漫トラ日記

現実生活空間&脳内妄想空間を日々マンガに浸食される主婦の怠惰な日常

どっちが萌え?バトン~その1~

2008年01月22日 19時08分57秒 | マンガ
すずさんの所で、面白そうなバトンをやっていたので
勝手に強奪してきました~
私が貰ってくるバトンって、いつも自分の趣味全開なんだけど
今回のは、その上ものすご~く長いです
興味の無い方はスルーしてくださいね~(って、言われなくてもするって!?


では
●ブレザーvs学ラン
制服自由化の時代に育ったもんで、学ランにはどうも拒否感が。。。
だから、「ブレザー」
ちなみに女の子もセーラーよりブレザーの方が好き

●爽やか系vs秀才系
「秀才系」
根本的に頭の良い人が好み
それに、爽やか系って、リアルでなら良いけど
キャラとしては面白みがないでしょ?!

●黒縁眼鏡vs銀縁眼鏡
う~~ん。。。ちょっと前なら銀縁って答えましたが
アンジェラ・アキ以来、黒縁も市民権を得たからね~
今は「黒渕」かな。。。

●照れ顔vs膨れ顔
えっ!?膨れ顔に萌える人なんて居る?
あ~、さとう珠緒みたいなのかぁ~?
当然女としては、普段クールな男の「照れた顔」に萌えますな~~

●秀才眼鏡キャラvs鬼畜眼鏡キャラ
「鬼畜眼鏡キャラ」!!
サドキャラ大好き!頭が良ければ、尚良し!

●『愛してる』vs『ずっと君の側に』
こういうのって、前後のシチュエーションの方が大事なんだけどな~
どうしてもって事なら、直球ど真ん中の「愛してる」

●受けvs攻め
完璧「攻め」です!
Mキャラには興味なし!

●年下vs年上
基本的に同じ年が一番好き
でも、この年になると年下かな
ただし、前後5歳以内の条件付でね

●硬派vs甘えん坊硬派
男キャラも女キャラも「硬派」が良い!
甘え系は生理的にダメ
ところで、「甘えん坊硬派」ってどんなキャラじゃ~?
ツンデレってこと?

●長髪vs短髪
昔からずっと長髪派だったんですが。。。
最近の流行が短髪なんで、そっちに傾きつつあります

●ツンデレvsヘタレ
「ツンデレ」
態度が違いすぎるのもどうかと思うけど。。。
へタレに萌える神経が分からん!

●ショタvsオヤジ
「オヤジ」!(美形に限るが
大体、ロリもショタも犯罪だよ~

●眼帯vs包帯
「眼帯」ですな
独眼流正宗・柳生十兵衛とかキャプテン・ハーロックとか。。。
みんなクールでカッコいいオノコばっかりじゃ~ん
あ!「クリドラ」の邪眼のバラーもいたっけ~
ちなみに、包帯キャラって?
ミイラじゃあるまいし、思いつかんのだが。。。

●バスケットvsサッカー
実際の競技では両方とも興味なし
漫画なら「スラダン」に敬意を表して「バスケ」かな~

●『メチャメチャにしてやるよ』vs『どうして欲しい?』
『メチャメチャにしてやるよ』
「どうして?」って、いちいち聞くな!つ~の!

●猫耳vs兎耳
え~!?両方ともヤダ!!
寒い~~
まぁ、「甘え系」vs「お色気系」ってことなら
「兎耳」かなぁ。。。

●不思議系vs天然系
これも、両方とも生理的にダメ!
大体、どう違うのかもわかんない~~

●足組み(座ってる時)vs腕組み(立ってる時)
「足組み」
長い足を組むのはカッコいいけど
腕組みは偉そうで、張り倒したくなる~~

●タレ目vsつり目
絶対「つり目」!
昔から三白眼のクールなハンサムに弱い~

●銀髪vs黒髪
ぎゃ~~!!一番の難問だわ~
どっちにも萌えキャラがいるもの~
でも、「黒髪」キャラには受け付けないタイプもいるけど
「銀髪」キャラはすべて美形!
だから「銀髪」にしとくわ~!

●ボケvs突っ込み
「突っ込み」!
「ボケ」のどこに萌えろと?

●主人公vs悪役
ホホホ。。。勿論「悪役」
デスラー総統、シャア様萌えの世代ですから~~

●浮気性vs一途
「一途」!!
プレーボーイが一途になるストーリー萌えです

●M攻めvsS攻め
「S攻め」!
Mを攻めても、攻め甲斐が無いじゃない

●殺伐vsのほほん
「殺伐」
実生活がのほほ~んなんで、バーチャルでシビアな波乱万丈を求めるのさ

●金髪vs茶髪
リアル「金髪」
昔は外国物大好きだったわ~
って、質問の意味が違うか。。。?

●小悪魔系vs姫系
「小悪魔系」
打たれ強そうなキャラが好き

●優しい嘘vs残酷な真実
「残酷な真実」
中途半端なオブラートは良い結果を招きません
真実を受け入れる強さにあこがれてますんで

●メイド服vsセーラー服
これも、男向けの質問だぁ~
僕に萌えるより、まだマシってことで「セーラー服」

●うなじvs鎖骨
男なら「鎖骨」
女なら「うなじ」
だから、女として萌えるのは「鎖骨」

●手先vs足先(裸足)
「手先」
すらっと長い指先と形の良い爪
くっきりした手の甲の筋
腕の筋肉が見えれば尚良し!


ふぅ~~、ぜいぜい
ほんとに長いわ
あとは、「その2で」
私も、ここで一旦休憩~









2007年に読んだマンガBEST10

2008年01月06日 16時55分27秒 | マンガ
トオルさんのサイトで、去年読んだ漫画のベスト7を選んでいたので
私も真似してやってみました
が、色々読みすぎてて、どの漫画をいつ読んだのか思い出せない~
あちこちの過去ログをひっくり返して、思いだし思い出ししながら選びました
ただ、とても5作とか7作に絞りきれなかったので
切り良くベスト10(順不同)を選出しました
どんなに面白くても、連載中のマンガはなるべく除外しました
ラストシーンを見ないと、評価は定まらないですから!
完結マンガ優先です

☆ 惣領冬実『チェーザレ』①~③
ものすごく丁寧な時代考証に脱帽!

☆ 山岸凉子『テレプシコーラ』①~⑩
これでもか!というシビアな展開に引き込まれてしまいます
連載中だけど、とりあえず第1部完
あまりに面白いので、ここに入れました

☆ 森本梢子『ごくせん』全15巻
最終巻が2007年発行なので、まとめて去年のベストに入れます
番外編が雑誌に載ったようですね
早く単行本になることを期待

☆ 荒木飛呂彦『ジョジョの奇妙な冒険』第1部~第7部
一気読みに一週間以上かかったけど、充分読み応えありました
あぁ、続きが読みたい!

☆ 森薫『エマ』①~⑨
シンデレラは少女の永遠の憧れ!
時代考証の確かさも魅力

☆ 一ノ関圭『茶箱広重』
マンガ史上最高のデッサン力!上質の映画を見ているような気分になります

☆ 宮崎駿『風の谷のナウシカ』
漫画としての表現に慣れてないところもあったけど、テーマ性と世界観がすばらしい!

☆ 岩明均『ヒストリエ』①~④
中編の『雪の峠』も良かったけど、やっぱり読み応えのある長編に期待
これも続きが気になります

☆ 藤原よしこ『キス、絶交、キス』
  『キス、絶交、キス~ボクらの場合~』全10巻

借りて読んだのに、欲しくて買い揃えてしまいました。
不器用で可愛い二人の恋にオバさんもウルウル。。。
これに乙女心を刺激されなきゃ女じゃない!
そのうち、レビューを書くつもりです

☆ 河惣益巳『火輪』文庫版全8巻
河惣さんはどれも面白かったけど、代表してこれ
ストーリー構成がしっかりしていて、余計な引っ張り方をしなかった所は○!


これで10作
この他、「頭文字D」「銀河英雄伝」が番外
ともに連載中なのと
「イニD」は感動と言う点では「バリバリ伝説」の方が上だったし
「銀雄伝」の面白さは原作の力もあると思うので、ベスト入りは見合わせました

あと、この前完結した浦澤さんの「20世紀少年」
途中まではわくわくして読んでいたのに、あのラストが。。。!???
あまりにもあっけなくて、拍子抜け
なので、ベスト入りはパスです
もう一回通しで読んだら、印象が変わるかなぁ~?


小説は
トオルさんと同じく「精霊の守人」
面白さでは「氷と炎のシリーズ」第3部の方が圧倒的だったけど
まだ完結してないので、今年はスルーです
完結したら間違いなくベスト入りだけど、はてさていつになったらラストが読めるのでしょう。。。?

アニメは金曜深夜に放送してた「ロミオ×ジュリエット」
と言うより、これくらいしか見てなかった
ドラマは年末一挙再放送していた「ROME」!
やっぱり、私は洋物コスプレが好きなんだなぁ


漫画の感想~その2~

2007年11月13日 15時14分36秒 | マンガ
たれぞ~箱の感想第2弾です

 あずみ椋『ニーベルングの指環』(上)(下)

ワーグナーの戯曲「ニーベルングの指環」の漫画化。
池田理代子さん里中満智子さんも漫画化してますが、
あずみさんのが一番原作に近いように思います(って、原作を見たこと無いけど
池田さんは絵の華やかさで魅せ、里中さんは男と女の愛憎劇でドラマにと
それぞれの魅力があったけど
あずみさんはお得意の北欧神話の世界で、雰囲気たっぷり!
特にローゲのキャラが素敵です。
三者の中で一番ファンタジーっぽく、一番私の好み



 あずみ椋『ミステリオン』全5巻

1879年、船乗りのレオンは彼に意味ありげに近づく謎の紳士と出会う
紳士の名はヴォルフラム・フォン・フォーゲル男爵
そして、漂流船でただ一人生き残っていた少女ラピス
彼女もまたレオンを知っている風だった
彼らと出会ってから、レオンの世界は確実性を失っていく。。。
自分の記憶に自信の持てなくなったレオン
己の正体を見つけるためにヴォルフラムに再び近づく
が!
そこで思い出した己の姿は400年生き続ける錬金術師のレオンティン・ローゼンクロイツ
しかも、錬金術師の秘密結社薔薇十字団から裏切り者として
永遠に追われる身だった
何故追われるのか!?
400年前に何があったのか?
謎の少女ラピスの正体は?
そして、ヴォルフラムは敵か?味方か?


