みなさん、ついにEURO2020(欧州選手権)まで1カ月を切りましたが、いかがお過ごしですか?
いよいよ現地時間の19日午後12時半より、ストリーミング中継で同選手権の暫定メンバーが発表されます。
今回はコロナ禍の開催ということもあり、特例として召集枠が通常の23名から26名へと拡大。これから召集される選手たちはキャンプを経て26名へと絞り込まれ、6月1日に登録が行われます。
ところがここに来てショックなニュースが。現在バルセロナでプレーするテアシュ(マルク=アンドレ・テアシュテーゲン選手)がひざの手術のため、この夏は治療に専念すると公表。「ここ数年で初めてファンとしてテレビの前に座って応援します」と、チームの勝利を願うコメントを出しました。
さらに追い打ちをかけるのが、先日所属クラブのレアル・マドリードでの濃厚接触者として自宅で経過観察となっていたトニ(トニ・クロース選手)の新型コロナ陽性判定。先に奥さんのジェシカさんの感染が分かり、月曜日に行われた検査で陽性となったトニですが、10日間の隔離生活が義務付けられました。現状では、代表合宿は後半になんとか合流できるかもしれないといったところです。
しかし、検査結果によってはEURO2020の開幕もあやうい可能性が浮上してきました。
相次ぐ主要選手の離脱のニュースの中、召集確定といわれる選手らの名前もちらほら。一部報道では、チェルシーのアンちゃん(アントニオ・リュディガー選手)の名前が確実に入っているとのこと。
そしてこれまでにも再三話題となっていた、W杯優勝組の復帰。メディアではすでにヨギヨギが三浦(トーマス・ミュラー選手)に連絡を取ったというニュースが流れています。
また今回は、復帰組の話題に必ず名前が挙がる松(マッツ・フンメルス選手)もメンバーに入るのではないかと期待の声が。
はたしてどのような顔ぶれとなるのでしょうか。
代表といえば、先ごろドイツの市民権を取得してドイツ代表としてのスタートを試みていた、クロアチアのボルナ・ソサ選手。結果としてはFIFAの規定に基づき、A代表としての登録は不可能になっていたことが証明され、DFBもこれらを受けてDFBへの登録を断念。
わずか数カ月の差で新規定に引っかかった形となったソサ君ですが、このほどクロアチアメディアで今回の騒動を謝罪するとともに、もう一度クロアチア代表としてプレーしたいという意向を示しました。再び召集の声がかかるかどうかは、ソサ君の今後の成果によるところです。
あすの召集メンバーに発表された選手たちは、9日後の今月28日からオーストリアのゼーフェルトにて合宿がスタート。今回はコロナ対策のため、一時帰宅などないままミュンヘンのアディダス本社合宿を経由しEURO2020へと直行します。
われらがドイツのヨアヒム・レーヴ監督(通称ヨギヨギ)は今頃、テアシュの離脱などによってメンバー選考に頭を抱えているのでしょうか……?
いずれにせよ、あすの召集メンバーの顔ぶれで今回のEUROの方向性も見えてくるはず。そしてその先には大きなカップがあると信じて、発表を待ちたいと思います。
では、また☆☆☆☆
Die Nationalmannschaft - One Night in Rio (Gold-Edition) 2014年W杯のドイツ代表を完全記録した写真の豪華装丁版。 |
Edel |