地理にがてが旅したい

散歩していて、たまに迷子になります。
ほんのちょっと方向ダメなんです。

田沢湖から十和田湖(4)

2010年11月04日 19時06分14秒 | 田沢湖から十和田湖

十和田湖が見えた。15時少しまえ。

ベンテク「それでは、左回りで十和田湖1周スタートで~す。」

賑やかなところに出た。みやげ屋から食べ物屋からたくさんの店が並んでる。
人も大勢歩いている。車もたくさん連なり、大きなバスも立ち往生している。

そのようなゴチャゴチャしているところを、私の軽自動車はスイスイとくぐり抜け、前へ先へと進んで行く。
ベンテク「さすが軽自動車! やるね!」

つきあたりのところで見渡せば、駐車スペースが1個だけ空いていた。

ベンテク「ほら、空いてるよ!」
ラッキーとばかり車を突っ込む。無料駐車場と書いてある、提供は3つのお店の連名。

とりあえず、乙女の像の方向に歩いて行く、かなり歩く。

見えた、乙女の像。
ベンテク「はい、これが乙女の像です。」



私「この像、何で2人なんだろう?」
ベンテク「そのことについては、こちらで確認ください。」 乙女像

てきとうに像と湖の写真を撮り、車に戻る。

無料駐車場提供店を見ると、1つは休み、2つめは食堂、3つめのみやげ屋に入る。やはり只というわけにはいかない、私は義理堅いのだ。

店の中を何度もぐるぐる回ったけど、何もほしい物なし。

そぉーと店を出た。
ベンテク「へっ、義理堅いのに?」

ベンテク「それでは十和田湖1周再スタートで~す。」



十和田湖の木々は、秋まっさかりに色付いている。どこかの誰かも色気づいている。
ベンテク「だれ?」

展望台があったのでちょっと休憩。
もやかな、きりかな。かすんで見える十和田湖もまたよし。



女性だって、はっきり見えるよりは少しぼやけて見えたほうが美人に見える。

ベンテク「再び出~っ発!」

十和田湖の周りは、それほど車を止めるところがない。
ちょっと車を止めて湖を眺めるという場所がほとんどない。
ベンテク「これじゃねー、彼氏と彼女が、あーでもない、こーでもないとお喋りするスペースがないじゃない。」

これだけの名所なのだから、もうちょっと手を加えて駐車スペースを作り、みやげ屋をちょこちょこっと置けば、もうそれだけで観光客がお金をたんまり落として行くのに、青森県人は商売がへただ。

いつもそこに有ると馴れっこになって気がつかない。
我われ無い者からすると、湖とか川とかそれが有るということが、ほんとうに羨ましく思う。
そういった自然からの頂きものを、なにもしないでおくなんて、もったいなくてしょうがない。
どんどん活用するべきだと思う。自然を破壊しろと言っているのではない。よく考えながら活用しようと言っているつもり。

人間なんて、川とか湖とか、ぼんやり眺めているだけで落ちつくのだから。

私なんて、川とか湖とかじゃなくても、ぼんやりしているだけで落ちつく。

ベンテク「そうだよね。」
私「うるへ!」

あたりが暗くなってきた。
車のライトをつける。
もう暗闇をただ走っているだけだ。

出発点まで来た。
ベンテク「やりました、十和田湖1周しました!」


今回、田沢湖、宝仙湖、十和田湖と、いそぎ足で見てきましたが、1日で3湖ですからね、時間がちょっときつかったです。

それでは、戻りますか。
ベンテク「戻りますか。」

このあとの旅はしばらく無いだろうな、寒くなってきたし、道の駅で寝るなんてもう無理だろうから。

もどりますか。




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田沢湖から十和田湖(3)

2010年11月03日 19時04分22秒 | 田沢湖から十和田湖
         写真は宝仙湖
                     
田沢湖をあとに北に進むと宝仙湖があった。 宝仙湖



そして、男神山のふもとの男神橋を渡り、宝仙湖を横切った。

この先の道をカーナビで見ると、湖沿いに走り、また国道341号と合流するようだ。

行ってみようか。
出発!

おおー、なかなかイイ道じゃん。
ベンテク「だいじょうぶかな。誰も走らないような道だよ。岩手県のこと忘れたの?」

私「だいじょうぶだって、私はこのような道が好きなんだ。いやーいいね、私好みの道だよ。フラワーソングがでてきそうだよ。」

ベンテク「なに? フラワーソングって?」  
私「はなうた。」
ベンテク「はへっ!」

その道は、ほんとうに私好みの道だった。快適に走るはずだった。


途中から電柱がなくなった。

ベンテク「電柱がなくなったってことは、ひと気がなくなったってことだよね。」
私「だいじょうぶ、だいじょう~ぶ。」

道路の舗装がなくなった。


ベンテク「じゃり道になったってことは、普通だれも通らないってことだよね。」
私「だいじょう~ぶ、だいじょう~ぶ、、、、、





























    、、、、、かな?」




















ゲッ! 水溜り。

水溜りといえば、天地真理の以前の名前は”みずたまり”と聞いたことがあるけど、、、

ベンテク「ちょっとぉーっ! それよりも、だいじょうぶなの?」
私「うん、たぶん。」

ベンテク「ストップ! ストップ!! とぉまれェ~~~っ!!! 」
私「へほっ、おおーーっ! やべぇー やべえー! 」


ベンテク「はいはい、大きな水溜りよ、車おりて見てきなさい。はい、見てくる! みてくる! 」

やばいなー、ここまで来て、ふりだしもどれじゃないだろうな。
うーん、水溜りは浅いようだ、これなら行けそう。

れれ、なにこれ、民家がある。
ひぇ~~~っ! こんなところに人が住んでいるんだ、たまげた。

んじゃー 先行くか。

おおー 抜けました、かなりヤバイ道から抜けました。そして、国道341号と合流しました。
助かった。

まぁー 今回は岩手県釜石の出来事までには至らないとしても、かなりヤバかった。 東北1周できるかな(2)