闇に飲み込まれようと、決して現状に満足できない人間を
ミステリアスに描いています
こういうの描かせると、ホントあずみさんは上手い!
ただただ、ストーリーにぐいぐい引き込まれていきます
しかし、じゃ、主人公が何をしたのか!?って、思い返してみたら
大人になるのに400年も掛かった男の話なんだよね~

さて、ここに出てくるヴォルフラムくん
彼は、別の短編「聖アントワーヌの呪縛」にも出てきます
オカルトと悪魔崇拝にのめりこんで自滅していく父親を
覚めた目で見つめる若きヴォル君を描いた佳作です
「ミステリオン」のヴォル君よりこっちのヴォル君の方が
カッコ良くて素敵です
「ミステリオン」ではただの金魚のフンだよ~


  
明智抄『サンプル・キティ』(全4巻)
    『砂漠に吹く風』(全2巻)
    『死神の惑星』(全3巻)

明智抄さんトオルさんが絶賛されているのでいろいろ借りしたけど、
面白かったのはこの3作
「始末人シリーズ」のシュールなギャグは肌に合わなかったわ~

「サンプル・キティ」
小さな娘もいる、ごく普通の主婦小夜子
隣の部屋に死んだ兄と良く似た双子の兄弟が越してきた時から
小夜子の日常は普通でなくなっていく。。。
実は、彼女は強力な超能力の因子を持っていて
ある組織から子供の時から狙われていたのだった

近親交配で純血種の超能力者を作っていく話なんだけど
当事者はあっけらかんとしてます
小夜子にとっては、近親相姦?・殺人の苦悩より
晩の献立の方が大事なのだ!
いいな~、この足が地に付いた図太さ!


「砂漠に吹く風」
知識や記憶を受け継いで生きなければいけないシロッコのクローンたち
ゆえに、先人たちの苦悩までも受け継ぎ
ウィルスのように広がるクローンたちの自殺。。。
それを救うためには?
シロッコの初代クローン、マイク-スミスは
オリジナルの天才科学者シロッコの生涯を追体験することで
クローンたちに広がる絶望を癒そうとする

面白いんですが、
インナースペース物のSFは理解するのが大変!

ところで、主人公シロッコなんだけど
「サンプル・キティ」に出てきた科学者エリーにそっくり
シロッコの父親は謎のままだし、
この辺り、何が繋がりがありそうな気がします


「死神の惑星」
「砂漠に吹く風」の続編
ストーリー的に関連は無いけど、
主人公が初代クローンのヒトリ(マイク-スミス)が主人公

アンダーソン財団を出て、旅に出たヒトリ
宇宙の吹き溜まりのような惑星グラーシスに流れ着く
惑星の実力者ウォーリィに拾われ、愛人として暮らすようになる
あるとき、酒場のロイやリンと出会うが
彼らもまた、何かを抱えてグラーシスにたどり着いたのだった。。。

と、まぁこんな導入部なんだけど
ストーリーの内容はとても一言で説明出来そうも無いので
リンクを張ったから、興味のある方はここを見て~
「死神の惑星」

1回読んだだけでは、決して理解できない深~い内容でした



最後に蒲生総『ガーター騎士団』(全3巻)
        『リチャードⅡ世』①
        『トゥルーナイト』

画像が出て来なかったので、興味のある方はたれぞ~さんのサイトを見てください

「ガーター騎士団」はエドワード3世とその皇太子、黒太子エドワードの物語
「リチャードⅡ世」は、10歳で王位を継いだ黒太子エドワードの長子リチャード。その苦悩を描いた物語
「トゥルーナイト」はアーサー王とランスロットの物語
同名の映画があるから、その漫画化でしょうか?

絵は綺麗ですよ。設定も好みの時代物。
だから、面白かった!と。。。言いたい所だけど、う~~ん。。。
今一でした
まず第一に、当時の社会情勢について説明不足!
作者がイギリスが好きで、騎士とお姫様の時代が大好き!って事だけは
びんびん伝わってきましたけど。。。
読者を置いてきぼりにしちゃ~いけません
自分の思い込みだけで突っ走ってる感じです
第二に、絵が綺麗でヒーローが美しく描かれているのは結構なんだけど
線が細すぎて、とても騎士には見えない
すぐ泣くし。。。
あんな泣き虫で女々しくて騎士だなんて!!
時代背景とキャラ設定への違和感が最後まで抜けませんでした

この後、青池さんの「アルカサル」13巻を読んだんだけど
そこに出て来た黒太子
脇役だから、ちょこっとしか出てこないのに
時代背景から黒太子のキャラまで、すんなり理解できました
やっぱり、力量の差だよなぁ。。。

蒲生さん、申し訳ないけど★一つです


ほ~、やっとタレゾ~箱のレビュー終了
肩の荷が下りたわ~~

河惣益巳オンパレード

2007年11月06日 23時20分48秒 | マンガ
実は、河惣さん苦手でした。。。
あの睫毛バチバチの絵が。。。苦手だったのです
しかし、某掲示板で「サラディナーサ」がすごく面白い!って評判だったんで
試しに読んでみたら。。。これがホンットにすっごく面白かった!!
食わず嫌いで損してました~!
で、河惣さんを作家買いしているたれぞ~さん
「サラディナーサ」以外の作品を全部お借りしました
その数77冊!
普通、同じ作家さんばっかり読んでると、
似たような話ばっかりで飽きるもんだけど
これが、どの作品も飽きが来ないの!
河惣さんはすばらしいストーリーテラーです!


まず、一番面白かったのはこれ!
 『火輪』全8巻(白泉社文庫)
中国ファンタジーです

作品紹介はトオルさんのサイトに詳しいので
そこからコピペさせてもらいました(無断拝借ごめんなさい~~

古(いにしえ)の東アジア大陸、華王朝の時代、
昇竜山から伝説の神剣「竜王剣」が盗まれた。
「竜王剣」を取り戻す為「昇竜山の小竜(シャオロン)」こと琅 亮(ラン リーアン)が
下界に降りて始まる、天・仙・人界を舞台に、
美男、美女達が一杯登場し壮大なスケールで描かれる、
恋、復讐、情愛、戦争のファンタジー物語。
主人公の少年、リーアンに絡む大勢の登場人物とストーリーが
見事に収束して行くハッピーエンド物語でふ。


中国神話のスター総出演です
天帝は勿論、竜王他の四神たち(青竜、玄武、朱雀、白虎)、西王母、
そして、顕聖二郎神君!
「西遊記」や「封神演義」にも出てくる、中国神話の大スターです
勿論、「火輪」でも良い男に描かれております
主人公を差し置いて(だって、ガキなんだもん)、
夜のお気に入りキャラ№1の座をgetいたしました!
河惣さんの描く大人の男はとっても魅力的!


 『風の城砦(カスバ)』(上・下)(白泉社文庫)
時代は1900年頃、フランスのパトウ伯爵家の一人娘ソレイユは
昔失踪した叔母を捜しにアルジェへやってくる
そこで、叔母の遺児たちと出奔した叔父と出会う。
長年行方不明だった割には、簡単偶然に出会っちゃって、
かなりご都合主義てんこ盛りですが。。。
このアルジェを舞台にした部分が作中の中で一番面白かった!
ソレイユが血縁を探す目的は、伯爵家を彼女の代わりに継いでもらう為
青い瞳を持つパトウ家の女性は若くして無残な死を迎える、
と伝えられる「ラ・コンテス・ブリュー(青い女伯爵)」の瞳の持ち主だったのだ!
ソレイユは叔父と二人の従兄弟たちと共に、「ラ・コンテス・ブリュー」の呪いと対決する!

文庫で2巻という短さながら、アドベンチャーあり、サスペンスあり、
ミステリーあり、オカルトありの盛り沢山
いきなりアラビアのロレンスの世界から始まって、冒険時代劇かと思ったら
舞台は一転フランスの貴族社会へ
呪いが20世紀の近代的精神で、合理的に解明されるかと思えば
今度はオカルトへと、
雰囲気がめまぐるしく変わり、とても欲張りな内容
そして、衝撃的なラスト!
が!番外編で少女漫画ファンは胸をなでおろしたことでしょう
私的には少々唐突な気もするけど、あのラストも捨てがたいと思ったけどね~

ちなみに、カスバ(城砦)とはアラビア語のgasbahから来たフランス語で
アラブ諸国の要塞化された町のこと
ただ、単に“カスバ”と言った場合、アルジェリアの首都アルジェの旧市街のことを指します
カスバって言うと、
映画の「望郷」とか「アルジェの戦い」、「カサブランカ」なんかを連想して
とてもハードボイルドなイメージなんだけど
それを少女漫画のモチーフに持ってきて、きっちり纏められる作家さんて
河惣さんくらいでしょうね!



『ツーリング・エクスプレス』全28巻、番外編①~⑤
食わず嫌いになった原因の作品がこれ!
睫毛バサバサの絵もさることながら。。。だって、だって、男同士なんだもの~~
BL系は苦手~
が、自分が年食って丸くなったのか
作品の力か(こっちが大きい)
読んでいるうち気にならなくなって来ます
「え~~!?面白じゃ~ん!これ」てな感じで、一気読みでした

インターポールの新米刑事シャルルは女と見まごうばかりの美青年
ある事件を追っての帰り、列車の中で銀髪碧眼の青年と出会う
彼の名はディーンリーガル。
特A級のスナイパーとしてインターポールのブラックリストに載る人物だった
刑事と殺し屋、決して相容れない立場にありながら
数々の事件の中で出会ううちに互いに惹かれあう二人だった。。。

BL苦手の夜ですが、内容がBL主体じゃないからオーケーでした
大体シャルルが男に見えないし!
後半は赤面するほどラブラブの二人だけど、
その辺まで読み進むと、男同士でも自然に感じるようになるから不思議~~

河惣さんの目指す所はハードボイルドサスペンスだと思うんだけど
シャルルがあまりにも“スウィート”!
少女漫画だから、って言ってしまえばそれまでなんだけど
あんな甘ちゃんでインターポールの刑事ってことは無いだろう!?と、
突っ込みの一つも入れたくなります
特にディーンが「ゴルゴ13」張りのスナイパーと言う設定だけにね!
後半のディーンはシャルルの甘さに引っ張られて、
タダの突っ張ったオッサンのようになってしまいました。。。
あれでは、いつか返り討ちに合いそう~
読者としては、いっそ殺し屋家業を引退して、
ゾフィー・クリスティーネの用心棒でもやった方が良いかもしれないと、
余計な心配をしてしまいます

ところで、かのディーンですが
ロバート・レッドフォードにそっくりと思うのは私だけ?



