みなさん、Ciaoヨギです(´∀`)
本日はドイツ時間19日20時45分から、ミュンヘンのアリアンツ・アレーナ=写真=で行われた2011-2012欧州チャンピオンズリーグ決勝戦バイエルン・ミュンヘン(FC Bayern München)対チェルシーFC(Chelsea FC)の様子をお伝えしますね。
その前日、バイヤンのみんなはリラックスした表情で最後のトレーニングに臨んでいました。
最終決戦用のCLトレーニングウェアに着替える王子(フィリップ・ラーム選手)を発見!
前髪がデンジャラス・ゾーンなマヌ子(マヌエル・ノイアー選手)も……!
記者会見には王子とシュバイニィ(バスティアン・シュヴァインシュタイガー選手)のWボスが登場。決戦にかける意気込みなどを語りました。
そして19日当日。アリアンツは、まさに赤の世界!
ウリちゃま(ウリ・ヘーネスFCB会長)と奥様も会場入り。
奥様の記念Tシャツの着こなしがさわやかで素敵……♥(´∀`)
【メンバー】
Neuer
Lahm
Boateng
Tymoshchuk
Contento
Schweinsteiger
Kroos
Robben
Müller→87min. Van Buyten
Ribéry→97min. Olic
Gomez
試合は序盤から、バイヤンがボールをキープする展開に。
しかし、のどから手が出るほど欲しい先制点になかなかつながりません。
……というのもチェルシーのディフェンス、
こんなことになっていました(爆)。
ここまで手堅いディフェンスに、この日キレッキレだったリベリちゃん(フランク・リベリー選手)も攻めあぐねて。
バイヤンはシュート数こそ多いものの、チェルシーに得意のコースをふさがれることで枠内にまともに飛ばすことすらできない状態を繰り替えします。
そしてバイヤンのゴールでは、果敢に攻めてはいる味方のおかげで、あまりテレビに映らないマヌ子の姿がありました。
そしてチェルシーゴールをひたすら脅かすのに、最後の一手が届かないのは……。
チェルシーの守護神であり、この試合当日がバースデーだったペトル・チェフ選手渾身のセーブと、打っても打っても少し外れてしまうシュート運……_ノ乙(、ン、)_
後半に入ってすぐ、リベリちゃんがゴールしたものはオフサイド判定。
観客の盛り上がったテンションもグンと下がります……。
そこからはまんじりとも点数が動かない状態が続き、またもや延長戦かという気持ちが胸をよぎったころ……。
83分、トニ(トニ・クロース選手)のクロスから三浦(トーマス・ミュラー選手)が頭で当てたボールがバーに跳ねてイン!!!!!!!
バイヤン先制!!!!!!!
本当に本当に、貴重な1点をもぎ取りました!!!!!!!
このとき、試合を見ていたほとんどの人が一瞬、バイヤンの勝利を思い描いたのではないでしょうか。
その後すぐ、三浦に代わってブイ兄(ダニエル・ヴァン・ブイテン選手)が投入されます。
しかしその5分後、試合終了間際の88分。この日、ようやく訪れたチェルシーのコーナーキックから……。
ディディエ・ドログバ選手のヘディングが、わずかにマヌ子の手をかすめてネットに刺さります。
残り2分のところで同点!!!!!!
そして試合は1対1のまま、延長戦へ。
延長戦が始まってすぐ、ドログバ選手によるリベリちゃんへのファールでバイヤンにPKが与えられます。
蹴るのはロベ兄(アリエン・ロッベン選手)。
右をねらったロベ兄のボールはチェフ選手に阻まれて。
そこからこぼれたところを再びロベ兄が押し込もうとしますが、チェフ選手が冷静にボールをつかみます。
延長戦も得点のないまま、試合はついにPK戦へともつれ込むことに。
よく言われることですが、PKまで来たら、あとはもう運の問題。
最後、どちらにサッカーの神様が微笑むのかは誰にもわかりません。
まずはバイヤンから。一人目となったのは王子。ここをしっかりと決めてガッツポーズ!
チェルシーの1人目はファン・マタ選手。これはマヌ子がセーブ!!!!
バイヤン2人目は※(マリオ・ゴメス選手)。この日はいいところがほとんどなかったのですが、見事決めて2対0に!
そしてチェルシーの次のキッカーは、ダビド・ルイス選手。
この日、鉄壁のディフェンスと運動量でバイヤンを苦境に追い込んだ彼がしっかり決めて2対1に。くやしいけれど、本当にいい選手!!!
さらにバイヤンの番になり、登場したのは……。
なんとマヌ子!!!!!!!!!
事実上、これがGK世界頂上対決ゥウ!!!
さて、マヌ子の蹴ったボールは勢いこそないものの……。
見事ネットを揺らして3対1に!!!!!!
