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タレゾーさんの所で、
木原さんが『杖と翼』の文庫版を出すに当たって、160ページもの加筆をされたと言うのを知って
ず~っと、気になっていたのです
私が持っているのは単行本版なものですから。。。(だからBOに安く出回っていたのか!)
この度、文庫版をお借りしたので、読み比べてみました!
ストーリーは先のタレゾーさんやケイさん、トミーさんのブログに詳しいので省略
単純に中身を比較してみました
文庫版1巻
P 56~ 57:2ページ分の加筆(フランス革命の流れをより解りやすく説明)
P119~121:1ページ分加筆(フランス革命の説明)
P127~128:1ページ分加筆(フランス革命の説明)
P132~135:2ページ分加筆(フランス革命の説明)
P162~165:2ページ分加筆(フランス革命の説明)
P210~214:2ページ分加筆(フランス革命の説明)
P226~235:4ページ分加筆(フランス革命の説明)
P266~267:1ページ分加筆(アデルの奇跡のシーン)
P269~274:3ページ分加筆(シャルロットが天啓を受ける所)
P288~293:2ページの加筆(マーラーの暗殺)
と、第1巻だけで20ページの加筆
文字だけでわかりにくくてすいません~
(ああ、スキャナーがあったら実際の画像を入れられるのに。。。)
内容はほとんど革命の説明でした
文庫版を読んだ時、やたら字が多いな~、と思ったんだけど
その代わり、フランス革命の流れがより分かり易くなっています
この調子で2巻、3巻も見ていこうと思ったけど
面倒くさくて挫折!
それに、読んでいる方だって字だけ見ても意味がないですよね!?
ということで、
大幅加筆があったという、最終巻だけを比べてみました
文庫版第5巻
P 34~ 41: 8ページ加筆(レオンとアンリエットの馴れ初め)
P 56~ 59: 2ページ加筆(クレールと男爵の馴れ初め)
P 76~ 79: 2ページ加筆(ヴァンデーの虐殺シーン)
P 98~105: 2ページ加筆(ダルトンが逮捕されたシーン)
P112~116: 2ページ加筆(ダルトン裁判の様子)
P137~140: 2ページ加筆(ジェルメーヌの死)
P159~161: 2ページ加筆(アデルがレオンに幻滅するシーン)
P168~170: 1ページ加筆(瀕死のリュウとアデルの逃亡)
P172~173: 1ページ加筆(リュウが記憶を取り戻すシーン)
P189~199:10ページ加筆(アンリ・ド・ロシュジャクランの死)
P216~218: 2ページ加筆(衰弱するアデル)
P221~230: 4ページ加筆(衰弱するアデル)
ここまで38ページの加筆
そして、最終章は単行本59ページに対して、文庫版のページ数は何と106ページ!
ほぼ50ページ近くの加筆になります
ざっと見たら、リュウとレオンが殴りあうシーンは加筆でした
最終章以外は,、フランス革命をより分かり易く説明するために、ページを費やしてます
それも、1ページ丸ごと書き加えるのではなく
コマを切り張りして、間に加筆したコマを挿入するといった
かなり手間のかかる方法を取っています!
これをほとんど木原先生一人で行ったと言うのですから。。。!
先生、さぞかし大変だった事でしょう!
この作品に対する思いを感じました
木原先生のインタヴュー記事によると
『杖と翼』の連載が終わった時、引退するおつもりだったとか。。。
まだ、そんなお年でもないのに~!
いつまでも元気で、クオリティの高い作品を生み出して欲しいのに。。。
でも、幸いにして引退は延期のようで
Bethと言う雑誌に『ふるふる』というマンガを連載中とか。。。
ファンとして、嬉しい限りです!
それにしても、これだけの加筆をされたら、文庫版が欲しくなるのは当たり前!
