日本語教師ブラジル奮闘記

ブラジル生活裏話

初心に帰ってポルトガル語を勉強する

2011年02月21日 12時51分28秒 | ポルトガル語

 

 「僕が推薦するポルトガル語文法書3冊もご介した「初級 ブラジル・ポルトガル語」(深沢暁著、東洋書店)を読み直し、ポルトガル語の初級を1課から30課までもう1度勉強し直した。

 

 「初心に帰る」という意味合いもある。

 

 実際に勉強しなおすと、10年前には気づかなかった説明に納得したり、逆にその説明に疑問を覚えたりと、いろいろと気付かされることも多かった。

 

 日本人にポルトガル語を教えてみたいという希望から、日本人に教える上で初級の文法項目・文法用語を自分の中で整理したいという思いもある。

 

 日本語を話せる日本人と言うだけで日本語を教えられる訳ではないのと同じで、ポルトガル語を話せると言うだけでポルトガル語を教えられる訳ではない。

 

 やはり教える側もしっかり文法知識を得て、それをきちんと整理して生徒に教える必要がある。直接法不完全過去、過去未来、接続法過去完了。。。。。ポルトガル語の文法には英文法には出てこない、聞きなれない文法用語がたくさん出てくる。

 

 僕が教えたいのは会話ではない。ポルトガル語の文法を日本語で分かり易く説明したい。

 

 会話はネイティブの先生と練習してもらうのが最善の方法だと思う。

 

 人に教えることによって、こちらが教えてもらうことはたくさんある。このことは僕が日本語教師としてブラジル人に日本語を教えていて感じることである。

 

 サンパウロの公証翻訳人の方がおっしゃっていた。

 

 「日本語教師として教えることは大体決まっている。その点、翻訳で必要とされる知識は無尽蔵にある。だから、私は日本語の授業をやめた」

 

 初級・中級の学習者がほとんどであることを考慮すれば、まさにその通りかと思う。僕もあと何年か日本語教師を続けたら、そういう心境になるのかもしれない。

 

 でも、僕にとって大事なのは、翻訳で得られるより多くの報酬・知的欲求に対する満足感ではなく、人との繋がりのような気がする。

 

 「誰かの役に立ちたい。授業で誰かを楽しませたい。」

 

 そういったことで自分が有用感を味わいたいんだと思う。

 

 だから、ポルトガル語も是非教えてみたい。

 

 



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