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あつい、暑い、熱い!!![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
昨日僕が住むポルトアレグレ市内は所によって気温が41.3度を記録し、地球上で最も暑い都市だったそうである。エアコンなしの車で運転しようものなら、まさにサウナの中にいるような感じだ。
このような記録的暑さがニュースになるなか、一昨日偶然にも僕は片道5時間のバス旅行の時間を利用し、両親が日本から送ってくれた『「地球温暖化」論に騙されるな!』(丸山茂徳著、講談社)という本を読んだ。
ここ数十年に渡って地球が温暖化しているという事実に対して、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)という世界各国の専門家から構成される国際機関は、その原因は産業の急激な発展による空気上の二酸化炭素の増加にあると主張してきた。
しかし、丸山氏の意見によれば、空気中における二酸化炭素の割合は0.054%と非常に微量のため、毎年二酸化炭素の量が1ppm増加していると計測されているが、1年で0.004度しか地球上の温度の上昇に寄与していない。
従って、二酸化炭素の増加が温暖化の原因の1つであることは否定しないが、まるで二酸化炭素の増加を抑制さえすれば温暖化を防止できるようなマスコミの報道振りには納得が行かないと主張している。
そして、実際に温暖化の最大の要因は、太陽の活動の活発化や磁場の強さ、地球上における雲の量であると説明しており、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)も本当はそれを承知しているはずなのに、二酸化炭素だけにその原因を求めるのはおかしいとしている。
また、地球上の歴史をもっと長期的視点で眺めると、現在はちょうど温暖化の段階が終わり、今後は寒冷化の時期を迎えるそうである。マスコミは温暖化を通じた悪い点ばかりを述べているが、実際には温暖化より寒冷化の方が地球の生物に対してより大きな被害を及ぼすことから、そちらの対策も取るべきであることを主張している。
さらに言えば、実際には地球の気温の問題よりも、環境問題や人口問題に起因する食糧・資源問題などの方がよほど緊急を要する問題であると述べている。
この本を読んで1つ言えるのは、決して定説や世論をそのまま信じるなということだと思う。天動説が定説であった中世に、地動説を唱えたコペルニクスのように、必ずしもその時代の定説が真実とは限らないからである。
と言うか、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)自体も温暖化に関して二酸化炭素を主な原因とするに当たって説明に窮する部分があり、同機関に所属するすべての専門家が二酸化炭素原因説を信じている訳ではないようなのだから、一般市民はおおいに疑っていい考え方と言えるだろう。
とにかく、原因は何であれ、急激な気候変化は人間をはじめすべての動植物に悪影響を与えるのだから、著者が本著で述べているように、人間が一致団結して知恵を絞り、地球の環境をいい方向に持っていくための対応策を取るべきである。
まあ、僕としては本当はエアコンを買って、この暑さを乗り切るほうが緊急課題であるわけだが…
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昨日僕が住むポルトアレグレ市内は所によって気温が41.3度を記録し、地球上で最も暑い都市だったそうである。エアコンなしの車で運転しようものなら、まさにサウナの中にいるような感じだ。
このような記録的暑さがニュースになるなか、一昨日偶然にも僕は片道5時間のバス旅行の時間を利用し、両親が日本から送ってくれた『「地球温暖化」論に騙されるな!』(丸山茂徳著、講談社)という本を読んだ。
ここ数十年に渡って地球が温暖化しているという事実に対して、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)という世界各国の専門家から構成される国際機関は、その原因は産業の急激な発展による空気上の二酸化炭素の増加にあると主張してきた。
しかし、丸山氏の意見によれば、空気中における二酸化炭素の割合は0.054%と非常に微量のため、毎年二酸化炭素の量が1ppm増加していると計測されているが、1年で0.004度しか地球上の温度の上昇に寄与していない。
従って、二酸化炭素の増加が温暖化の原因の1つであることは否定しないが、まるで二酸化炭素の増加を抑制さえすれば温暖化を防止できるようなマスコミの報道振りには納得が行かないと主張している。
そして、実際に温暖化の最大の要因は、太陽の活動の活発化や磁場の強さ、地球上における雲の量であると説明しており、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)も本当はそれを承知しているはずなのに、二酸化炭素だけにその原因を求めるのはおかしいとしている。
また、地球上の歴史をもっと長期的視点で眺めると、現在はちょうど温暖化の段階が終わり、今後は寒冷化の時期を迎えるそうである。マスコミは温暖化を通じた悪い点ばかりを述べているが、実際には温暖化より寒冷化の方が地球の生物に対してより大きな被害を及ぼすことから、そちらの対策も取るべきであることを主張している。
さらに言えば、実際には地球の気温の問題よりも、環境問題や人口問題に起因する食糧・資源問題などの方がよほど緊急を要する問題であると述べている。
この本を読んで1つ言えるのは、決して定説や世論をそのまま信じるなということだと思う。天動説が定説であった中世に、地動説を唱えたコペルニクスのように、必ずしもその時代の定説が真実とは限らないからである。
と言うか、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)自体も温暖化に関して二酸化炭素を主な原因とするに当たって説明に窮する部分があり、同機関に所属するすべての専門家が二酸化炭素原因説を信じている訳ではないようなのだから、一般市民はおおいに疑っていい考え方と言えるだろう。
とにかく、原因は何であれ、急激な気候変化は人間をはじめすべての動植物に悪影響を与えるのだから、著者が本著で述べているように、人間が一致団結して知恵を絞り、地球の環境をいい方向に持っていくための対応策を取るべきである。
まあ、僕としては本当はエアコンを買って、この暑さを乗り切るほうが緊急課題であるわけだが…
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