『ジェニー・シリーズ』①~⑪
「ツーリング・エクスプレス」と世界設定が同じ
「ツーリング」の中に出てきたジェニーと言う外人部隊の女戦士を主人公にした物語

“炎の月”と呼ばれる女傭兵がいた
部下を守ろうとする、その気迫が青白い炎のようなオーラとなって彼女の周りに輝くのだ
その輝きを見た兵士は彼女に心酔し、とことん彼女に付いていくようになるのだった。。。
彼女はアメリカの名門軍閥の3女として生まれ
ピアニストを目指していたが、恋人と別れさせられ米軍へ入隊
ベトナム戦争ですばらしい指揮官としての能力を発揮する。
が、その後恋人と再会、結婚。そして夫との死別、出産。
障害のある子供たちのために、金を稼ぐ目的で再び銃を取り傭兵として働くのだった
そして、彼女に心酔した男たちも。。。
その後、異父姉が嫁いでいたイングランドの貴族、アルドバラ公爵家がテロで後継者を失ったことで
公爵から後継者として指名される
自分の後継者を欲しがる父親から逃れるために女公爵となるジェニー
しかし、世間はジェニーが子供たちと静かに暮らすことを許してはくれなかった。。。

銃からドレスへ、そしてまた銃へ。。。まさに華麗なる変身です
ジェニーを巡る人々も、またまた華麗
アメリカの軍人がイギリスの公爵になれるのか?って言う突っ込みは置いといて
イギリスの公爵ですから、当然エリザベス女王も出てきます
その内、大統領まで出てくるのでは!?と思いますね~

軍人として世界の紛争国へ派遣されるジェニーですが
国際情勢よりもっと複雑なジェニーの家族関係がまたまた面白い!
特に父ちゃんとの関係が。。。
この点がどうなるか!?って、とこで“続き”!
最新刊が出たのが丁度一年前
さてさて、続きはいつ読めるのでしょうか?


『花巡礼』全3巻
アリエノール・ダキテーヌの生涯を軸に
彼女の家臣の娘であるリドウィナとフランス王家の血を引くアラール(二人とも架空の人物)の恋とその子孫の物語

第一部は、リドウィナとアラールは無事結婚出来るが
アリエノールの離婚で駆け落ちする所まで
第2部は、エルサレムの辺境に落ち着いた二人だが
戦でアラールは生死不明となり、リドウィナは娘のミレジーヌを連れて
アリエノールの元へ戻る。
そして、ミレジーヌとアリエノールの息子リチャード(獅子心王)は恋仲に。。。
二人の間にはブランシュという娘が生まれる
第3部は、生きて戻ったアラールと彼の養子のカイル
生まれ故郷の香りのするカイルに惹かれるブランシュ
自由闊達なブランシュに惹かれるカイル
しかし、思わぬ事態が二人を引き裂くことに。。。

ネタバレなんだけど
ブランシュ姫が殺されてから、どど~~っとラストへ。。。
う~~ん、物足りない!
もっと話が膨らみそうな感じだったので
もしかしたら打ち切りでしょうかね?


『玄椿』①~⑧
祇園の芸伎で舞の天才「胡蝶」と彼女を巡る人々の物語

胡蝶に一目惚れした若手歌舞伎俳優の若宮虹之助
思いを遂げた!と思ったら、彼女の愛人は彼一人ではなかった!
彼女は自分の舞の才能を受け継ぐ子供が欲しかったのだったのでした
彼女が愛するのは幼馴染で置屋の主人恵慈だけだった。。。

いろいろあって、恵慈と胡蝶は結婚するのだけど
子作り計画は頓挫したまんま。。。
どうなっていくのでしょうか?
虹之助君もまだ胡蝶を諦めていないみたいだし。。。

ともかく両手に花ならぬ両手の指それぞれに花!って感じにモッテモテ芸伎の胡蝶
女の夢ですわ~~


さてさて、や~っと、タレゾ~箱を半分アップ!!
長い話ばかりで短く纏めるのに苦労しました~~

しげの秀一『頭文字(イニシャル)D』1~35巻

2007年10月18日 23時54分27秒 | マンガ
 しげの秀一『頭文字D』(講談社)1~35巻

同じしげのさんのバンク物『バリバリ伝説』にはまって以来、
ずっと気になっていた作品なんですが
幸いにもそのさんから、お借りして読むことが出来ました
そのさん、ありがとう~!

「頭文字D」は一言で言ってしまえば、走り屋の話です
タイトルのはドリフト走行のDのこと。。。多分ね
(どこにもはっきりとそう書いてないんで、多分です)
ドリフト走行とは急カーブを切ると車体が流れるあの現象を利用した走り方のこと
。。。これも多分
漫画読んでもwikiで調べてみても、ちゃんと説明出来ないんで
リンク張ったから、知りたい人は読んで~

私は誰もいない年末の交差点で、リアタイヤが流れるようなスピードで
カーブを切ったことがあるけど、平地でも怖いです~
まして、峠道でそんなことをする人間の気が知れないけど
この漫画を読むと、あなたも峠を走りたくなるかもしれません!
それくらい熱くなれることは間違いないです!

さて、ストーリーを紹介すると
主人公藤原拓海は群馬県S市の高校3年生。
免許取立てのはずなんだけど。。。
実家の豆腐屋の手伝いで、子供のころから秋名山の山道を運転させられ
今ではプロ並みのテクの持ち主。
実は拓海の親父が曲者で、昔はかなりの走り屋!
息子の拓海に英才教育を施していたのです
そんな拓海を周囲がほっとくはずも無く、地元の走り屋グループの助っ人として
あちこちの走り屋グループと対戦することに。。。
その対決の数々が面白いのですよ!

ただ、迷惑危険走行全開の峠の走りに警察が一回も出張らないとか
事故って死ぬどころか、大怪我する登場人物も無く
主人公の拓海に至っては、中坊のころからの無免許運転。。。
現実的に見ると、そういう突っ込み所がいっぱいあるんだけど
その辺は完全に無視!
単純に走りだけを楽しむエンターテイメント作品なのです~
その分、「バリ伝」の秀吉が事故って死んだシーンみたいな
ウルウルシーンはないので
感動がちょっと物足りないかな~



ちなみに拓海の住むS市とは渋川市、秋名山とは榛名山がモデル
今年の春に榛名山さんへ行ったら、カーブに黒いタイヤ跡がいっぱいついてました
中にはカーブのはずれで途切れているものも。。。
ぞぞぞぞぞ~~~!
この漫画読んでると、走りたくなるからね~~
車好きはご自重を!!

タイミング悪く、息子が免許を取っている真っ最中に借りちゃったもんだから
この漫画にはまった息子を見て心配したんだけど
奴はまだペーパーを受けに行ってないので、車の運転が出来ない!
クールダウンするには丁度良かったけど
免許合宿から帰ってから、もう2ヶ月。。。
ペーパーに合格する前に、実技の感を忘れるんじゃないか~!?
男のペーパードライバーなんかシャレにならん~!と、別の心配をしている所です
(誰に似たのか、無精モノ~~


話を元に戻します
車漫画なんで、当然いろんな車種や車用語がいっぱい出てくるんだけど
どれもさっぱり???????
ぜ~んぶ、すっ飛ばして読んでました
何しろ基本的用語の“FR”でさえ何じゃ~?!状態なのよ
だから、この記事書くためにお勉強しましたよ~
“FR”とはエンジンがF(フロント)、前にあって
その力がR(リア)、後ろに繋がっている車のこと
後輪駆動って奴です
乗用車のエンジンは大抵前に付いてるけど、駆動系も前輪に繋がっているのが普通
大きいエンジンが積めて加速が良い後輪駆動はスポーツカーに使われます

そして、一番の問題が車の車種!
どれがどれだか???
どこが違うんだか???
さっぱり~~~!
それでも、拓海の愛車“ハチロク”くらいは把握しないといけないと思い
調べましたよ~~
“ハチロク”とは1983~1987年にトヨタから発売されたAE86と言うスポーツカーの愛称です
画像と詳しい説明はこちら
トヨタ・スプリンタートレノ
排気量1600cc
カローラやスプリンターのスポーツタイプなんですよ!
(素直にスプリンターと書いてあれば、イメージがわくのに。。。
この車でスカイラインやシルビアに勝つって~っ!!?
今更ながらうそ臭い設定だけど、そこが面白いんだね~~

この漫画で、唯一気に入らないのは女の子のキャラ!
第一部に出てくる、“なつき”のキャラがすご~く嫌!
親友の父親と援交しながら拓海と。。。なんて虫が良すぎる~~!
少女漫画じゃ、ありえないヒロインだわ~~
男(作者?)の好みかしら~?
第一部のラストで別れてくれたのが救いです~~



マンガの感想あれこれ

2007年10月09日 23時15分28秒 | マンガ
くまさんからお借りたマンガをお返しする前に、
備忘録的に感想などをあれこれと書きたいと思います

 宮崎駿『風の谷のナウシカ』全7巻
いわずと知れた名作アニメ「風の谷のナウシカ」のマンガ版
アニメはこのマンガ版の1、2巻部分しか描かれていません
世界設定の深さ、ストーリーの複雑さ、デッサン力の確かさはさすがですが
宮崎さんはやっぱりアニメの方が向いてますね
コマ運びやキャラの心情表現はもうちょっと。。。って感じなんです
そして、ペジテのアスベル王子
アニメ版で少々影が薄かったものの、それでもナウシカの相手役?と思っていたら
マンガ版ではもっと影が薄かった。。。
ナウシカは結局恋に生きる女ではなかったようだ~アハハハ
トルメキアのクシャナ姫、アニメでもカッコ良かったけど
マンガ版ではもっと素敵!!
ますます惚れ直した
一番のお気に入りキャラです~~



