ポルトガル語中級・上級を目指す方に推薦したいポルトガル語に関する著書がある。
『1001 Dúvidas de Português』(著者 :José de Nicola 氏と Ernani Terra氏、Saraiva出版社)
ブラジル人が大学入試や公務員試験を受ける際、受験科目としてポルトガル語がある訳だが、そこに出題されるポルトガル語の文法・語彙問題に対する対策を目的として編集されている。
つまり、読者の対象はポルトガル語がネイティブのブラジル人である。
ただ、ブラジル人がポルトガル語で文書を書いたり、話したりする時の数々の誤用がアルファベット順に掲載されており、読み物としても非常に面白い。各項目には必ず誤用となる例文が掲載され、規範となる正しい言い方が示され、簡潔に文法的に解説がなされている。
読んでいて、本当に「目から鱗が落ちる」こと請け合いである。
本のサイズも非常に小さいため、携帯性に優れており、何と値段は20レアル(約1000円)と非常に安い。
この著書の版権を買い、翻訳して日本で販売したら、売れるんじゃないかなと思う。
もちろんポルトガル語は初級者向けの文法書でも市場が小さいから、売れてもたいしたことはない。だから、中級・上級者向けの文法書はさらに売れない。
しかし、少なくとも中級・上級者の学習者にとってはバイブル的な本にはなりうるような気がする。ただ、そのまま翻訳するだけだと芸がないので、日本人向けに多少改訂して売る。
どこかの出版社が挑戦してくれないかな?
それとも僕自身が売り込んじゃおうか。夢の印税生活を目指して。。。
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