ベンテク「そうだよ、少しは反省しなさいヨ!」
私「はんせい!」
ベンテク「反省だけならサルでもできる!」 反省さる

341号を北へと走る。

鹿角市八幡平、道路わきの花がどこまでも続いている、みごとです。




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田沢湖から十和田湖(2)

2010年11月02日 18時50分02秒 | 田沢湖から十和田湖

ベンテク「大きな鳥居があります。御座石神社です。」

御座石とは、秋田佐竹二代目藩主義隆公が、ここの岩場に床机を据えて景色を眺めたことからついた名であり、御座所の石(岩場)という意味ということだ。

私「この神社にも巫女さんいるのかな。」
ベンテク「なんで?」

私「巫女さんは下着をつけてないというけれど、ほんとうかな。」
ベンテク「ばか! 大ばか!! 確かに数十年前までは、神に失礼ということで昔ながらの服装で神事にあたったと聞いたことがあるけれど、昔の話し、今はいまだと思うよ。」

ベンテク「そのような馬鹿なこと、巫女さんに聞くんじゃないでしょうネ!」
私「そんな馬鹿なこと聞くわけないよ。」
ベンテク「だよね。」

ここの神社に「鏡石」というのがあるらしい。矢印の方向に歩いてゆくと、階段だ、しかも上り。
   

しばらく行くと橋があった、「願橋」。鏡石は橋を渡った先だ。

そのとき、橋の上の山から、「バキバキ、バキバキ、バキ!」と音がした。

全国的に”クマ出没!”のこのとき、橋を渡って行って何事かあれば、いい笑いもの。

橋を渡るのをあきらめた。

私はクマなど怖くない! それよりも、笑いものになるのが怖い。

みやげ店に戻り、はちみつを買った。
これさえあれば、たとえクマが出てきても、少し時間をかせげる。そのすきに、私はクマよけの鈴を買ってくるのだ! ははは! 名案だ!

湖の半分ほど行ったところに像があった。

ベンテク「は~い、こちらが辰子像で~す。」


なんだこれ! なんで金色なの?

ベンテク「それはですね、腐食に強い金箔を貼付け、酸化による劣化を防ぐということのようで~す。」

ふーん、なんか重みがないよね金色って。

みやげ店を覗いたが、何もほしいものがなかった。

さらに先に行く。

ベンテク「ね、ね、たつこ茶屋、ここで休憩ネ。」 たつこ茶屋


このたつこ茶屋は、食堂というか食べもの屋さんのようだ。
食べものはあまり興味がない。店を覗いたが、すぐ出ようと思った。
あっ、この「みそたんぽ」ってなんだろう? 食べたことがない。
ひとつ注文した。
なにやら、棒にご飯をからめて味噌つけて、いろりであぶるということだ。
のんびり待ってみた。
     

できあがった「みそたんぽ」がお皿にのってやってきた。
いっきにしょくす。

うーーーん、、、名物の味だ。

たつこ茶屋の前の湖では、水上バイクが人気のようだ。家族連れがうらやましい。


ふん! 私には家族がいない、それがなんだ!

茶屋をあとにすると、道は湖からはなれ、あまり景色がよいとは言えない。

しばらく走ると、カーナビにスイス村の表示、その方向に行くと行止まり、封鎖されている。残念! スイス村

湖をほぼ1周して、みやげ屋に入ろうと車を止めたら、貸し自転車が目にはいった。
ふーん、自転車もいいね。

みやげ屋には、なにもほしいものがなかった。

それじゃー、つぎ行くか!





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田沢湖から十和田湖(1)

2010年11月01日 21時42分50秒 | 田沢湖から十和田湖

10月24日(日)
ベンテク「は~い着きました、田沢湖で~す。ただいま8時06分です。」
私「ほへっ、ずいぶん早いですね出番が。」
ベンテク「はいはい、前回は”おいてけぼり”でしたから。」おいてけぼり

ベンテク「さて、田沢湖には、辰子姫伝説があります。」

田沢湖のほとりに辰子という名の美しい娘が暮らしていた。辰子は、いつの日か衰えていくであろうその若さと美しさを保ちたいと願い、百夜の願掛けをした。観音のお告げのとおり泉の水を飲むと辰子は龍となり、田沢湖に身を沈めて暮らすようになった。

ベンテク「だいたいこのようなお話しです。このことを頭において田沢湖周辺を散策しましょう。」

ベンテク「それでは田沢湖1周、しゅっぱぁ~~~つ! です。」
私「へっ!」

ベンテク「こちらが姫観音でぇ~~す。」


姫観音が建てられた訳とは、次のようなことらしい。

昭和15年、国策によって玉川の強酸性の水を田沢湖に導入し貯水ダムとしたため、田沢湖の多くの魚が死滅した。滅び行く魚と湖神たつこ姫の慰霊のため、周辺寺院の住職達が中心となって浄財を募り建立した。像は湖に向かって立っている。

しかし、別の説もある。それは、

戦時下、1938年から40年にかけて田沢湖をダム湖とした国策によって行なわれた、発電所建設、導水路工事、などが2年間の突貫工事で進められた。寒冷、過酷労働、食料不足、落盤事故などにより多くの犠牲者が出た。その多くは、強制労働に従事した朝鮮人だった。その工事犠牲者を慰霊するために建てられた。





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