この道(詩)
この道は私の来た道
とても孤独だった
正義を通せば嫌われて
黙って見過ごすほど
賢くもなかった
梅雨の夜
テラスに落ちる雨音を
聞きながら
この道を振り返る
悩める人の話は
よく聴いた
憤りのない話を
聴いてくれる人もいた
だが一人二人と
居なくなった
むき出しの心は痛くて
いつも誰かに恋してた
この道は
やがて
雨粒のように消えて
跡かたもなくなってしまうだろう
わたしの生命が
消えるその時に
この詩を
ブログにアップする気は
ありませんでしたが
あの人に捧げたいと思いました
リアクションボタンを外しました、悪しからず。