漫トラ日記

現実生活空間&脳内妄想空間を日々マンガに浸食される主婦の怠惰な日常

6月の読書メーターまとめ

2015年07月02日 09時56分57秒 | 読書メーターまとめ
2015年6月の読書メーター
読んだ本の数:15冊
読んだページ数:3433ページ
ナイス数:293ナイス

書庫を建てる: 1万冊の本を収める狭小住宅プロジェクト書庫を建てる: 1万冊の本を収める狭小住宅プロジェクト感想
☆☆☆ 遺産で1万冊収容の書庫を建てる!という、本好きにとっては夢のような羨ましい経験譚。冒頭写真の、らせん階段を巡らした丸い壁面いっぱいに本が並んでいる光景が壮観!これを実現するために、8坪とはいえ23区内に土地を購入、地上2階・地下1階の鉄筋コンクリート建て、設計士依頼物件。いったいいくら掛かるんだろう?とか俗な興味が沸くが、先立つもののない自分には何れにしても縁遠い話^_^;。最初の3分の1は松原家の歴史と書庫を建てる決心をするまでのあれこれで、こちらの興味とは別の話なのでここは斜め読みした。
読了日:6月30日 著者:松原隆一郎,堀部安嗣
魔法使いの王国 (創元推理文庫)魔法使いの王国 (創元推理文庫)感想
☆☆☆☆ ヘクトールを救うため、たった4人で適地インビエルノへ乗り込むエリサ。ゴッドストーンを帯び、その力を利用しながらも、最終的に自らの智慧で危機を乗り越える彼女。『考えるのよエリサ』頭も使わなきゃ鍛えられません。劣等感から過食症になった16歳のお姫様が過酷な環境に放り込まれて、締まった体と、鉄の精神と、切れる頭脳と、愛までも手に入れる!究極のおとぎ話でした。花嫁姿を褒められたエリサが「きれいだと思う人は、ひとりいればたくさんよ」「そのひとりっていうのは自分のこと」と言う。アメリカ人らしいセリフだ。
読了日:6月18日 著者:レイ・カーソン
帝の至宝 7 (花とゆめCOMICS)帝の至宝 7 (花とゆめCOMICS)感想
☆☆☆ 帝のプロポーズに始まり、香蘭の母親が現れ(どこかのご落胤てな都合の良い話はなかった)、録との戦さ・・・と、最終巻は結構盛り沢山。かなり、駆け足だったものの伏線をきっちり回収して、香蘭もちゃんと成長しての大団円。最終巻としてはこんなもんでしょう。
読了日:6月18日 著者:仲野えみこ
東のはて通り異聞 4 (プリンセスコミックス)東のはて通り異聞 4 (プリンセスコミックス)感想
☆☆+☆半分 ラストの神さまは菅原道真。天神様でした。うざいゼウスとの雷対決がいい迷惑。天神様もゼウスもイギリスは管轄外だと思われ。古今東西の偉人・妖怪・神様が入り乱れたドタバタコメディも、七福神が全員揃ってメデタシ。出雲の大遷宮にかこつけての付け足しは意外性ゼロで、もう少し捻りが欲しいところ。
読了日:6月18日 著者:吉川うたた
東のはて通り異聞 3 (プリンセスコミックス)東のはて通り異聞 3 (プリンセスコミックス)感想
☆☆☆ お得意の狐登場。七福神、6柱目の神様はお稲荷さんでした(絶対に作者の好みだ)。お狐様のずるずるした70年代ファッションが笑える
読了日:6月18日 著者:吉川うたた
東のはて通り異聞 2 (プリンセスコミックス)東のはて通り異聞 2 (プリンセスコミックス)感想
☆☆☆ 相変わらず、日英の神様と妖怪が入り乱れてのドタバタ。それに動じない普通の町の人間が一番すごいかも。1巻を大分前に読んだので忘れてたけど、七福神集めの話だったのね。毘沙門天が妙齢の美女とか、逆に弁天さんが美青年だという設定が面白い。大黒天=ジャパニーズビジネスマン設定が一番笑えた。
読了日:6月18日 著者:吉川うたた
東のはて通り異聞 1 (プリンセスコミックス)東のはて通り異聞 1 (プリンセスコミックス)感想
☆☆+☆半分 クロウ(イギリス人)は日本マニアだった祖父から一つの屋敷を相続するが、そこには日本の神々が棲んでいて・・・という、うたたさん独特のドタバタコメディ。やたらと人外のモノに好かれる主人公があちらの世界のイザコザに巻き込まれるといういつものパターン。それなりに面白いけど、ちょっと飽きてきた。ドタバタが多すぎて筋を追いづらいのもあって、☆半分減点。
読了日:6月18日 著者:吉川うたた
31歳BLマンガ家が婚活するとこうなる (ウィングス・コミックス)31歳BLマンガ家が婚活するとこうなる (ウィングス・コミックス)感想
☆☆☆☆ BL漫画家が婚活サイトに登録してからのドタバタを描いたエッセイマンガ。結婚してン十年のオバさんにとって縁遠い世界を垣間見せてもらった。プロフィール作り、何百通も来るメールの絞り込み、実際に会ってのデート等、婚活って大変!引きこもりとかメール嫌いとか言いつつそれをこなした作者は、結構なエネルギーの持ち主なんじゃないだろうか。マンガ家だけあって、相手のキャラを見抜く目は大したもの。年収1千万越えの男を振るセリフは痛快。突っ込みどころ満載で爆笑した。最後はハッピーウェディング♪ちょっと羨ましい
読了日:6月14日 著者:御手洗直子
