娘が10歳の誕生日を迎えた。
少しでも楽しい雰囲気が出ればと、両親とスカイプをした際に、ハッピーバースデーの歌をポルトガル語で歌い、娘にケーキのろうそくの火を消させた。
地球の反対側にいても、誕生日という特別な時を「共有」できるというのは世の中便利になったもんだと思う。技術の進歩に感謝である。
それにしても娘が生まれてから10年が経過したかと思うと感慨深い。
子供が成長して大きくなるのはもちろん嬉しいが、僕もきっちり10歳年を取ったわけで、果たして充実した10年を送れたのかと思うと実に疑問である。
誕生日の翌日の日曜日、午前は娘とともにアパートの最上階のスポーツジムに上った。娘が適当に遊んでいる間、僕はポルトアレグレの壮大な景色を見ながら40分ウォーキングをし、300キロカロリーを消費した。
いつも思うが、この景色はすばらしく、何か前向きになれる気がする。
それから、娘の要望に従い、僕らはアパートにあるプールへと直行した。
今年の夏、初のプール。
まだ、水が冷たいかなと想像していたが、めちゃめちゃいい感じの水温。
娘は去年と違って、足がプールの底に着くようになった。
僕は浮き輪の上でプカプカと浮かんでいたが、すげー極楽な気分を味わえた。プールサイドには女性の住人も2人いたのだが、どちらもビキニでボン・キュッ・パンのすごい体をしている。
こういう環境にいると、やっぱブラジルっていいなと思ってしまう。
ちょっと日本では味わえない贅沢な経験だと思うから。
冬の日本に行くと、どうしても寒さで家に籠もってしまう。いつもそうだけど、この時期に日本に行くと、ブラジルのいい時期を逃すためにちょっと損した気分になる。ただ、時々うだるような蒸し暑さになる夏があり、そういう時には日本に逃げるのは賢明な方法かもしれない。
とにもかくにも、仕事の関係上もう16年も夏に日本に帰れておらず、チャンスがあれば、いつか夏に日本に帰国したいと思っている。
でも、もしかしたら退職するまで夏に日本に帰れないかも。
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