「もういちど生まれる」を途中まで読んでリタイヤした。

輝いていて、楽しくて、敏感に感性を震わせる時期を描いた作品だ。

俺が読むには俺は老いすぎたよ。

読んでいて恥ずかしくなる。

友人の一言一言に繊細に受け止めすぎて、相手の思いやりを敏感にとらえようとする。

このものがたりではみんな優しくて人格者だから、幸せすぎて、むしろ非日常的に思う。

現実は相手がどんなに親しかろうが、傷つけ合うことも多いと思う。

それに相手を思いやりすぎると、どんどん自分が衰弱してきて精神が壊れてしまうんだ。

13日の金曜日

キリストの最後の晩餐に13人の人がいたことから、13は不吉な数とされた。

また、キリストが金曜日に磔刑に処せられたとされていることから、13日の金曜日が不吉であるとされるようになった。

１３日が金曜日になる確立が一番多いらしい。

俺が２０歳代の頃、１３日の金曜日に限って、事故を起こしたり、怪我したり不運な事が必ず起きた。

だから、そのころの１０年間、１３日の金曜日は必ず仕事休んで、部屋から１歩も出ないでじっとしていた。

俺にとって恐怖の日だった。

今日もそうだけど、４０歳過ぎた頃から、何も起こらなくなったから、普通に生活している。

運命はいたずらに、誰かに支配されていることは間違えないよ。

多分、人じゃないと思うけど、悪い奴がいるんだ。