ビバのよもやま日記

長い介護生活から解放されて、猫と酒におぼれる毎日を綴る日記です。

アルツハイマー

2012-03-01 22:08:52 | 自宅介護

昨夜は10時半就寝の母ちゃんです。

夜間のトイレ介助はありませんでした。

早朝のトイレ介助は6時50分スタート。

8時、8時半、9時とトイレの要望がありましたが、お小水は出ず・・・

一時静かになったと思ったら、お昼前からトイレとベッドの往復が頻繁です。

頻尿なのではなく、直前のトイレの記憶が無いんです。

なので、ポータブルトイレでくつろぐシィ君は大迷惑

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おばあちゃんがまたトイレなのニャーっ

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おばあちゃん、のんびりしようニャ~

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脳神経外科の予約時間の3時半が迫ってきました。

でも、母ちゃんのトイレ介助のせいでお仕事が終わりません

お仕事は帰ってきてからにするとして、多動の母ちゃんを見守りながらお出掛け準備を始めました。

と・・・不覚にも頻脈発生

何でこんな時に

車で行くのは危険なので、福祉タクシーを使うことにしました。

身障者手帳があれば安いんだろうけど、そうは言っていられません。

どうにか予約時間に間に合い、さっそく検査開始です。

オイラは頻脈が治まらないので、待合室でおとなしくしていました。

看護士さんがすべてやってくれたので、とっても助かりました。

検査室から聞こえてくる音に耳を傾けていると、母ちゃんの多動ぶりが見えるようです

まずは血液検査。

続いて、長谷川式簡易検査と図形検査。

そしてMRI。

どれもこれも『〇〇さ~ん、動かないでね~』とか『あ゛ーっダメダメおとなしくしててね~』とか・・・

その間にオイラの頻脈は治まったので、週刊誌なんか読んじゃってます。

1時間ほどの検査が終わり、いよいよ先生からの説明を受けます。

血液検査の結果は来週月曜日に出るので、診断書はその時に・・・ということでした。

長谷川式簡易検査の結果は、30点満点中の6点・・・重度の認知症です。

もう一つの検査も12点で、これも重度。

図形検査では、2個の重なった5角形を写し書きするものと、丸の中に時計の10時10分を書くというものでしたが、いずれも図形や数字らしきものは書けず、くさび形文字のような判読不能の文字列がのたくっていました。

最期にMRIの画像を見せてもらったところ、ほとんどの画像に波紋のようなものが浮かんでいます。撮影中に固定してあるはずの頭が小刻みに揺れて、鮮明な画像が撮れないというものでした。

が、4年前の画像と比べると一目瞭然

脳が恐ろしく縮小していました

特に海馬・・・断面積が半分くらいしかありません。

脳室も倍くらいに広がっています。

まぎれも無い、アルツハイマーであることが判明しました。

3段階で評価すると2段階の最下部。

7分類に分けると6番目。

すでに薬でどうこう出来る段階では無いとのことでした。

昔々の無症候性脳梗塞からてんかんを発症して、徐々にアルツハイマーに移行。

急激に進行したのがここ半年ってところだそうです。

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今後は進行の度合いが加速されるであろうアルツハイマー。

近いうちに言葉を発することも無くなるだろうということでした

診断書が出たら、役場の福祉課で各種手続きをしてもらいなさいって~

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福祉タクシーには、往復運賃をまとめてお支払いしました。

普通のタクシーだと往復6000円を超えるのに、4300円で済みました。

身障者手帳があれば、もっともっと安いんだろうなぁ~

っていうよりも、自家用車でいかに楽に乗り降りできるようにするか、考えなきゃなぁ~

今はまだ介助すれば乗り降りは可能だけれど、いずれ無理な時がやってくるぞ

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オイラの自律神経失調症も回復する暇ががありません。

明日は午前中仕事を休んで、循環器科に行ってきます。

たぶんまた、『お母さんを施設に入れなさい』とか『しばらく仕事は休みなさい』なんて言われるんだろうなぁ~

施設なんか順番さえ回ってこないし、仕事休んだらおまんまが食えん

ここが頑張り時だーっ