私が一人旅を始めたきっかけは 家から逃れるためだった
精神的にも身体的にも限界だった時 母が私にお金を握らせ
これでどこかへ行って来なさい 子供は預かってあげるから
あの旅がなかったら おそらく私は人生に絶望して 今 生きてはいなかっただろう
20年近く前のことではあるが 親には大変感謝しているし
あの旅で出会った友人やたまたま出会った人たちへの感謝は今も忘れない
近年 女性の一人旅をする人が増えてきているらしい
当時は まだ偏見があったようにも思えますが 今も特に年配の人から見ると
何かワケありのように 見られることも少なくない
泊まる宿もおひとりさまが歓迎されない所も多い
なので 以前はゆっくりしたい時は そこそこ高いホテルに泊まって
ルームサービスで食事をすることもありました
沖縄のリゾートだと周囲に出かけるのが不便だったりするので
食事付きプランにすると BBQだったりもした(笑)
プールサイドで一人でBBQ これができたらどんな場所にも一人で行けると思ったくらいの経験です(笑)
周りの人が気を使って 入れ替わり立ち替わりいろいろな人が話にきてくれたのは楽しかった♪
それから 沖縄や関西や東京の演奏会 海外にも一人で行った
その時間だけは 何も考えず全てから解き放たれた
最近は 行き慣れた場所ではなく 行ったこともない場所に行くようになった
それが今回の東北だったり甲信越、東海、北関東だったりするのですが
西日本とは違う風景や温泉、食事に発見がたくさんあり
自分の好みと一致して すっかり気に入ってしまいました
15年ほど前から私は どんなに古くても新しくても大浴場があるのが宿の条件で
大浴場があればゲストハウスとかカプセルとかでも全然オッケーです
温泉があれば尚良しという感じです
一人だと 温泉とかはちょっと割高ではありますが
最近の一人旅が増えてる現象は 私にとってプラスに作用していて
旅館やホテルもいろいろな人が泊まれるように 多様化して 以前より敷居が低くなりました
泊まれる場所の選択肢が増えてきたことは 一人旅をする私には大いに大歓迎
急な予定変更も簡単にできます
ですが 時々無性に寂しさを感じることもあります(笑)
結局は 強がっているだけなんでしょうか(笑)