喜寿から始まる

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シェアー文化と富の集中・格差社会

2019年05月07日 | 日記

このところ急にいろんなものをシェアーするサービスが増えたようだ。
一時期はみんな自動車を持っていた。
バブルの時代には普通のサラリーマンも別荘を持ったりした。

自動車を持つことは便利だ。問題は維持費だ。
特にサラーリマンの場合には、休日しか乗らないことが多い。
勿体ないことだ。
それでも持った。

ふと思った。
私たちは富裕層のライフスタイルを目指していたのだと思う。
ミドルクラスでも富裕層と肩を並べるほどの豊かなゆとりの生活ができると。
バブルがはじけ、そうではないことが分かった。
でも、車生活には慣れた。ということで、シェアーしようとなったのだと思う。
しかし、スマホで便利になったとはいっても、やはり自宅にあった方が便利と思う。

そもそも、富裕層・超富裕層とはライフスタイルが違うんだと思う。
今、働き方改革が言われている。
しかし、超富裕者層の人々は、いつも遊んでいるように見える。
それは、仕事の仕方も自由に選べる、移動にも自家用ジェットがある、
基本的なものがすべて自由になる。自家用ヨットからでも仕事はできる。
そういうことは、ものすごく維持費がかかる。
日々の生活に追われているものにできることはない。

バブルのときは、ミドル、アッパーミドルはなんとか物まねができた。
バブルがはじけ、げたが外れた途端に、メッキが剥がれてしまった。もとに戻った。
そしてみんながミドル以下になった。そして数が増えた。

ミドル以下の数が増加したので、創出する富は増えた。
ミドルたちの創出した富は、超々富裕層、超富裕層、富裕層にまずはとられる。税金にも。
残ったものを多くなった人数で分けることになるので、貧しくなるのだ。

話は飛躍するが、ときどき蜂の世界をイメージする。女王蜂と働き蜂。
非常にシンプル。
人間の社会も同じではないかと。ほとんどは働き蜂。
働かせるためには、生きていてもらわなければ困る。少しは楽しみも必要かも。
でもそれだけ。

ということで、シェアーして生きる人とすべて自前で持ち超快適で悠々自適の生活をエンジョイ
する人の二種類。
トランプをみればわかり易い。大統領をしながら、自前のゴルフ場で大いにゴルフを楽しむ。
土日休日にはフロリダのこれまた自前のリゾートホテルで過ごす。大統領職は付属物のようなもの。
今は大統領専用機だが、勿論、自家用飛行機で移動する。
今は大統領だが、それでも一族で事業を継続している。

サッチャー元首相が議会で手ぶり身振りで演説していた姿が目に浮かぶ。
格差??
それよりも、昨日よりは今日の生活が良くなっていたらいいのではないかと。

多分そうかもしれない。
そうだとすると、格差は拡大するばかりとなる。同じ1%でも1000万円の1%(10万円)と
1兆円の1%(10億円)じゃ全く異なる。
10万円じゃなにも買えない。10億円なら普通の人にとっては全人生が手に入る。

人生とはそういうものさ・・・

 

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