続き☆間が空いてすみません~~~~。。。
カフェを出てから・・・・
ふたたびてくてく歩き。。。
※西堀隆史の作
「時の廊下」
和傘の本体が600本!
ここは、すごく好きだった!!だいぶ長居したな~~。
その後。。
最後は灯台を目指そうと決心
なんせ、暑くて暑くて水分取りまくり。マクリマクリスティ。
灯台までは港から25分くらい、歩くとのこと。強い日差しの中、ペットボトル1本買い、いざ!歩かん!!と思い立ったところで、おっちゃんに声かけられる。
おっちゃん「次、どこいくん??」
よこちん「灯台行ってきます~~」
おっちゃん「結構歩くで、がんばりよ~~」
よこちん「灯台着いたら、そこには自販機とかあります??」
おっちゃん「お~。あるよ~。おっさんが警備しとるから~」
とのこと。
この会話、後々、かなり大事なポイントになります。うん。。
そんなこんなで、暑い中、てくてく歩く・・・。
てくてく。。。
最初は舗装された道を歩いてたけど、途中、
「こっち行くと、“ジイの穴”」
って、手書きの標識。。ジイの穴も、山中のひとつの見どころで、軽い気持ちで、
「よし!行ってみよう!!」と、進路変更。
ところがどっこい、かなりの山道!!
もうね、これは、「登山」
そう、ビーサンで歩く道ではない(笑)
途中バッタも居たりして、
まあ、ひたすら山道歩くのです。ペットボトルのお茶を飲みながら・・・
で、結果、“ジイの穴”が分からないまま、「?????」と思いつつ歩き続けると、しばらくすると、「こっち行くと“タンク岩”」
って、手書きの標識。。タンク岩も、山中のひとつの見どころで。。
ん??さっきも同じことが・・。デジャビュ?結局“ジイの穴”も見れず、でも、まあしょうがないか、“タンク岩”にでも行こう!!
と、更に山道を暑い中歩き、、、、、
お茶を飲み。。。。。
しばらくすると、いきなり分岐点。。
「左行くと“灯台” 右行くと“港”」
え????????
あれ???????
“ジイの穴”どころか、“タンク岩”も見つからず、もうかれこれ1時間山中歩いているわけです。
そう、完全なる、遭難!!!!!!
で、時間見ると、港のフェリーの最終便まであと50分くらい!!
よこちん、考える。。。
①確実に港に帰る、という選択肢
②初志貫徹、灯台に行く、という選択肢
さあ、どうする??
時間を考えて、①を選択!!
確実に港に帰ろう!じゃないと、この島出る時間が差し迫っているし!!
で、右に歩き始める・・・
これが、かなりの険しい道に。。
もうね、すごい険しい道。とりあえず10分ほど歩いて、急に不安になる。。
この道合ってるかな??いままで、なんなら“ジイの穴”も“タンク岩”も見つからず、ひたすら山を歩いているよね?で、行きつかず。。
港に向かう道とは思えないくらいの険しい道。気づくと、もうぺっとボトルのお茶がない!!ものすごく、暑く、やや脱水症状気味。。
そこで、おっちゃんとの会話が思い出される。。
「灯台には自販機がある」
そうだ。
灯台に行けば、確実に飲み物はゲットできるはず。そして、灯台に行けば、あとは港に帰るまで、舗装された道が確約されている(なんせ、本当はその道を歩いて灯台に行くはずだったから・・)
なんなら、灯台に着いたらあとは港まで全力疾走したら、徒歩25分の道のりは奪取なら10分で行けるだろう!!よこちん、やってやるんだ、自販機求めて灯台に行くんだい!!
と、方向転換。
元来た道をダッシュ。
そして、分岐点まで戻り、「左」の道へずんずん進む。
もう、自販機へまっしぐら。そう、そこには水分がある!!
ひたすら歩き、山が開けてきた!
そして~~~~~~~~~
灯台発見!!!!!!!
そう、そこには、夢の自販機が!!!!!
もう、喉が渇いて汗だくなので、幻のお茶を買う(いや、現実のお茶ですけど)
そしたら、おっちゃんと若人2人がいた。
なんせ今まで半分遭難気味で山道ずっと一人で、だれにも人間に会わなかったから、人が3人も居ることが嬉しくて。安心感ったら半端ない。
なんなら、ちょっと泣きそう。。
若人二人。
灯台は、灯台以外なんもない、畑と海のみ。。。
癒されスポットでした。。
そんな中、おっちゃんと若人2人に、遭難話、自販機求めてここに来た話をしてると、おっちゃんが。
「港まで、車で乗せて行ってあげるよ!!!」
と、天使の一言。。
ああ、神様。
そこからおっちゃんが、
「車だとすぐだから、出発までちょっとゆっくりしていきな」
と。
ウリを切ってくれる。このウリが、メロンのように甘くて水分たっぷりでめちゃくちゃ美味しい!!!!!
