とんとんからしのあるがまま

ゆっくりと、のんびりと、ゆる〜いシニアの日々を綴ります。

母慕情(俳句)・・・前編「枇杷の花」

2022-01-21 | 日記

生きてたら楽しいこともあるけれど、

嫌なことの方が多い気がする、、、

 

プラスに変えてなんて言うけれど

簡単に変えられるものじゃないよね

 

痛みは痛み、悲しみは悲しみ、、、

しっかりと身に沁みて

耐えるのは独り

 

誰かが代わってくれると言っても

そんな事は出来やしない

 

      *・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*

 

俳句に逃げる、、、

 

一月は母の亡くなった月です

母を詠んだ句があったので

前編と後編にまとめてみました

 

母慕情・・・前編「枇杷の花」

 

麦を踏む母は光をまとひつつ

 

幸せはいつも短しあおさ

 

寒椿や署名す遺体引取書

 

電気敷毛布母は往時を生きてゐる

 

母の見る空へ春潮の来てゐる

 

逝くときは着物一枚烏瓜

 

もう胡桃握る力もなくて母

 

老人ホームの金魚眠たし枇杷の花

 

全て「人選」を頂いています・・・

俳句投稿サイトにて・・・選・夏井いつき

※下線の部分が季語です

後編は後日にて。