岩明均オンパレード
  

『骨の音』
初期短編集なんで、お話し作りはまだまだ未熟。
それほど特筆すべきことはないですが
表題作の「骨の音」は「寄生獣」の通ずるグロさがあります

『雪の峠・剣の舞』
「雪の峠」
 関ヶ原の戦いで西軍に味方し、常陸(茨城県)54万石から
秋田の久保田20万石へ減封された佐竹氏。
家中に不満の渦巻く中、新しい居城を築く地を巡って
平和を見越し経済運営を基にした築城プランを推す近習渋江内膳と
戦乱の世の感性から抜けきれず、軍事戦略優先の山城を押す老臣たちとの確執を描いた佳作です。

実際に、この渋江内膳と彼を重用する佐竹義宣の暗殺計画があったとして
譜代の家老たちが処刑されると言う事件が起こってます。
お話の中ではそろばんだけが得意な腰抜け侍のように描かれている内膳ですが
大阪の冬の陣で主君を守りながら戦死してしまいました。
武ばった所もあったお方のようです。
ところで、ちょっとトリビア
64ページで徹夜明けの内膳に声をかける同僚の主馬と半右衛門と言う侍が
一コマだけ出てきます。
彼らはおそらく梅津憲忠、政景兄弟のことと思われます。
内膳と共に、秋田藩の経営に力をつくした人物です。
弟の梅津政景が書いた日記が残っており、貴重な史料となっています。

ちなみに、タイトルの“雪の峠”とは、
上杉謙信が武田軍に攻められている城を救援に向かったものの
雪の三国峠に苦労している間に落城してしまったという逸話からきてます。
この作品の中では戦国の世の象徴のような存在として描かれています。
短いけど非常に中身が濃くて、歴史好きにはたまらなく面白い作品です!


「剣の舞」
戦のどさくさに侍たちにレイプされ家族を皆殺しにされた“はるな”
彼女は復讐を誓い、天下一と名高い上泉伊勢守の高弟疋田文五郎に無理やり弟子入りします。
嫌がっていた文五郎ですが、師匠の伊勢守考案の撓(しない)で稽古をつけることに。。。
木刀と違い軽くて思い切り良く打ち込むことの出来る撓のおかげで、
徐々に上達していった“はるな”
そんな中、武田軍との戦が近づき、文五郎は彼女を逃がそうとするものの
その戦の中で仇の侍の顔を見つけた彼女は。。。!

疋田文五郎も上泉伊勢守も実在の人物です
疋田文五郎は柳生宗厳(柳生宗矩の父)に3度勝ったと言う。
師匠の伊勢守は13代将軍足利義輝に兵法を教えた人物。
義輝は将軍にしておくのが勿体無いほど、剣術が強かったらしい。

ラストがちょっと物悲しい作品です。


『ヘウレーカ』
紀元前3世紀後半、カルタゴ軍のハンニバル将軍とローマが地中海世界の覇権をかけて戦った第二次ポエニ戦争真っ只中のシチリアが舞台
シチリア島の都市シラクサはカルタゴに付く事に決め、市内のローマ人はどこかへ連行されてしまう。
ローマ人狩りを逃れたローマ人娘のクラウディアとスパルタ人のダミッポスは
共に高名な学者アルキメデス邸にかくまわれる。
同盟を破られたローマ軍に囲まれるシラクサ市。。。
ダミッポスはクラウディアを助けるために、
アルキメデスの発明品を使ってシラクサの篭城戦に協力することとなるが。。。

ダミッポスはプルタルコスの「マルケルス伝」に名前がちょこっと出てくる実在の人物。
アルキメデスは言わずと知れた“アルキメデスの原理”を発見した
あの有名な学者。
タイトルの“ヘウレーカ”はアルキメデスが純金の王冠の真贋鑑定の方法を
風呂から溢れるお湯でひらめいた時に、発した言葉から来てます。
“ヘウレーカ”(英悟で言うと“ユリイカ”)とは“分かったぞ!”って言う意味だそうです。
掲示板で教えてもらいました

これも虚実入り混じり、歴史好きには堪んない物語です!
このマンガに刺激されて、BOで「ヒストリエ」①~④を見つけた時思わず購入。
おかげで、また続きが気になるものが増えてしまったわ~。。。!



このほかに柴田昌弘の『紅い牙』(あかいきば)シリーズもお借りしたけど
評価としてはまぁまぁかな~~
ことに最初のマーガレットコミック4冊は、
マーガレットの編集方針もあったと思うけど
センチメンタル過剰で、読んでてこそばゆい
「はなゆめ」に移ってからの「赤い牙・ブルーソネット」編(全19巻)が本領発揮と言う所でしょう
こっちは結構面白かったです。
しかし、超古代人の呪いとか、今読むと設定が何とも古臭いと感じるのは否めません~~!

「マンガいろはカルタ」募集中!!

2007年09月07日 10時47分24秒 | マンガ
当分の間、この記事を一番上に置きます

先日、トオルさんの掲示板漫画いろはカルタを作ったら面白いかも?って書いたら。。。
いろいろ書き込みがあったので、それをここに持ってきました
そして、まだまだカルタは完成してませんので募集中です!
面白い句を思いついたら、是非是非!コメを入れてね~~!
無期限でお待ちしてます~~
(お正月までに全部出来ると良いな~)
尚、字数制限に引っかかったので、元の句は別記事に移します
良ければ参照に使ってください~

 犬も歩けばポーにあたる (byつるさん)(「犬も歩けば棒にあたる」)
           (これを通り過ぎていないマンガ少女はいないと思う!)
   急がばBOへ (byアガサさん)(「急がば回れ」)
           (欲しいマンガは先にBOで確認!)

 ロンよりハーマイオニー (byつるさん)(「論より証拠」)
           (マンガじゃないけど、グーです!)
   ロリよりショタコン (byつるさん) ←爆!
   論より消費 (byつるさん)
           (売れれば何でもありの出版界)
   論には消費 (byくまさん)
           (批評するにも知らないとね!)

 花より男子 (「花より団子」)←まんまです!
   花よりマンガ (byつるさん)
            (同感!)
   (本)箱よりダンナ (byつるさん)

 二度買うことは三度買う (byトミーさん)(「二度あることは三度ある」)
            (二度買い防止にはマンガリストを!)
   逃がしたマンガは大きい (byアガサさん)(「逃がした魚は大きい」)
     
 掘り出し物にセドリ群がる (byトミーさん)
  
 へそくりで漫画本を増やす (byAhさん)(「へそでお茶を沸かす」) 

 年寄りの腐水 (byトミーさん)(「年寄りの冷や水」)
          (年甲斐もなくはまる人多数)
   (手の)届かぬ漫画の数算用 (by母宮さん)(「獲らぬ狸の皮算用」)
   所変っても漫画読みは変らず (by夜)(「所代われば品変わる」)
   トピに惹かれてBO参り (byたれぞ~さん)(「牛に引かれて善光寺参り」)
   遠くの本屋より近くの古本屋 (byぶ~ば~ちゃん)(「遠くの親戚より近くの他人」)

 ちりも積もって6000冊! (byトミーさん)(「ちりも積もれば山となる」)
           (夜の蔵書数です
   
 リボンは結ぶより「読む物」 (満天さん)
   両手に漫画 (by母宮さん)(「両手に花」) 

 塗り絵まで漫画 (by満天さん)(「濡れ手で粟」)
          (・・・勿体無くて濡れない)
  
 類は腐を呼ぶ (byトミーさん)(「類は友を呼ぶ」)
         (腐女子養成箱なるものが全国を飛び回っているようです
   瑠璃姫もハリポタも読めばはまる (by夜)(「瑠璃もはりも磨けば光る」)
          (瑠璃姫:「なんて素敵にジャパネスク」)
   
 恩を古書で返す (byトミーさん)(「恩を仇で返す」)
       (私、古い本しかお貸しできません)(すごく貴重な本ばっかりです)     
 笑う門には福造来たる (byくまさん)(「笑う角には福来る」)
         (福造:「笑ゥせぇるすまん」喪黒福造)
   
 かなりの言語を漫画で学ぶ (by満天さん)
   金持ち大人買い (by母宮さん)(「金持ち喧嘩せず」) 

 嫁入り道具にトラック一杯の漫画 (by満天さん)
 
 立ち読みでの恥はかき捨て (by母宮さん)(「旅の恥はかき捨て」)

 レレレのおじさん五つ子五組の子沢山 (by満天さん)(←ホント?)

 壮年期。加齢臭より漫画臭 (by満天さん)

 つるさんの一言 (by夜)(「鶴の一声」)
           (傾聴に値しますよ!)
   爪に火をともしてマンガ買う (byアガサさん)(「爪に火をともす」)
   
 猫にまんが本 (byトミーさん)(「猫に小判」)
           (マンガに興味の無い人はいっぱいいます。。。うちのダンナも
   猫耳をかぶる (byパールさん)(「猫をかぶる」)
          (最小コスプレ)
   
 ない漫画は貸せぬ (byたれぞ~さん)(「無い袖は触れぬ」)
          (あちこち出払ってますからね~) 

 「ラフ」あれば9(「ナイン」)あり (by夜)(「楽あれば苦あり」)
           (どちらもあだち充) 

 無理をすれば床が抜けるかも? (by母宮さん)(「無理を言えば道理が引っ込む」)
   無芸大読み (byトミーさん)(「無芸大食」)  

 売りに行き買い過ぎる (byぶ~ば~ちゃん)(「売り言葉に買い言葉」)
   楳図から出たまことちゃん (byパールさん)(「嘘から出たまこと」) 

 芋の煮えたも知らずまんが読み (byトミーさん)(「芋の煮えたもご存じなく」)
         (お鍋を焦がしたました。。。
   
 のどもと過ぎれば本棚忘るる (byトミーさん)(「のど元過ぎれば熱さ忘るる」)
         (欲しくなると本棚のサイズなんか頭から吹っ飛びます

 同じ穴のセドリ (byトミーさん)(「同じ穴のむじな」)
   鬼の居ぬ間に漫画三昧 (byぶ~ば~ちゃん)(「鬼の居ぬ間の洗濯」)
   オタク100まで漫画を忘れず (byたれぞ~さん)(「雀百まで踊り忘れず」)
        
 腐っても乙女 (byブックさん)(「腐っても鯛」)
   
 安物買いの場所失い (byPumPさん)(「安物買いの銭失い」)
         (BOの¥105コーナーは特に危険です!
   病は<風木>から (byくまさん)(「病は気から」)
          (腐女子のバイブルです!
   