『杖と翼』の場合は、
出版社側の陰謀じゃなくて、木原先生の“思い入れ”のせいなので仕方ないんだけど
同じものを買わなきゃいけないと思うと(これがマニア魂なのよ)
恨み言の一つも言いたくなります~~
ああ、またBO頼りだわ~~
最後に
フランス革命の狂気を思うとき、60年~70年代の日本の学園紛争を思い出すのです
規模も時代背景も全然違うけど、
大学生が旗振ってシュプレヒコールを繰り返していた、あの熱気!
今思えば、あまりにも独善的で周りが見えていないドン・キホーテでしかなかったんだけど
彼らの目の中には、確かに世の中を変えたいと言う熱意だけはあったと思います
きっと、革命ってそういう人間が引き起こしリードして行くもんなんだろうな~。。。と、思うのです
そして、ロベスピエールやサン・ジュストはそんな熱気、
いえ、もっと熱い熱意と狂気に支配された人間だったと想像するのだけど
問題は当時の日本人はそこまで困ってはいなかったって事なのよね
あのころは大通りを歩いていると、よくデモ隊にぶつかったものです
突然周りの店がシャッターを下ろし始め、
そのうちデモ隊と機動隊が現れ、投石と催涙弾が飛び交い始めるのよ
勿論、即裏通りに非難したけど催涙ガスは避けようがなくて、あれは目にしみたわ~
そのうち、歩道がコンクリートになって都心の投石騒ぎは収まったけど
その代わり成田空港建設に反対する三里塚闘争が盛り上がってて
同級生(中学生だぜ!)には泊りがけで参加するつわものもいた!
私はあくまでもノンポリ、子供のころから無党派層だったのだ
高校、大学になると学園紛争も下火になって
私たちの世代は三無主義って、呼ばれたものよ~
無関心・無責任・無気力の三無
当たらずとも遠からずかも~~
それでも、一部の狂信的な奴はまだ旗振っていた時代だったな~~
*トミーさん、タレゾーさん、トミーさん
と言うことで、トラバ送りましたのでよろしくお願いします~
タレゾーさんの所で、
木原さんが『杖と翼』の文庫版を出すに当たって、160ページもの加筆をされたと言うのを知って
ず~っと、気になっていたのです
私が持っているのは単行本版なものですから。。。(だからBOに安く出回っていたのか!)
この度、文庫版をお借りしたので、読み比べてみました!
ストーリーは先のタレゾーさんやケイさん、トミーさんのブログに詳しいので省略
単純に中身を比較してみました
文庫版1巻
P 56~ 57:2ページ分の加筆(フランス革命の流れをより解りやすく説明)
P119~121:1ページ分加筆(フランス革命の説明)
P127~128:1ページ分加筆(フランス革命の説明)
P132~135:2ページ分加筆(フランス革命の説明)
P162~165:2ページ分加筆(フランス革命の説明)
P210~214:2ページ分加筆(フランス革命の説明)
P226~235:4ページ分加筆(フランス革命の説明)
P266~267:1ページ分加筆(アデルの奇跡のシーン)
P269~274:3ページ分加筆(シャルロットが天啓を受ける所)
P288~293:2ページの加筆(マーラーの暗殺)
と、第1巻だけで20ページの加筆
文字だけでわかりにくくてすいません~
(ああ、スキャナーがあったら実際の画像を入れられるのに。。。)
内容はほとんど革命の説明でした
文庫版を読んだ時、やたら字が多いな~、と思ったんだけど
その代わり、フランス革命の流れがより分かり易くなっています
この調子で2巻、3巻も見ていこうと思ったけど
面倒くさくて挫折!
それに、読んでいる方だって字だけ見ても意味がないですよね!?
