演会)

会員各位 殿 (BCCにて送信しています)

 

皆様、

 

新型コロナ禍の影響が続いておりますので、次回、令和5年5月14日も引き続き

オンライン講演会の開催を実施し行くことにいたしました。皆様のご協力とご了承をお願いいたします。

前回までと同様に、どなたでも参加は簡単ですのでカメラ付きのパソコンを準備のうえ、

5月14日(日)午後13時30分から受付開始といたしますので 

下記指定サイトをダブルクリックして参加していただきますようお願いいたします。

 

https://yokhamakurohunerschsociety.my.webex.com/meet/online 

 

初心者の方でもどなたでもご参加いただけますように、会員の清水 隆博氏のご協力にて

オンライン講演会操作マニュアルを作成していただきましたので、

マニュアルを添付参照の上ふるってご参加いただきたいと思います。

 

 

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横浜黒船研究会第33回オンライン(第210回定例会)講演会開催のお知らせ

日 時:令和5年5月14日(第二日曜日) 

14:00~16:00  (13:30 アクセス入場開始)

 

場 所:各自宅パソコン前

参加費: 無料

 

研究発表会

 

13:30  受付開始 

参加者は自宅よりカメラ付きパソコンから下記サイトにアクセスして、どなたでも参加は簡単です、時間になりましたら下記をダブルクリックしてください。

世話人が応対して誘導いたします。 

なおオンライン講演会操作マニュアルを事前に参照しておいてください

(下記をダブルクリック):

 

https://yokhamakurohunerschsociety.my.webex.com/meet/online

 

14:00~14:05  開会のごあいさつ

14:05~15:30 

発表者 横浜黒船研究会 会員 酒井逸朗氏

 

演題:我が国における三角関数の歴史

                      

 我が国に三角関数がどのように、導入にされたかについて筆者は興味を持っていた。それについて理解した内容は以下の通り。

三角関数を必要した歴史的な背景は、次の2つの事項が主なものである。その一つは暦に関する天文関係のもの、他の一つは測量、地理についてである。

 江戸時代に大きな発展を見た和算には、角度の概念が乏しいものであった。しかし、三角関数の歴史について紐解くと、ギリシャ時代には地球が丸い球体であり、その概略の大きさも分かっていた。一方、我が国ついてみるとき、徳川吉宗の時代になると、朝鮮経由、我が国に導入された暦が数百年になり、使用されてきた暦が示す月食、日食に誤差が生じていることが分かり、これを改訂しないことには、幕府の権威に傷がつくと判断されるようなった。その間の事情は2012年に公開された映画「天地明察」(原作 冲方丁)で示されている通り。幕府碁方であった安井家の長男算哲(後に渋川春海と改名)は、囲碁以上に天文学に興味を持つこととなり、天文方となる。中国からもたらされた宣教師マリオ・リッチ作の世界地図を1600年代初頭に渋川春海は拝見する機会があり、北京に対し京都は0.05日(1.2時間)分東側にあることに気付き、それに基づき日食時間を修正したことは、天地明察におけるハイライトの部分である。

我が国において、地球が丸いことを最初に知ったのは織田信長で、イエズス会士から地球儀が贈られて、それに気づいたと言われている。

最初に測量によって日本地図を制作したのは、高橋至時の指導を受けた伊能忠敬である。その高橋至時は天文学について指導を大分出身の麻田剛立から受けた。高橋至時は西洋天文学の漢訳書「ラランド暦書」を1802年に入手したことで、地球の公転が楕円軌道であることを知り、大いに発展した。一方ペリー来航によって、我が国が西洋文明に比較し、大きく遅れていることに自覚した幕府は長崎海軍伝習所を開設し、オランダ海軍の指導の下に、三角関数が含まれた航海術の授業で、洋算を理解した多くの人材を輩出した。その代表的な人材が小野友五郎であり、赤松大三郎、近藤真琴であることを知った。また同志社設立の新島襄も前述の伝習所から巣立った人材の一人である。

明治に至り、三角関数はどのように教育されたかについて調べた結果、旧制の中学で三角関数の授業が開始され、その教科書は訳本で、特に英国のトドハンターのものが主に採用された。箕作一族出身の菊地大麓がケンブリッジ大学に留学して、数学を学んできて、初めて日本人による数学に教科書が出現した。

なお。現在では三角関数は多方面で活用され、近代産業に大きな発展をもたらした。とくにナポレオン時代に活躍したフランスの数学者フーリエによって、発明されたフーリエ級数は、マクローリン展開がxのべき級数に対し、フーリエ級数はsin(nx),cos(nx)を要素とする級数を発表し、その発展として、フーリエ変換が誕生した。これら一連の内容を説明しる予定。

                                                  (以上)

 

                                     

15:30~16:00  質疑応答

 

 

以上

横浜黒船研究会

事務局長

村上 隆

横浜市港北区錦が丘7番18号

電話:045-439-6652

携帯:080-4868-8650

当会のホームペイジ:

横浜黒船研究会(Yokohama KUROHUNE Research Society) (goo.ne.jp)

当会のホームペイジの巣ごもりリポートとしても掲示しておりますので

ご参照願います。


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