そして、おっちゃんはおもむろに、大きい双眼鏡を取り出して、
「あっちの島をのぞいてごらん」
と。
えらいことデカイ双眼鏡をよこちんものぞく。
そして。
おっちゃんが運転する車の荷台に乗せてもらう。
若人二人とよこちんと。
舗装された道(海岸沿い)をれいなお日様みつつ、風に吹かれて港に戻る
ああ、気持ちいい。この道、本来歩くはずだった道ね・・・・。
そんなこんなで、無事港に着き、男木島発最後のフェリーに乗り、女木島に向かう。
若人ともそこでお別れ。。
そして、再びの女木島。
再びのモアイさん。
「20世紀の回想」
ふたたび。
とんかつくんも乗せてみる。
※愛知県立芸大瀬戸内アートプロジェクトチーム
ちなみに、アートの場所には、こういう番号と案内が全部あります
夕方になり、ビーチ沿いの民宿へ。。
民宿着いたら、おじいちゃんがぽつんとひとり、犬と一緒に座ってる。。
「あの~~。今日こちらでお世話になるよこちんです」というと。。おじいちゃんが、
「あ、そう~~、そしたら二階の好きな部屋どうぞ」
って。
あ、はい。自由ね。。
って、二階にいく。
ここだ~~~って、ドア開けたら。。
こんな感じ。
うん、畳のみ。
ま、かなり広いですけど、でもでも!!
エアコンのリモコンが見当たらず。。。
おや、このめっちゃ暑い中、しかも、遭難気味でめっちゃ汗かいてるよこちんは、エアコンなしでは一晩過ごせないよ??と思いつつ、とりあえず荷物を置いて、1階へ降りる。。
おばちゃんが、「ごはんのお部屋へどうぞ~~」と、別部屋にいきなり通される。
大きい机にご飯が置いてある。
ポツンと。
あ、これ、もしかしてよこちんの夕飯??
まだ、17時45分とかですよ??もう夕飯??早くない?
と、思いつつ、まあ、なすがままに夕飯食べる。
結構豪華。美味しいです。
ご飯中盤で、いきなり若い可愛いおんなの子がよこちんの向かいに座る。
ん??
この民宿の人かな??
おそるおそる話しかけてみると、
なんと、お客さん。
あら!!同志??
と、嬉しくなり、いろいろ話すると、びっくり事実。
この少女:さーちゃん(仮名)
その① 今日一日のルートがほぼ一緒
その② 明日のルートもほぼ一緒
その③ 昨年同じ時期に、「直島」に行って、瀬戸芸にはまった
その④ なんと、私と同じく、男木島の山の中で、灯台目指して遭難した!!
という、共通の出来事満載!!
特に、③と④には、運命すら感じた(笑)
共感しやすいよこちんですから
さーちゃんと意気投合!!
とりあえず、ご飯を一緒に食べ終え、あとから、一緒に夜のお散歩にいくことを約束。。
よこちんはお風呂に入ることに。
なんせ、、汗だく。なんなら潮ふいてますから。
さっぱりお風呂に入り、無事、部屋のエアコンのリモコンもゲットし、お部屋をキンキンに冷やして、着替える。。
そして、女木島ナイトの始まり~~~
さーちゃんと一緒に、目の前の海岸をひたすら歩く。
女木島の夜は、真っ暗。
どっか、食べ物屋さん探したけど、お店なんてあるわけもなく、というか、もう、真っ暗。。。人も全然いない。
人生を語りつつ、お悩み相談コーナーになりつつ、海の端っこまで歩く。
あれ、結局お店なかたね~~~なんて言いながら、民宿まで戻る・・・。
そこで、よこちんとさーちゃんの意見が一致。。。
「ビール、飲みたいよね」
そう、一日歩いて汗だくのわたくし、もう、体がビールを欲しているのです(笑)
民宿に戻り、引き戸の冷蔵庫に缶ビールが入っているのを発見し、このビールを、民宿の人に売ってもらおう!!!と決意。
そうなると、ここは、年上のお姉さんでもあるよこちんが、頑張りましょう!!と奮い立つ。。
素っ裸のおばあちゃんがいきなり登場し(ツッコミどころ満載ですが、笑)、そのおばあちゃんに、懇願。
「冷蔵庫のビール、売ってください」と。
そしたら、おばあちゃん、意外なびっくりお返事。
「生ビール、飲んでいいよ」
と、空のジョッキを2個渡してくれる。。。
そして、民宿の外にある、ビールサーバーの機械のところへ案内してくれる。
「入れ方分かる?どうそ~~~」
って。おばあちゃんは自分のお部屋へ・・・・。
あれあれ???
まさかの、生??
もう、テンションあがりまくり
きれいに生を入れて・・・・
さーちゃん、上手!!
そして。
かんぱ~~~~~~~~~~い!!!!!!!
ゴクゴク、プハー
って。
つまみもなく、ビールだけで飲み会☆
ビール好きのよこちんに匹敵するくらい、さーちゃんもよく飲む!
きゃっきゃきゃっきゃと、ジョッキ3杯飲んだ。
色々語りながら。。
そして、4杯目。。
さーちゃんとよこちん、目を合わせ、出た言葉が・・
「夜の海で飲みたい!!!!!!」
って。意見の一致。ああ、分かりあえた瞬間(笑)
勝手に、4杯目入れて、そのまま目の前の砂浜から海に入る!!片手にビールジョッキ。
いえ~~~~い
そこから、女木島灯台まで、ビール飲みつつ、海を歩く。
灯台着
可愛い鬼があっかんべ~~~ってしてます。。
真っ暗な海で、写真撮影
最高に楽しくて、こんな夜がずっと続けばいいのに~~と思いつつ、民宿へ戻る。
でも、まだ23時!!!!島の夜はゆっくりだね~~~。
翌朝早いので、就寝。
女木島ナイト、最高でした。
素敵な出会いに感謝☆