しかしそのあと、フランク・ランパード選手に入れられ3対2。
バイヤン4人目のキッカーは、リベリちゃんの負傷により延長戦から出場したオリっち(イヴィチャ・オリッチ選手)。
実はPKを誰が蹴るかの際、次々とメンバーたちが辞退したためオリっちが蹴ったそう。久々にPKに臨んだオリっちのキックは、チェフ選手に止められます。
さらに、チェルシー4人目はアシュリー・コール選手。ここもしっかりと決められ、3対3に追いつかれます。
勝負の行方は、5人目のキッカーにゆだねられることに。
バイヤン5人目は……シュバイニィ!
蹴る前の瞬間、シュバイニィが迷ったのがわかりました。
右隅へと蹴ったボールはチェフ選手の手に触れ、そのままポスト柱に当たって外へ。
その瞬間、一瞬だけ仲間たちの方を振り返り、ユニフォームで顔を覆いました。
これで3対3のまま、チェルシーにチャンスが最大のチャンスが訪れることに。
顔を覆ったまま、半ば呆然とするシュバイニィに王子が近寄ります。
前回、準決勝のレアル・マドリード戦とは逆の光景。
あまりにも大きなミスに、シュバイニィも動揺を隠せません。
慰めながら、待機するチームのほうへとシュバイニィを向かわせる王子。
いよいよ、最後のチェルシーのPKが始まります。
チェルシー最後のキッカーは、先ほど同点弾を決めたドログバ選手。
放ったシュートはマヌ子の逆をつき、ゴールへと吸い込まれて3対4に。
この瞬間……。
チェルシーが初の欧州王者として頂点に辿りつきました!
ドログバ選手のゴールが決まった瞬間、その場に固まったバイヤンの選手たち。
つい、ほんの少し前まで手にしかけていたビッグイヤーが消えた瞬間でした。
すんでのところでタイトルを失うという経験を、サッカーの神様は何度彼らに与えれば気が済むのでしょうか。
それでも、心を鬼にして言うのであれば、サッカーの神様は背水の陣で必死で臨んだチェルシーに“ご褒美”を与えたのかもしれません。
今回は両チームとも主力選手がそれぞれに不在。そして本拠地アリアンツでプレーするバイヤンのほうが有利だったことは明白です。どちらも全力を出し切った中で徹底的にディフェンスを固め、あきらめなかったチェルシーは本当に素晴らしかったと思います。
余談ですが、延長戦PKに入ったとき、なぜかシュバイニィはゴールから背をそむけ、顔を覆っていました。シュバイニィ、ここは副キャプテンとしても、しっかりと見届けてほしかったシーンです。
想像しがたい重圧があることは百も承知ですが、あえて言います。
バイヤン、そしてドイツ代表の副キャプテンという看板を背負っている男がPKから目を背けることなど言語道断。これでは精神面の弱さを指摘されても、何も言えません。
そんなふうにPKを見届けることのできなかったシュバイニィをはじめ、延長戦に入りところどころで集中力を切らしたバイヤンの心の弱さに、その“あと一歩”に届かなかった何かがあるように思えてなりません。
でも、あえて言います。
「シュバイニィ、もっともっと強くなれ!!」
鎖骨骨折と足首のトラブルで完全復調せず、パフォーマンスが落ちているのはある程度仕方がないこと。しかしもっと精神的に強くならなければ、EUROなどのビッグタイトルを勝ち得るには残念ながら難しいのではないかと思っています。
試合中、本当に強靭な精神力で戦い抜いた王子。
現在、ほぼ一人でその精神的な負担を負っている王子に対し、どうかメンタル面で一回り大きくなったシュバイニィがサポートできるよう願ってやみません。
それにしても王子。今回のプレーでは、おそらくバイヤンのサポーターはもちろん、チェルシーの関係者たちも舌を巻いたのではないでしょうか。
そのプレーと精神は、本当に本当に私たちの誇りです……!!
そして、結果的にはどのタイトルも2位という結果に終わりましたが、バイエルン・ミュンヘンがチャンピオンズリーグ史上初、ホームで最終決戦を戦ったチームになったことにかわりありません。
プレーオフからの出場、複数タイトル争いに加えて代表戦もこなすというハードスケジュールの中、また途中はシュバイニィ不在という予期せぬアクシデントにもかかわらず、本当によくぞここまで勝ち抜いてきてくれたことに、いまはただ感謝の気持ちでいっぱいです。
結果はつらいものになってしまったけれど、何ひとつ恥じることなく胸を張ってもらいたいです。
「本拠地では決勝に残れない」というCLの呪いを破った初めてのチームとして、これから先も語り継がれていくのですから。
これで引退となるブットさん(ハンス=ヨルク・ブット選手)や、出場停止のために歯がゆい思いをしたであろうアラバたん(ダビド・アラバ選手)にとって、なんとも残念な結果にはなってしまいましたが、どうか前を向いてほしいと切に願います。
少なくとも、本拠地でというのは遠くなってしまいましたが、来年に英ウェンブリーで開催される決勝戦のリベンジは、これから仕切り直しでじゅうぶん可能性があるのですから……!