 待てばBOの値引きあり (byたれぞ~さん)(「待てば海路の日和あり」)
   蒔かぬ投票は出ない (by夜)(「蒔かぬ種は生えぬ」)
          (読みたい絶版は復刻.comへ!)
   漫画読みの耳に念仏 (by母宮さん)(「馬の耳に念仏」)
   漫画は小説ほどにものを言う (byのあさん)(「目は口ほどにものを言う」)
   マンガ本からへそくり (byのあさん)(「ひょうたんから駒」)
   
 経験は漫画一番、実践二番 (by満天さん)(「カステラ一番、電話は二番。。。♪」)
          (三時のおやつは○○堂~~♪) 

 腐の道は腐女子 (byトミーさん)(「蛇の道は蛇」)

 コミケは思案の外 (by夜)(「恋は思案の他」)
          (だんだん凄くなるね~) 

 「エマ」に手をあげる (byビバちゃん)(「得手に帆を上げる」) 
          (ぶ~ば~ちゃんのことです)

 亭主の好きな『紅の豚』 (byトミーさん)(「亭主の好きな赤烏帽子」)
         (ご主人お気に入りだそうです)

 朝来ても漫画読みし (by満天さん)(「あさきゆめみし」)
   案ずるより読むが易し (by母宮さん) (「案ずるより生むが易し」)

 財布の中に漫画枠あり (by満天さん)

 聞くは一時の恥 読まぬは一生の悔 (byたれぞ~さん)(「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」) 

 夢で漫画の主人公と出会う (by満天さん)(「夢で合いましょう」?)

 目が確実に悪くなる (by満天さん)(「目が口ほどに物を言う」) 

 未完では寂し (byパールさん)(「身から出た錆」) 

 書庫へ即効 (byAhさん)(「釈迦に説法」)
         (書庫があればね~。。。) 

 縁の下のマンガ入れ (byパールさん)(「縁の下の力持ち」)
          (床下収納欲しい~!) 

 ヒョウタンツギからこまわり (byパールさん)(「ひょうたんから駒」)
         (手塚さんとがきデカ)
   開いて極楽見て天国 (byぶ~ば~ちゃん)(「聞いて極楽見て地獄」) 

 もう辞めよう!何度決意したことか・・・ (by満天さん)
   門(PC)前のロム専見知らぬ漫画知る (by母宮さん)(「門前の小僧習わぬ経を読む」)
           (そして、買いに走る)

 世界は漫画で行った気になる (by満天さん)

 捨ててある漫画。見つけると必ず見る (by満天さん)(「捨てる神あれば拾う神あり」)
   好きこそ萌えのはじめなり (by夜)(好きこそ物の上手なれ)

 京(都ミュージアム)の夢オフ会の夢 (by母宮&夜)(「京の夢大阪の夢」)
         (「漫画読みの夢オフ会の夢」を手直しさせてもらいました~

参考資料:いろは歌留多

2007年08月30日 21時14分36秒 | マンガ
「マンガいろはカルタ」募集中!!の記事の参考資料として設けました

普通のいろはカルタの諺では全部思いつかないと思うので
それにこだわらず書き出しました
他にもあります。
それにはここを参照→ことわざ一覧
またはみんなのことわざ辞典

 犬も歩けば棒にあたる
   医者の不養生
   一寸の虫にも五分の魂
   急がば回れ 
   言わぬが花

 論より証拠
   論語読みの論語知らず

 花より団子
   早起きは三文の得
   掃き溜めに鶴
   
 二度あることは三度ある 
   憎まれっ子世にはばかる
   二兎を追う者は一兎を得ず
   逃がした魚は大きい
     
 骨折り損のくたびれ儲け 
   仏の顔も三度
   惚れたが因果
   仏作って魂炒れず
  
 屁をひって尻つぼめる
   下手は上手のもと
   へそでお茶を沸かす
   下手な考え休むに似たり
   
 年寄りの冷や水
   捕らぬ狸の皮算用 
   時は金なり
   毒を食らわば皿まで
   所変われば品変わる
         
 ちり積もって山となる
   提灯に釣鐘
   竹馬の友
   
 律義者の子沢山
   良薬は口に苦し
   李下の冠
   両手に花

 盗人の昼寝
   盗人を見て縄をなう
   糠に釘
   濡れ手で粟

 類は友を呼ぶ
   るりもはりも照らせば光る 
   
 恩を仇で返す
   老いては子に従う
        
 笑う角には福来る 
   割れ鍋にとじ蓋
   わが身をつねって人に痛さを知れ
   災い転じて福となす
   
 かったいのかさ恨み
   枯れ木も山の賑わい
   蛙のつらに水
   風が吹けば桶屋が儲かる
   河童の川流れ
   金持ち喧嘩せず

 よしのずいから天井のぞく
   夜目遠目笠の内
   宵越しの金は持たぬ

 旅は道連れ
   立つとり後を濁さず
   立て板に水
   旅の恥はかき捨て
   蓼食う虫も好き好き

 礼も過ぎれば無礼になる
   れう薬(良薬)口に苦し

 総領の甚六
   袖刷り合うも他生の縁

 鶴の一声 
   月夜に釜を抜く
   爪に火をともす   

 猫に小判
   念には念をつがへ
   寝耳に水
   猫をかぶる
   猫も杓子も
   
 鳴く面を蜂がさす
   七転び八起き
   習わぬ経は読めぬ
   無い袖は触れぬ
   名は体を現す

 楽あれば苦あり
   来年のことを言えば鬼が笑う

 無理を言えば道理が引っ込む
   昔取った杵柄
   無芸大食

 嘘から出たまこと
   馬の耳に念仏
   氏より育ち
   烏合の衆
   うどの大木
   魚心あれば水心
   
 芋の煮えたもご存知なく 
   炒り豆に花が咲く
   いわしの頭も信心から
 
 のどもと過ぎれば熱さ忘るる
   残り物には福がある
   能ある鷹は爪を隠す

 同じ穴のむじな  
   鬼に金棒
   鬼も十八
   女心と秋の空
   親の心子知らず

 腐っても鯛
   臭いものに蓋
   口は災いのもと
  
 安物買いの銭失い 
   病は気から 
   矢も盾もたまらず
   闇夜の鉄砲
   焼け石の水
   
 蒔かぬ種は生えぬ 
   負けるが勝ち
   待てば海路の日和あり
   馬子にも衣装
   
 芸は身を助ける
   けがの功名
   
 武士に二言は無い
   武士は食わねど高楊枝
   風前の灯
   覆水盆に返らず

 子は三界の首枷
   後悔先に立たず
   弘法も筆の誤り
   紺屋の白袴
   恋は思案の他

 江戸の仇を長崎で討つ
   得手に帆をあげる
   江戸っ子は五月の鯉の吹流し
   海老で鯛を釣る

 出る杭は打たれる
   亭主の好きな赤烏帽子

 頭かくして尻かくさず
   雨降って地固まる
   阿呆につける薬は無い
   秋茄子は嫁に食わすな
   案ずるより生むが易し

 猿も木から落ちる
   三人寄れば文殊の知恵
   さわらぬ神にたたりなし
   塞翁が馬

 聞いて極楽見て地獄
   窮鼠猫を噛む
   聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥

 油断大敵
   幽霊の浜風

 目の上のこぶ
   目は口ほどにものを言う
   名物に美味いものなし

 身から出た錆
   三日坊主
   ミイラ取りがミイラになる

 知らぬが仏
   親しき仲にも礼儀あり
   蛇の道は蛇
   釈迦に説法

 縁は異なもの
   縁の下の力持ち

 貧乏暇なし
   人の振り見て我が振り直せ
   ひょうたんから駒
   火の無い所に煙は立たず

 門前の小僧習わぬ経を読む
   桃栗三年柿八年
   餅は餅屋

 背に腹はかえられぬ

 好きこそ物の上手なれ
   すっぽんとお月様
   すずめ百まで踊り忘れず
   すずめの涙

 京の夢大阪の夢
   京に田舎あり

ぶ~ば~ちゃんからの返却箱

2007年08月28日 18時30分38秒 | マンガ
ぶ~ば~ちゃんにお貸しした『エマ』が返って来ました

「エマ」をお貸しする前に、
ぶ~ば~ちゃんから、「ハーレクイン、いらない?」と聞かれていたので
くれる物は何でも遠慮しない夜のこと!
勿論、「頂戴~~!」と、お答えいたしましたとも!
返却箱のついでに入れてもらいました

 
そしたら、何と9冊も!
ヒストリカル・シリーズ好きなんだよね~~!
しかも、みんな剣と騎士の物語だわ~~
!!
もう、中世ヨーロッパにトリップよ~~


そして、そして、箱の隅にチラッと見えた黄色と黒の縞模様!
何と!トラッキーじゃないの~~!?

きゃ~~~!!!
嬉しいわ~~~!!!
ぶ~ば~ちゃん、夜の好みを判ってる~~!
ハーレクインの方は入ってくるの判っていたけど、これは嬉しいサプライズ!
ありがとうね~~、ぶ~ば~ちゃん!

最後に、箱の底に一冊の雑誌が。。。??
それが写真の右側、「いきいき」
プププ。。。ぶ~ば~ちゃんのところで、「いきいき」って何?って
夜がしつこく聞いたもんだから、現物を入れてくれたのね~~

表紙に“50代からの生きかた・暮らし方応援雑誌”とある!
まさに、夜もそうだ~~!!
さらに、目次には「さあ、これからというときに 親の介護!?」と。。。
うわ~~!身につまされるテーマだわ~~
あとで、よく読んで見なくちゃ~~!