ということで、
大幅加筆があったという、最終巻だけを比べてみました
文庫版第5巻
P 34~ 41: 8ページ加筆(レオンとアンリエットの馴れ初め)
P 56~ 59: 2ページ加筆(クレールと男爵の馴れ初め)
P 76~ 79: 2ページ加筆(ヴァンデーの虐殺シーン)
P 98~105: 2ページ加筆(ダルトンが逮捕されたシーン)
P112~116: 2ページ加筆(ダルトン裁判の様子)
P137~140: 2ページ加筆(ジェルメーヌの死)
P159~161: 2ページ加筆(アデルがレオンに幻滅するシーン)
P168~170: 1ページ加筆(瀕死のリュウとアデルの逃亡)
P172~173: 1ページ加筆(リュウが記憶を取り戻すシーン)
P189~199:10ページ加筆(アンリ・ド・ロシュジャクランの死)
P216~218: 2ページ加筆(衰弱するアデル)
P221~230: 4ページ加筆(衰弱するアデル)
ここまで38ページの加筆
そして、最終章は単行本59ページに対して、文庫版のページ数は何と106ページ!
ほぼ50ページ近くの加筆になります
ざっと見たら、リュウとレオンが殴りあうシーンは加筆でした
最終章以外は,、フランス革命をより分かり易く説明するために、ページを費やしてます
それも、1ページ丸ごと書き加えるのではなく
コマを切り張りして、間に加筆したコマを挿入するといった
かなり手間のかかる方法を取っています!
これをほとんど木原先生一人で行ったと言うのですから。。。!
先生、さぞかし大変だった事でしょう!
この作品に対する思いを感じました
木原先生のインタヴュー記事によると
『杖と翼』の連載が終わった時、引退するおつもりだったとか。。。
まだ、そんなお年でもないのに~!
いつまでも元気で、クオリティの高い作品を生み出して欲しいのに。。。
でも、幸いにして引退は延期のようで
Bethと言う雑誌に『ふるふる』というマンガを連載中とか。。。
ファンとして、嬉しい限りです!
それにしても、これだけの加筆をされたら、文庫版が欲しくなるのは当たり前!
『杖と翼』の場合は、
出版社側の陰謀じゃなくて、木原先生の“思い入れ”のせいなので仕方ないんだけど
同じものを買わなきゃいけないと思うと(これがマニア魂なのよ)
恨み言の一つも言いたくなります~~
ああ、またBO頼りだわ~~
最後に
フランス革命の狂気を思うとき、60年~70年代の日本の学園紛争を思い出すのです
規模も時代背景も全然違うけど、
大学生が旗振ってシュプレヒコールを繰り返していた、あの熱気!
今思えば、あまりにも独善的で周りが見えていないドン・キホーテでしかなかったんだけど
彼らの目の中には、確かに世の中を変えたいと言う熱意だけはあったと思います
きっと、革命ってそういう人間が引き起こしリードして行くもんなんだろうな~。。。と、思うのです
そして、ロベスピエールやサン・ジュストはそんな熱気、
いえ、もっと熱い熱意と狂気に支配された人間だったと想像するのだけど
問題は当時の日本人はそこまで困ってはいなかったって事なのよね
あのころは大通りを歩いていると、よくデモ隊にぶつかったものです
突然周りの店がシャッターを下ろし始め、
そのうちデモ隊と機動隊が現れ、投石と催涙弾が飛び交い始めるのよ
勿論、即裏通りに非難したけど催涙ガスは避けようがなくて、あれは目にしみたわ~
そのうち、歩道がコンクリートになって都心の投石騒ぎは収まったけど
その代わり成田空港建設に反対する三里塚闘争が盛り上がってて
同級生(中学生だぜ!)には泊りがけで参加するつわものもいた!
私はあくまでもノンポリ、子供のころから無党派層だったのだ
高校、大学になると学園紛争も下火になって
私たちの世代は三無主義って、呼ばれたものよ~
無関心・無責任・無気力の三無
当たらずとも遠からずかも~~
それでも、一部の狂信的な奴はまだ旗振っていた時代だったな~~
*トミーさん、タレゾーさん、トミーさん
と言うことで、トラバ送りましたのでよろしくお願いします~