椿姫（2）

いろいろなものを抱えきれずに

辛くて、首がもがれて、落ちる花が

まるで私に似ているようで

涙がでることがしばしあった

大人たちは昔から、この花を忌み嫌っていた。

日本人は桜が好きだね。

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大変だ～！

下書き・・・

でも書くことが大好き！

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散り際の美学が根強いのか

潔くて、美しいものが好きなのは

確かに

夜桜は美しい

桜の木の下には死体が埋まっているといわれるほどに

なにか取り憑いているように、美しい。

椿・・・きへんに春と書く
榎えのき
柊ひいらぎ

「椿姫」という劇まであるのだから、芸術世界では、わりと認められている花のひとつであろう。

なにせ、あんなふうにいきなり落ちる花は、見たことがないから。

劇中、ぽたっ、ぽたっと、落ちる椿の様子に息を飲む観客が多いという。

ぞっとしてるのだろうか

椿は・・・桜吹雪のように、美しく花びらを散らせて、夢のように終わるような幻想的なものではなくて
縁起が悪いとか、そんなふうにいわれるけれど

私は嫌いではない。

強そうでモロい、まるで私のような花
支えてくれる人がいなければ、私はああなるような気がすることが、しばしあるのだ。

涙もそう

ぼろぽろと泣く女ではない。
ぽた、ぽたっと落ちる涙が多い。

大きな目の中に池ができ、溢れるとき、一度瞬きする。
その瞬間に、大きなかたまりが落ちる

窓辺から、その花を見て、しばし泣いていた
幼いころ。

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１ページ、書けた！

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