その後、実家(近所)の母から電話があって。。。
「テレビが壊れた!」だって~~!?
2~3日前、大きな音がしてテレビが一時映らなくなったんだけど
その後治ったからって使っていたら、やっぱりダメだったらしい。。。

何で、こう次々壊れる!?
どこかの陰謀じゃぁないか~!?
どうせ壊れるなら、一緒に壊れりゃ~~いいものを!!


買い換えなきゃダメだってことで、一緒に秋葉原へ。。。
ウチのババ様が気に入ったのは、私が買ったアクオスより新型の奴
お値段。。。値切っても¥160,000!!!だって~~~!!
当然予算オーバーだけど、
ババ様はデザインにこだわるタイプなんだよね~~
価格.comで買えば2~3万は安くなるのに、
そういうのはどうもダメな人なのよ。。。
まぁ、私がお金出すんじゃないからいいけどね~~


ババ様のお買い物が終わって、家に帰って来たら
猫展で買った作家さんからはがきが来てた

ふふふ。。。この方のイラストはトラッキーみたいで気に入ってるのよね~
ぶ~ば~ちゃんからもトラッキーを頂いたし。。。
これは、今日のタイガースが勝つ!!と言うお告げか~~!!?

森秀樹『墨攻』(原作・酒見賢一)

2007年08月27日 15時11分19秒 | マンガ
森秀樹『墨攻』(原作・酒見賢一)全11巻
これもくまさんからお借りしたもの
簡単なストーリーもそちらに紹介されているので、参照を。。。

さて、原作者の酒見賢一さん
残念ながら小説の「墨攻」は読んだことが無いのですが
デビュー作の「後宮小説」は読みました
第1回ファンタジーノベル賞を取っただけあって、とても面白かった!
アニメ化もされてます(未見なの、残念!)
13歳の少女銀河が皇太子の後宮に入って
セックスのノウハウを学ぶんだけど、実際のHシーンは一回だけ!
ちょっと、いや大分Hで、そして切ない純愛物語です

あ、話が横道にそれましたが
そんな酒見さん原作なんで読む前から期待値が高かったんですが
それに違わず面白かった!

しかし、主人公の革離(かくり)がつるっぱげでどんぐり眼でヒゲもじゃの小男!
そして、2巻で額に大怪我をして、
以来、まるで中年になった写楽保介!(「三つ目がとおる」)
まぁ、美しくないこと!
最初の20ページくらいまで、とても彼が主人公とは思えなかったわ~
それでも、だんだん慣れて来るのか
革離がカッコよく見えてくるから不思議です~!

さて、タイトルにもなっている“墨家”
マンガの中に、
荒れ狂う戦国の世において反戦主義の一派、それが墨家の男たちだった
墨子(B.C.480~390ころ)の志を継ぎ、
彼らは戦争は殺人行為で人として最大の不義だと主張する
墨子教壇の活躍は城邑防衛線に限られていた
編み出した戦術もすべて「守ること」もにである
ほとんど無報酬で、足から頭のてっぺんまですり減らしてでも他人に奉仕する
刻苦勤労の人たちあったと伝えられている

との説明があるんですが
こんな愛他精神に満ちた思想が古代中国にほんとにあったのかいな???
著者の脚色じゃないの~?と疑ったのが本当の所

そこでwikiで調べて見ました~
確かに戦国時代に儒家と並ぶほど栄えた思想と書いてある
しかも、秦の統一と共に滅びた所もマンガと同じ
その思想内容は
1.兼愛→ 公平に人を愛す。人間愛
2.非攻→ 専守防衛
3.尚賢→ 貴賎を問わぬ人材登用
4.尚同→ 社会の価値基準の統一
5.節用→ 読んで字の如し、節約のこと
6.節葬→ 華美な葬式の自粛(儒家と反対)
7.非命→ 人間の努力で運命を変える
8.非楽→ 享楽的な音楽の否定
9.天志→ 天の意思に沿って、正義をなす
10.明鬼→ 鬼神による信賞必罰を信ずる
と言うこと

8~10以外は現代にも通ずる考え方だと思います
2000年以上も前にこんな現代的な考え方の思想が大流行したとは!?
さすが中国!奥が深いです

墨家は一時は儒家をもしのぐほどの勢力と結束力を誇ったらしいんですが
秦の焚書坑儒で殉教するものが多かったとも考えられ
その後、姿を消して行きました
(中国的こころ>墨子)
また、墨子の思想は「防御」から出発した弱者のための思想であり
秦の統一後は保守的な儒家の思想と違って、弾圧を受けやすかったのかもしれません

でもまぁ、この本はこんな小難しいことを知らなくても充分楽しめる娯楽作品になってます
ラストもちゃんと幸せに終わっている所がグーです!

最近借りて読んだ漫画②

2007年08月26日 20時12分39秒 | マンガ
またまた、人にお借りして読んだマンガの数々です~

塔野藻裳『陽の草原の物語』(原作・黒住格)

 トミーさんにお借りしました
詳しいことは、トミーさんのブログにもあるので省きますが
ヤマト王権が勢力を伸ばしていく時代を背景に
地方の小さな村(月の輪村)の首長の孫、稲速の成長と村の運命を綴った物語です

完全フィクションなんだけど、
稲速たちの住む“月の輪”村の名は
岡山県に実在する月の輪古墳(その映像)から取った名前のようです
そして、月の輪村と小競り合いを繰り返す村の名前が“真吉備”
そこで、主人公稲速の名を検索したら、
同じく岡山県の吉備津神社の祭神に“稲速別”という名前を見つけました

マンガにはそんなことは一言も書いてないけど、どうやら舞台は吉備の国と考えて間違い無さそうです
すると、“陽の草原”とは岡山平野のことかな。。。?
ちなみに、村長の意宇(おう)の名を検索したら、
島根県(出雲の国)に意宇郡という所がありました

こう言うことを色々考え合わせると、歴史的にはとっても興味深い物語なんだけど
何しろ古代日本の固有名詞はややこしくて苦手!
結局、ストーリーだけを楽しみました~
ただ、これを読んだのが一ノ関さんを読んだあとなのが不味かった!
。。。。。。差が付くんだよなぁ。。。絵に
でも、吉田秋生さん風で結構好きな絵柄です


諸星大二郎『無面目・太公望伝』
これはくまさんにお借りしました
これもくまさんがアップしているので、詳しいことは省きます

「無面目」は混沌の話です
では“混沌”とは何?
中国神話では、天地開闢の時代に生きていたとされる怪物の名前です
さて、その本当の姿は?というと。。。
wikiに因れば
犬のような姿で長い毛が生えており、爪の無い脚は熊に似ていて、
善人を忌み嫌い、悪人に媚びるとか、
頭に目、鼻、耳、口の七孔が無く、脚が六本と六枚の翼が生えた姿で現される場合もある

と、書かれている!
要はバケモノじゃん~~!
でも、マンガではすっきりした良い男の顔に変えられた“混沌”
美人の奥さんももらったし、意外と幸せ物じゃない~~?!

もう一つ、「混沌、七孔に死す」という言葉について。。。
これはくまさんも書いている通り、
南海と北海の神様が混沌のもてなしに感激して、その恩に報いるために、
混沌に目・鼻・耳・口の七つの穴を穿ったら、混沌は死んでしまった

という荘子の寓話の一節なんです
ちなみに、この“大きなお世話”な神様の名前は南が“倏(しゅく)”、北の方が“忽(こつ)”
二つ合わせて“倏忽(しゅくこつ)”という言葉があって
“たちまち”とか、“あっという間”という意味になります

マンガでは、新たに入ってくる情報に振り回されて死んでしまった“混沌”。。。
情報に振り回されている現代の私たちも、“混沌”と同じような状況にあるのではないでしょうか?


「太公望伝」
周の文王に見出されるまでの太公望のアイデンティティ発見の旅、
自由への希求の旅の物語と言っていいかもしれません
まぁ、自分を見出すのに70年も掛かったのか?と言われそうですが。。。

太公望が出てくるマンガで思い出すのは藤崎竜さんの「封神演義」
ここの太公望は若くてカッコ良いんだよね
でもやっぱり、太公望のイメージは諸星版みたいな白ヒゲのおじいさんだよなぁ~
そう言えば、他にも太公望の出てくるマンガって、あったかしら~?

ところで、このマンガでも描かれているけど
貧乏のあまり奥さんに逃げられた太公望。。。
これが「覆水盆に帰らず」の語源とは知りませんでした(無知だ~!)。。。
太公望が偉くなった時、別れた奥さんが復縁を申し込んで来たけど
彼は水を張ったお盆をひっくり返して“覆水盆に帰らず”と言ったそうです
まぁ、当然やね~~



桃川春日子『西の善き魔女』(原作・荻原規子)①~⑥
これも、くまさんからお借りしました
原作がメチャメチャ面白かったんで、前から読みたかったんです

絵は可愛い感じで嫌いではないです
ちょっと、今時のアニメっぽい所が鼻につきますが。。。
(だって、夜は昔マンガで育っているから~

かなり忠実に漫画化されてて、そこは好感が持てます
ただ、やっぱり原作の方が感動するかな~~。。。

今、原作の2/3くらいの所まで来ています
初版が2004年ですから、完結までにはもう2~3年掛かりそうですね

一ノ関圭『茶箱広重』

2007年08月23日 20時24分12秒 | マンガ
全然名前もマンガも知らない作家さんだったんですが
あまりにトミーさんが絶賛されるので、興味を持って今回貸していただきました

  

左から、
昭和55年6月1日発行の初版『らんぷの下』(B6版)
  表題作のほか「だんぶりの家」
           「女傑往来」
           「すがの幸福」
           「ドライフラワー」収録

2000年6月10日発行の初版『らんぷの下』(文庫版)
  こちらには、B6版に収録されている作品と合わせて
           「裸のお百」
           「塞雷」
           「女傑走る」が収録されています
        
1992年3月10日発行の初版『茶箱広重』
  表題作の他、「縦走路」
           「黒まんとの死」
           「俺が愛した女」
           「陽炎街」
           「ほっぺたの時間」
           「水茎」
           「舞茸」(原作・白土三平)収録

トミーさんの記事をちゃんと読んでなかったので
最初この表紙絵を見たとき、貸本時代に活躍したふる~い作家さんかと思いました
画像が小さくて良くわからないと思いますが、
白土三平と小島剛夕を足した雰囲気で
その上、彼らを3倍したくらい絵が上手です!!