傾国ー唐の楊貴妃ー―旅の唄うたいシリーズ4 (プリンセスコミックス 旅の唄うたいシリーズ 4)傾国ー唐の楊貴妃ー―旅の唄うたいシリーズ4 (プリンセスコミックス 旅の唄うたいシリーズ 4)感想
☆☆☆ 第一話。最初劉備に、後に曹操に仕えた徐庶の話。『青天航路』に出てくる徐庶とは全く違うキャラで面白い。第2話。楊貴妃。超メジャーエピソードをどう料理するかと思ったけど、50代と20代のロマンスなんてこんなもんでしょ。想定内。楊貴妃との絡みで夜烏の過去が明らかに・・・こちらもそれほどの意外性はなし。神仙なんか絡ませずに、普通の歴史エピソードにした方がもっと続けられて良かったのに。
読了日:6月14日 著者:長池とも子
日食ー大悪女・呂后ー―旅の唄うたいシリーズ3 (プリンセスコミックス 旅の唄うたいシリーズ 3)日食ー大悪女・呂后ー―旅の唄うたいシリーズ3 (プリンセスコミックス 旅の唄うたいシリーズ 3)感想
☆☆☆ このシリーズは中国史のおさらいになっていい。今巻は前漢の劉邦、武帝、成帝時代の話3編。まずは悪女で有名な劉邦の妻の呂后。曹操ファンとしては劉邦に好感を抱けないので、呂后に同情。2編目は武帝時代の司馬相如と卓文君との恋バナ。当時としては珍しくハッピーエンドで、一服の清涼剤。3編目は前漢11代成帝と趙姉妹の話。皇帝の寵愛をかさにのし上がっていく女と、それをめぐるドロドロの権力劇。国が傾きかけた時によくある話。
読了日:6月14日 著者:長池とも子
新米大家VSおんぼろアパート“赤鬼荘"-満室までの涙の240日新米大家VSおんぼろアパート“赤鬼荘"-満室までの涙の240日感想
☆☆☆☆ 著者からのおススメ本。サイドビジネスで大家業を志したものの、とんでもない不良物件を購入してしまい、リフォームに裁判にと悪戦苦闘する著者の涙あり笑いありの奮闘記。かなり悲惨な状況にもかかわらず、笑いのツボを心得た軽快な文章がそれを感じさせない。喫茶店で読んでて、〇ンコとお墓のシーンで思わず吹いてしまった(恥)。トラブルに巻き込まれてもへこたれないポジティブさと、初心貫徹する意志力と、遠いところまで通うこまめな行動力には本当に頭が下がる。何より『人と人の繋がりを大切にする』気持ちがあふれてて心地い。
読了日:6月12日 著者:渡辺よしゆき
おこぼれ姫と円卓の騎士 二人の軍師 (ビーズログ文庫)おこぼれ姫と円卓の騎士 二人の軍師 (ビーズログ文庫)感想
☆☆☆ 今回は未来の軍師ゲット。お約束とはいえ、才能あふれる若者が毎回毎回手つかずでよく転がってるものだと突っ込まずにはいられない。そして、相変わらずの色気なしのオヤジキャラ(←姫の事です)。もうそこは期待しないので、ラストに思わせぶりなエピソードを入れなくていいです^_^;。さらに言えば変な超自然的能力なんか出てこない方が、ヒロインが際立つと思われ。さてさて、今回で厄介な敵を作ってしまった感のあるレティ。姫の超能力とメルディの頭脳をもってしても、相手に手玉に取られてしまう。これからどうなりますことやら。
読了日:6月7日 著者:石田リンネ
あくまで悪魔! ~おまえに最初で最後の恋を教えてやる~ (コバルト文庫)あくまで悪魔! ~おまえに最初で最後の恋を教えてやる~ (コバルト文庫)感想
☆☆ ダジャレラブコメ完結編。当然のごとく大団円だったが、その割にはトキメキもなく笑いどころもなく、盛り上がらなかったな。こちらの感性が摩耗しているのだろうか?とりあえず、突拍子もない設定と伏線を破綻なく辻褄合わせした作者に拍手。・・・ところで、この二人は年取りもせずにこの先ン百年も一緒にいるんだなぁ・・・それもそれで疲れそうだ^_^;
読了日:6月7日 著者:我鳥彩子
化けものつづら―荒井良の妖怪張り子化けものつづら―荒井良の妖怪張り子感想
☆☆☆☆ 荒井良さんの作品展に行って、間近で見る作品のあまりの素晴らしさに感動して購入。京極夏彦の表紙は何気にしか見てないので、ずっと絵だと思ってました^_^;。それがこんな緻密な作品だったとは!ちょっと高かったけど、本物見たら買わずにいられません(作品はとても買えないので)
読了日:6月6日 著者:荒井良
追風に帆を上げよ(下): クリフトン年代記 第4部 (新潮文庫)追風に帆を上げよ(下): クリフトン年代記 第4部 (新潮文庫)感想
☆☆☆ 陰であれこれと工作してクリフトン=バリントン家の足を引っ張るマルティネス。この不良外国人に対し、政府もやっと動き出したようで一安心と思いきや、バッキンガムの処女航海にまたもや暗雲が!マルティネスの今後については想像つくけど、クリフトン一家はっ!???主人公が死ぬわけないという思いと、セブの時代に移ってるのでもしかして!(ジェシカを殺す作家ですからね)という想像の間で非常に気がもめます。アーチャー中毒患者に、第5部が出るまでの1年(?たぶん)のお預けは辛い!
読了日:6月5日 著者:ジェフリーアーチャー

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