興奮冷めやらぬアリアンツでは、メダルの授与が行われ……。
ゆぷパパ(ユップ・ハインケス監督)、そしてシュバイニィはそのメダルを首にかけることなく表彰台をあとにしました。
あらためて優勝おめでとう、チェルシー!!
表彰イベントのあとも、じっとピッチを見つめていたマヌ子。
昨年「最高峰のタイトル争いをするクラブでチャレンジしたい」と移籍した彼。
今年は無冠に終わりましたが、その大変な重圧と達成感の経験においてはまだ序の口。
勝負はこれからです。
ちなみに、現在フランスで合宿中のドイツ代表チームはみんなでテレビ観戦。
われらがドイツのヨアヒム・レーヴ監督(通称ヨギヨギ)は、試合後のコメントとして「どちらも本当に死力を尽くした戦いだった。バイエルンも本当によくやったと思う。個人的には準決勝のレアル戦が素晴らしかったね。だが、時にサッカーは非情だ」と答えています。
そして、これで今季のリーグ戦はすべて終了しましたが、バイヤンのドイツ代表選手にはこれからEURO2012の戦いが待っています。
まずはしばらく休んだのち、合宿に合流とのこと。メンタル面や疲労の面を含め、DFBが彼らを立て直すべくケア&トレーニングを行うようです。
どうかこの気持ちをバネにして、来たるEUROにぶつけてほしいものです。
そしてバイヤン、本当にありがとう……!!
では、また☆(〓_〓)I ̄凵 ̄I(´)Э`)(^ェ^)(*▼皿▼)(`L_` #)((;゜;Д;゜;))((;゜ェ゜;))
【おまけ】
試合後、夜中から慰労会が開かれたバイヤン。
さすがにみんな、重い表情です。
なんとなく、心もちダメージを回復しているかに見えるマヌ子。ある意味、シャルケで培った“ど根性魂”が役立っているのかもしれませんね。
|;´Д`);´Д`);´Д`);´Д`)さすがにロベ兄、グロッキー!? どうかゆっくり疲れをいやして……。
……………………といいたいところですが、現地時間22日はオランダ対バイエルンの親善試合!!(爆)
……ロベ兄、が、頑張レーヴ……(´∀`;;)
そして日曜日。ワンコを散歩させているシュバイニィの姿が。
早く心も体も元気いっぱいになって、また笑顔を見せてネ……。゜(゜´Д`゜)゜。
そしてワンコ、トリミングしてあげて(爆)。
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CL決勝、試合後のニュースで結果を知りまして、バイヤンが優勝できなかったこと・・・本当に残念ですが、全力を出し切った結果です。でもできたら、優勝カップを掲げる王子を見たかったー(涙)
今は両チームともお疲れ様!、と心の底から労いたい気持ちでいっぱいです。
それにしてもヨーコさんの仰るとおり、王子のプレーは勿論、カピテンとしての重圧にも耐えうるその精神面の強さには、本当に・・・本当に感服しました。 王子は様々な意味で成長していっているように思えて、頭が下がる思いです(汗)
いまだ立ち直れませんが目の前にはユーロが迫ってます。この悔しさは代表ではらしてほしいです。
王子の振る舞いは素晴らしかったですね。キャプテンになった当初は、穏やかすぎるしシュバの方がいいのではと思いましたが、まさかこれほど強靭な精神力を持っているとは。彼ならマンシャフトをタイトルに導いてくれるでしょう。逆にシュバはちょっと心配ですね
こんにちは♪
ヨーコも、ヨーコも見たかった……(´Д⊂ヽウェェェン (〓_〓)がカップ持つところ、ちょっと先延ばしになっちゃった……!!(* ハ)エーン
それでも、本当に素晴らしい勝負を見せてもらい、両チームに感謝・感謝です。くやしいけど、こんなときもある。これがサッカー!
そしてW杯から、さらにキャプテンとして精神が強く成長している(〓_〓)を見れたことは、本当にうれしくて。
……EUROがある! 歓喜のチャンスはまだこれから……!!
・*:.。. .。.:*・゜゜・*☆(〓_〓)I ̄凵 ̄/I{Θ_Θ}(´)Э`)☆・*:.。. .。.:*・゜゜・*
☆ミロさま
初めまして☆ いつも読んでいただいてありがとうございます(´▽`)ペコリ
やっぱり、いまもちょこっと夢で見て、泣いちゃう日があります。もう、ビッグイヤーの耳部分まで手にしかけていただけに、本当にくやしいです。でも、ここでさらに一段階、選手のみんなにはステップをあがってもらえればと願ってやみません。
(〓_〓)王子、今回の試合を通して、おそらくもう「あいつがキャプテンで大丈夫か?」的な風潮はなくなったのではないかと(勝手に)想像しています。あの精神力と品格、本当に素晴らしいと思います。だからこそ、彼の手の中に頂点のしるしを授けてほしいと祈っています!
……シュバイニィのいいところでもあり、弱点でもあるやさしさの面が気になります。ここでなんとか踏ん張ってもらいたいです(´Д` )