←「らんぷの下」 ←「茶箱広重」

1975年ビッグコミック掲載(そして、ビッグコミック賞受賞)の、この「らんぷの下」がデビュー作だそうですが
とても新人とは思えない筆力です!
で、wikiで調べたら1950年生まれ、何と!東京芸大油絵科卒!
芸大卒でもビックリなのに、あの難関油絵科~!?
上手いはずだわ~。。。すばらしいデッサン力です!
しかも、女性!と知って、二度ビックリ!
描線が力強くて読んだだけではとても女性とは思わなかったんですが
女性の登場人物が柔らかい感じだし
上のヒロインが襲われるシーンなんかも男性作家にありがちないやらしさを感じさせない所が
ああ、やっぱり女の人が書いてるんだな~と、妙に納得しました

芸大出にビックリして絵のことばかり褒めてしまいましたが
ストーリーもすばらしいです!
絵の勉強をしていたせいか、絵画にまつわる話が多いし、
またそっちの方面の題材の方が、話が断然面白い!

「らんぷの下」青木繁(代表作「海の幸」)を超えようとして
ついに果たせなかった男の話(「アマデウス」のように)だし
「裸のお百」は近代洋画の黎明期にヌードモデルを務めた女性の話
絵ではないけど「水茎」は無学な嫁が一から字を教わりながら
目の見えなくなった舅の滝沢馬琴の代筆をして「南総里見八犬伝」を完成させた話とか、
歴史に絡めながら、その狭間で苦悩し力強く生きる人間を等身大のまま淡々と描いているのです
しかし、それを一ノ関さんのリアルな絵で表現されると
そのストーリーが更に一層真実味を帯びて迫ってくるのです!

さて、その中でも秀逸なのが「茶箱広重」!
“広重”と言えば、『東海道五十三次』で有名な安藤広重のことしか思い浮かばず
何代も“広重”の名が続いたことすら知らなかったんですが
“茶箱広重”とはその弟子の2代目広重のことなのです

話は初代広重の死から始まります
広重晩年のヒット作「名所江戸百景」を完成させたい版元の思惑から
弟子の鎮平(33歳)が2代目に抜擢され、娘のおかや(12歳)と祝言を挙げることになります
しかし、マジメなだけが取り柄で先代の天才の無い鎮平(重宜)は
兄弟弟子の嫉妬、(マンガの中では名ばかりの)幼な妻おかやとのすれ違い
まだ若くして後家となった姑のお崑との確執
ついに家を出て、横浜で輸出用のお茶の箱に張る絵を描くようになる
そして、その茶箱の絵がヨーロッパに衝撃を与えたと言う所で、話が終わります


天才広重の跡を継いだ鎮平の苦悩。。。
あまりにも輝きを放つ天才の後ろで、その才能を正当に評価してもらえない男の苦悩が
無口な男という設定の鎮平のセリフではなく、
例えば兄弟弟子たちの噂話、
商売優先の版元との関係で見せる鎮平の目、汗一つで表現されているのです!
う~~ん!すごい表現力!

そして、気ままかってに育った幼な妻おかやのわがまま、
若後家のお崑の女としての葛藤。。。
狭い家の中の複雑な人間関係が行き詰って爆発した時
鎮平は家を出、そして“広重”の名前から開放されるのです
その時初めて、彼は“広重”ではなく“重宜”となることが出来たのでしょう!

しかし、この作品のキーパーソンは若後家のお崑です
作中、彼女は幼い娘を思いやり年の離れた夫から遠ざけます
そして、奥向きの仕事を夫の生前と変わらず続けていくのです
娘が年頃になってもずっと。。。

何故か?
ラストの方の彼女の独白でそれが明らかになりますが
一ノ関さん、女の情念を描かせると上手いですねぇ。。。
でも、「すがの幸福」もそうなんですが
一人寝の女の情念を上手く表現して、しかもべたついた感じがしません
描き手が女だからって言うんじゃなくて
描く対称に対する、冷めた(でも冷たいわけじゃない)目があるからなんじゃないかと思います
モデルに対する画家のような。。。
ふふふ。。。どうしても、芸大が頭にこびりついて離れないようです


ところで、この『茶箱広重』
どこまでが史実で、どこまでが作者のフィクションなのか
ちょっと調べてみました
しかし、検索してもヒットするのはこの作品ばかり。。。
あってもこの作品に語られている以上のことは書いてありませんでした
一番詳しかったのはwikiの歌川広重<広重の襲名者>の項
初代の養女お辰(16歳)と結婚したがのち、慶応元年妻22歳の時、離縁となっている。
その後、しばしば横浜に往復して、
外国貿易が次第に盛んになっている時期に、
茶箱廣重の名で外人間に重宝がられたという

とあります
どうやら、結婚したのはおかやじゃなくてお辰16歳だったようですね

そして、茶箱の薀蓄
幕末、横浜開港したころ、ここから輸出される主要品目であったお茶
そのお茶を入れる箱にステータスをつけるために
(パッケージにこだわるのは100年の昔から変わらないね!
錦絵を張ったそうなんだけど
重宜がその絵を描いて生活していたわけです
そして、茶箱のパッケージになっていた、その美しい浮世絵版画に衝撃を受けたヨーロッパ人が
茶箱の錦絵や輸出用の陶器包んでいた浮世絵を収集するようになり、
ジャポネズムブーム、印象派へ影響を与えるようになったわけです

家族を失い、家を出て孤独な道を歩んだ2代目広重。。。
普通だったら、歴史の波のなかで名も遺さず死んで行ったかもしれないのに
その生きた証拠がこんな大きな影響を与えたとは!
もしかして、離縁をせず江戸で名所百景のような仕事だけしていたら
幸せに死ねたかもしれないけど
世界に名を残すようなことにはならなかったかもしれません。。。
人生とは、歴史とは判らないものです


そう言えば、なごいくさんのホームページなごいく温泉に行って
一ノ関作品があるか見てみたら。。。無いじゃありませんか~~!
これは、絶対温泉入りの作品ですわよ~!なごいくさ~ん!




最近借りて読んだマンガ

2007年08月21日 13時28分33秒 | マンガ
今回タレゾーさんからお借りしたマンガの感想をまとめてアップ~
(だって、新しいマンガを早く読みたいんだもの~


道原かつみ『銀河英雄伝説』①~⑪&『外伝・黄金の翼』
今回の箱のメインはこれ!
ずっと、未完だったんで読むのを躊躇していたんだけど
最近愛憎版が出てまた話題に上っているので、我慢しきれず今回お借りすることに。。。
で!読んでみて、面白い~!
(そりゃ~、田中芳樹と道原さんのコンビだもん、レベルは保障つきだよね!)
全11巻一気読みでした!
だけど、やっぱり続きが気になって、気になって。。。。。。哀しいよ~~!!

構成力の緻密さ!メカデザインの正確さ!スピーディーなコマ運び!登場人物の麗しさ!
どれをとってもすばらしい
こりゃ~男女共に萌えるやね~~

まぁまぁ!ラインハルト様の麗しいこと!
そして、軍事の天才!
きっと、モデルはアレクサンダー大王なんだろうな~。。。

ケイさんがあつ~く語ってくれたキルヒアスはラインハルト一筋!
忠臣というより忠犬?
良い人過ぎるわ~~
だから、早死するのか!?

しかし、この二人シスコンの上ホモチック!
私は今一萌えんです~~
(ケイさん良かったね!ライバルが減って

私が気に入ったのはロイエンタール
プレイボーイのクセに女に冷たい良い男は私のツボ!
(でも、私は決してM女では無いわよ~!
もし、彼に愛する人が出来たら一途になりそうな予感が。。。
そこがいいのですよ~

唯一気になったのが、貴族連中のコスチューム
宇宙船の飛ぶ時代に、大時代なロココ朝貴族のいでたち。。。
あまりにミスマッチで笑えたわ~~

それにしても、続きが気になるな~~
小説の方で我慢しようかしら。。。


及川七生『月夜烏草紙』全6巻
文明開化間もない明治期の東京が舞台。
女学生の千鶴と、彼女の周りに出没する美しい妖、紫紅と若葉の周りで起こる数々の事件。


前田珠子さんの「破妖の剣」シリーズと設定が似てます
(最近そういう設定のファンタジーが多いね~)
中々面白かった
でも、後半は千鶴を巡る恋愛模様になっていくんだけど、そのラストがね~。。。
今一期待はずれだったわ~~
話の流れからすると仕方ないのかな~。。。


緑川ゆき『夏目友人帳』①~③
人に見えないモノが見える高校生、夏目。
幼い時からそれで苦労して来たけど、最近は妖怪に追われる日々
それは、祖母レイコの遺した友人帳のせいだった!
夏目は招き猫に封じられていた妖怪、ニャンコ先生とともに
友人帳に封じられていた妖怪たちの名前を返す事にするが。。。


「百鬼夜行抄」ほどミステリアスな雰囲気は無いけど
妖怪モノとして文句無く面白いです
自分の能力のせいで人嫌い、妖怪嫌いになりかけていた夏目が
妖怪たちと関わることで、妖怪と分かり合えないまでも
同じ心、その存在を認め合うことが出来るようになっていく。。。
そして、それは人間にも同じことが言えるのだと気付いていくのです

これは買いの作品です!
 

