私たちは、ステージでカラオケがうたえる店に行った。
店内はブルー。薄暗く、照明がところどころ落ちている。
お客は私たちと、何かのサークル仲間のような団体さんのみ。
そのサークルはその会話と特異な出で立ちから「社交ダンスをやっているひとたちなんだ」
とわかるまでに、そう時間はかからなかった。
男女10名くらいの団体さんは、飲み食いがメインのようで誰も
ステージにたって歌おうとはしない。
ステージはさびしげに、がら~んとしていた。
友人はトッブバッターで舞台にあがった。
彼女はとても歌が上手いので、聴いてるこちらも不思議な安堵感がある。
ただ、心底「乗って」聴いてるのは私だけのようだった。
社交ダンスの人たちは、相かわらず飲み食いがメインで、たまに酔っぱらったおじさんが何かを
食べながら「彼女歌うまいねえ! プロ?」なんて、ひやかしの言葉を私に投げてきたが、
私は聴こえないフリ。
好きな音楽を聴いて、その音楽に「乗っている」とき、とてもしあわせ。
そうこうしていると、今度は私の番になる。
ステージにあがる。
どんな曲にしようかとおもったが、友人以外は誰も聴いてはいないと思い
自分の好きなかなり歌詞のきわどい、セクシーな曲を歌った。
その曲をうたいだしてから、ほどなく会場の空気がガラッとかわった。
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
キレイだな・・・・・・・・・・
私の目には、その光景が
カラフルなチョウチョが飛んでいる、舞っているように思えた。
店内はブルー。薄暗く、照明がところどころ落ちている。
お客は私たちと、何かのサークル仲間のような団体さんのみ。
そのサークルはその会話と特異な出で立ちから「社交ダンスをやっているひとたちなんだ」
とわかるまでに、そう時間はかからなかった。
男女10名くらいの団体さんは、飲み食いがメインのようで誰も
ステージにたって歌おうとはしない。
ステージはさびしげに、がら~んとしていた。
友人はトッブバッターで舞台にあがった。
彼女はとても歌が上手いので、聴いてるこちらも不思議な安堵感がある。
ただ、心底「乗って」聴いてるのは私だけのようだった。
社交ダンスの人たちは、相かわらず飲み食いがメインで、たまに酔っぱらったおじさんが何かを
食べながら「彼女歌うまいねえ! プロ?」なんて、ひやかしの言葉を私に投げてきたが、
私は聴こえないフリ。
好きな音楽を聴いて、その音楽に「乗っている」とき、とてもしあわせ。
そうこうしていると、今度は私の番になる。
ステージにあがる。
どんな曲にしようかとおもったが、友人以外は誰も聴いてはいないと思い
自分の好きなかなり歌詞のきわどい、セクシーな曲を歌った。
その曲をうたいだしてから、ほどなく会場の空気がガラッとかわった。
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キレイだな・・・・・・・・・・
私の目には、その光景が
カラフルなチョウチョが飛んでいる、舞っているように思えた。