陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

若葉薫る頃の家しごと

2023-05-25 | 家庭菜園・庭仕事・ガーデニング

以前、ある番組(NHK教育だったはず)をみていたら、尼さんふたりが梅酒をつくる作業を梅仕事と呼んでいました。この面白い呼び名にちなみ、私も休日の空き家作業を家しごとと呼んでいます。仕事と私事の中間で、趣味ではないが半ば義務的にやらねばならないもの、といった意味合いで。

勤め先の決算準備が無事完了し、五月の連休中に少し進めていた空き畑の除草作業を行いました。
前年は完全に除草剤に頼らず人力で刈っていましたが。今年は経費に余裕ができたので、大目に除草シートを敷き、土地に負担の少ない除草剤をすこしだけ散布する予定です。そのため、はじめて噴霧器も購入。スギナの育成は去年の収穫量が多すぎて食べきれなかったので、今年は見合わせることにしました。

除草シートの施工は、この時期、刈ったあとすぐ行わないと元通りになってしまいます。
それこそ時間との戦い。金曜午後から土曜は早朝から夜までまる一日半がかり、ほぼ独りで作業。なんとか完成。除草シートの耐用年数どおりにはいかないでしょうけども、長ければ5年は、敷いた部分だけ作業が楽になります。昨年仮置きしたシートの状態が良かったので、今年は多めに利用することに。

この除草作業、初日はかなりの小雨でしたが決行。
土地が濡れていると、ぬかるみに足をすくわれかなり汚れますが、その反面、根が抜けやすく、草刈り作業がいつもの二倍は早く進みました。しかも、途中から晴れたり、ほぼ曇りがちで陽ざしも強くない。シート設置時には快晴で、絶好のコンディションでした。天気予報をそのまま鵜呑みにしてはいけませんね。絶対に今週末でやりきるぞという意思が天に通じたのかもしれません。ありがたや。

早朝に畑にでかけますと、既に周囲の農家さんやご近所の家庭菜園愛好者が働かれていました。
私自身は時間がなくて、本格的な栽培などができる余裕がありません。でも、いずれはと思って、情報は集めいていますけども。農業にしろ、園芸にしろ、作業時期が限られるので、かなり計画的に行わないと作業がすべて無駄に帰すわけで。けっこうからだも頭も使うんですね。

本格的な夏に入る前に、いろいろな家しごとがあります。
金柑やユスラウメの木の剪定。毛虫を避けるための緑肥植物の植樹。畑に前年植えたマリーゴールドの種が飛んでいてあちこちで開花していました。さらに、生ごみを植えたあたりからは、なんとじゃがいもが発生! 思わぬ収穫がありました。鉢植えのイチゴは小粒ながら今年も実ってくれました。

今回の週末はかなりの過密スケージュールだったので、毎週土曜の二次創作小説更新はお休みさせていただきました。
ぼんやりとスキマ時間にネットサーフィンで時間を無駄遣いしてしまう。それぐらいならば、泥仕事でもやったほうがマシに思えたからです。個人事業上の契約作業がうまく行かず、先週は気分がどんよりでしたので。

不思議なもので、勤め先の責任の重い処理が片付き、からだを動かしていると、疲れはするもののストレスが減ったせいか、朝の通勤も楽になりました。大学病院での検査を控えているので、結果はどうだかわかりませんが。

人間はやはり自然の中で生きた方がより健康に生きながらえられるのかもしれません。
それとやるべきことは、先延ばしにせずに、さっさと片付けてしまうことですね。私はいつもすぐ読書とか昼寝とかネットとかに逃げてしまう癖がありますので、面倒な外の作業があるのはメンタル上のケアになっているのかもしれません。新しい長靴を買ったらうきうきしてしまいました。


(2023/05/21)

※画像はBing Image Creater 作成





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