☆ピアニスト吉田純の部屋☆

ピアニスト、編曲家吉田純のBlog。アリオーネ音楽教室主催、アリオーネミュージック代表。横浜音楽振興会代表。

音楽の種類における脳

2010-06-04 03:45:39 | Weblog


クラシックを演奏しているときの脳の使い方、指、体の感覚、感性の方向。
ジャズを演奏しているときの脳の使い方、指、体の感覚、感性の方向。
ポップスを演奏しているときの脳の使い方、指、体の感覚、感性の方向。


色々な音楽を演奏しているうちに良く悩みます。
これは一緒くたに出来ないことは確かです。


脳の中を解明してみたいです。
右脳、左脳、どの辺りをどれだけ使っているのか。

安易に他のジャンルの音楽へは飛び移れません。
他の系統に移行すると、以前の感覚が失われることは多々あります。

一度失ってしまうとなかなか取り戻せません。

ジャズへだけ弾いているとクラシックは弾けなくなります。クラシックから移行したピアニストが譜面どおりに弾けなくなった話は沢山聞いてきました。
ジャズのピアノ奏者がラフマニノフやショパンの音はなかなか出ません。8ビートが正確に刻めるか分かりません。
ポップスのピアニストがジャズのニュアンスが出せるか、なかなか出せません。

フリードリッヒ・グルダはジャズの演奏家としては認められていないが、彼がなしたことは、沢山のピアニストの影響を与えたと同時に、その難しさも印象付けたのではないか。

小曽根真さんが今年ショパンのアルバムをリリースしている。
ほとんどアレンジしているそうですが、エチュードop.10-4は原曲どおり弾いているようです。インタビューが大変興味深いです。友達の清水和音さんにも電話したとか。


アンドレ・プレヴィンはジャズもクラシックも一流である。
どちらの感覚も備え、演奏に反映できる人です。
指揮より、ピアノ弾いていて欲しいのですが、世界屈指の大指揮者になってしまったので、なかなかそうもいかないかもしれません。

バーンスタインの本を読んだときもクラシック音楽と他ジャンルの音楽の考え方をはっきり区別していました。


両方の脳が進化して融合できるとこうなるかも分かりません。
クラシック界では超有名ですが
トルコ行進曲/ファジル・サイ

以前こんな本にも随分影響されました。
あたまで弾くピアノ 心を表現する手段

ピアニストの田中梢さんから頂いた
ピアニストならだれでも知っておきたい「からだ」のこと
も体のことを意識する重要性を認識できます。


僕は今は音楽の種類による脳の融合は考えてません。
というより仕事や演奏も分けるようにしております。


さてコンクールの仕事が始まりました。今年も参加者200名越え。
この仕事は右脳なのか、左脳なのか。

悩む前に仕事をしよう。


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ありがとうございます

コメント (7)
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