『緋色の椅子』全3巻
ストーリーはすずめのお宿に詳しいのでパス
最初、悪人だと思った人物がそうでもなかったり
ヒーローが決して万能でもないし、
緑川さんの描くキャラは複雑な多面体のようです
それがストーリーをとてもミステリアスにしてます


市川ジュン『天の黒 地の紅 海の青』
戦中から戦後にかけての時代、自立していく女たちの物語
市川さんお得意の分野です


楠圭&大橋薫『戦国月夜』全2巻
 高校生正義は前世の呪いを受け怨霊に教われる日々
座敷わらしの婆と土地神野槌の協力で、怨霊たちを退けていたが。。。

まぁそこそこ面白かった、と言う所でしょうか。。。
それより、大橋薫さんて名前を初めて見たんだけど
楠さんと双子の姉妹なんですってね!?
そっちの方が興味深かった



最近買って読んだマンガ

2007年08月21日 13時27分04秒 | マンガ
最近マンガのレビューをアップしてないな~、と思って振り返ってみたら
一ヶ月も記事にしてなかった!
これじゃ~、タイトルが泣くと言うもの!
(そういや、タイガースの話題もアップしてないな~。。。)

だけど、マンガを読んでなかったわけじゃなくて(そんなことは有り得ない!
読みふけっていて自分のブログのレビューも
みんなのブログへもコメもをサボっていたつ~のが本当の所

更に今もトミーさんくまさんからも新しいマンガをお借りして、
またまた読みふけりそうなんで
忘れないうちにこの一ヶ月間で読んだマンガを簡略アップで~す


乃木坂太郎『医龍』⑭
 霧島の手術が始まった。しかも野口教授の見守る中で。。。
 異様な緊張の走るオペの中で霧島は過去に思いをはせる。
 そこで、彼が見出したものは。。。?


嫌な奴だと思っていた霧島センセがとても人間らしく見える巻です
それに対して、朝田や野口教授は野獣だと。。。
朝田の傍若無人振りは確かに野性的だけど、野口教授は野獣じゃなくて妖怪だわ~
オペを見守る野口教授、怖いよ~~~
 

荒川弘『鋼の錬金術師』⑰
 ブリッグス要塞に地下からホムンクルスが侵入!
 ホムンクルスを戦闘不能にし、地下道を調査したエドワードたちは
 この国に関わる新たな秘密を知ることとなる。。。


また一つ謎が明らかにされました
しかし、前の方がかなりウロでどこがどう繋がっているのか。。。?
一度全部読み返さないと!


藤田和日郎『邪眼は月輪(がちりん)に飛ぶ』
 見られた生き物はみんな死ぬと言う、邪眼を持ったふくろうが現れる。
 それを退治しようとした猟師と巫女。
 しかし、ふくろうは傷ついたものの後一歩と言う所で失敗し、
 巫女は死に猟師は深手を負ってしまう。
 その時、謎の軍隊が現れ、傷ついたふくろうを連れ去ってしまう。。。
 そして13年後、東京の空に再び邪眼が舞い降りた!


「むかしむかし、~~~おったのじゃ」で始まる日本昔話風のナレーションで
時代劇ファンタジーと思いきや
いきなり近代兵器とヘリコプターが現れ、そして現代の東京へ!
導入部から魅せます
邪眼を持つふくろうとそれを倒そうとする人間との戦い
雰囲気は『うしおととら』に似てるけど、
もっと洗練されてて、しかも短い分中身が濃い!
充実感のある一冊です
ラストが良いです!
シリーズ化したら、面白いのに。。。


吉川うたた『すっくと狐-数珠掛抄録-』③
 南の国の王位継承争いに巻き込まれた数珠掛稲荷の冒険、2巻目

面白いんだけど、本編と違って少々色気が足りない
次の巻くらいに終わりそう


今市子『砂の上の楽園』
 暗殺を命じられた男が砂漠でであったのは。。。?

私好みのファンタジー(?)です
ネタはありがちだけど、今市子さんの絵だから許す!
同時収録されてる作品は、『百鬼夜行抄』の雰囲気


絵夢羅『WジュリエットⅡ』①
 一緒に暮らし始めたマコトと糸
 相変わらずのラブラブモード
 しかし、マコトが売れっ子になるにつれて、すれ違いの多くなる二人
 そんな時、糸にもチャンスが!


最初のシリーズより設定が自然な分、こっちの方が面白い!
絵も上手くなったしね
続きが楽しみです~


山内直美『なんて素敵にジャパネスク 人妻偏』④
 相変わらずのぶっ飛び瑠璃姫だけど
 血筋は確かだから子供が出来れば勢力図が大きく変わる可能性が!
 それが周囲の色々な思惑を呼び。。。
 そして、帥の宮の目的は?!



後藤星『雲上楼閣奇談』①~③
 雨乞いの代償として仙人へのささげ物として人身御供にされたかすみ
 心優しき仙人、三日月は彼女を元の村に帰そうとするが
 かすみは村人が困らないように仙人の弟子となることを希望する!


とてもあったかい気持ちになるファンタジーです!
BOには3巻までしか売ってなかったけど、続きが読みたい~~!


中山星香『繚乱の月の下で』
自分を殺そうとしている美青年を好きになっちゃうお話だけど。。。
う~~ん、面白さは今一かなぁ。。。


あずみ涼『黒の天秤』
あずみさんにしては珍しい現代もの
でも、中身はやっぱりあずみテイスト
闇に落ちていく人間を描くのが上手い!


安野モヨコ『さくらん』
満天さんちとさんが詳しく取り上げているので、内容は今更書きません
ただただ、ヒロインの強さに圧倒されます
カッコ良い~~!
そして、哀しいです。。。



惣領冬実『チェーザレ』①~②
読んだ人はお気づきだと思いますが、この画像はコミックのカバーではありません
本の表紙は字だけで面白くないんだもの~

これはトオルさん絶賛の作品
詳しいことはいくつになってもまんが好き!同盟、交流BBSで。。。
惣領さんだから、当然レベルは高いんだけど、
正確さにこだわっているのか、絵がとても硬い!
一コマ一コマは絵画のようで美しいんだけど、その分静止画像を見ているような感じがしますね~



以上、自前のマンガ
長くなったので、次はお借りして読んだマンガをアップします~

直感バトン

2007年07月27日 15時28分45秒 | マンガ
那須から帰ってきて、早速あちこちのブログを覗いたら
たれぞ~さんの所から私にバトンのご指名を頂いていたようで。。。

まだ自分のブログのコメにレスも入れてないけど、
せっかくのご指名ですから、こっちを先にやってみることにします



Q1・アニメと言えば。

またまた、しょっぱなから難しいことを!
50年も生きてりゃ、色々あるのよ~~
一つに絞るのが一番難しい!

私の世代の定番なら「鉄腕アトム」という所だけど
手塚アニメなら、「リボンの騎士」の方が好きだし
「8マン」にはラブしてたし、
「宇宙戦艦ヤマト」の音楽は今聴いてもドキドキするし
「機動戦士ガンダム」(ファースト)は名作だと思うし。。。

あ!ディズニーも東映長編アニメも宮崎アニメもあるじゃない~~!!

ねぇねぇ
いったい、どれを選べと~~。。。!?

どうしても、一つ!と言うなら、
昔アニメは今見るとどうしても古臭く感じるので
今の所、何度見ても面白い
「天空の城ラピュタ」かな~~

宮崎アニメはすばらしい!
その中で一番好き~~~


Q2・コミックと言えば。

これは萩尾望都御大に敬意を表して『ポーの一族』

面白いマンガがいっぱいありすぎて選べないので代表で!
これは少女漫画の革命だったもの~~!


Q3・声優さんと言えば。

野沢那智さん!
その昔、テレビの洋画劇場でジュリアーノ・ジェンマやデビット・マッカラム、アラン・ドロンと
二枚目の吹き替えを軒並みやってました
アニメじゃなくてすいません
あ!アニメなら『悟空の大冒険』の三蔵法師をやってた~~!
私の三蔵法師のイメージが
この方のお声でオカマの三枚目キャラになっちゃったのよ~

が!
野沢さんの顔を見て、大ショック~~~!

あの美しいお声の方が。。。沙悟浄。。。まるでカッパ
それまでの、アラン・ドロンやジュリアーノ・ジェンマのイメージが
ガラガラと崩れ去っていったのでした!

それは!、それは!、神谷明さんなんかの比じゃないくらい
もっとギャップがありましたとも!
この時に、声優の顔は見ちゃいけないものだと思い知らされました。。。


Q4・3に人と言えば。

人って。。。?
萌えキャラって言う意味かしら?
じゃ、3じゃなくて申し訳ないけど
私の初恋の方8マン様!

でも、この方の本名は東八郎刑事。。。ダサくない?


Q5・曲と言えば。

『宇宙戦艦ヤマト』の主題歌!

宮川泰さん、天才です~~!
惜しい方を亡くしました。。。


Q6・ゲームと言えば。

レンガ崩しの時代から、ゲームをやってますが
やっぱり、これに決まりです!
『ドラゴン・クエスト』!

特に「ドラクエ」Ⅲは名作です
(と言うより、最後まで飽きずに出来た数少ないゲームなの~


Q7・ラジオと言えば。

申し訳ない!
ほとんど、聞きません
あえて言えば、ケーブルで阪神戦を見れるようになる前
そして、巨人戦が雨天中止になった時の野球中継
(そういうときだけ、阪神戦をラジオでやってくれたから


Q8・サイトと言えば。

阪神タイガースの公式サイト。。。じゃぁ~なくて
Yhoo掲示板、少女漫画カテの「感動の涙!!の不朽の名作長編漫画は?」
これはサイトって言わないかしら?
でも、お気に入りの一番上に入ってます~~!


Q9・雑誌と言えば。

最近、テレビガイド以外の雑誌を買ったことがありません

だから、24年組が描いていたころの少女コミック!
今は見る影もないですが。。。


Q10・前の方のQ11とは。(わからなくなるので質問も書いて下さい)
タレゾーさんからの質問
「 誰にでもなれるとしたら誰になってみたいですか?」(実在・架空問わず)

う~~~ん。。。白雪姫
果報は寝て待て!を体現したようなお方です!
色恋が面倒くさい干物女には理想の姿!
何と!羨ましい~~

しかし、殺されそうになる所だけは勘弁だわ~


Q12・次に回す5人とは。

え~~!?
困ったな~~。。。
ここへ来てくれてる方はほとんどやってるじゃん~

もし、まだやってなくて
興味のある方がいらっしゃれば
どうぞお持ち帰りくださいませ~~!