しばらくして「葉山マーロウ」の看板が見えた。
宮田はゆっくりと店の駐車場にセブンを止めた。
二人は海の見える席へ通された。
「何にしようかなぁー」
莉沙はこのレストランが大好きで、奈々子ともよく来ている。
オーナーとも顔見知りだ。
「本日のおすすめは?」
「そうだねえ。手長エビのパスタかな」
「じゃあ、それ」
「俺も」
宮田は要領を得ないらしく、キョロキョロしている。
莉沙は続けた。
「それから、いつも奈々子と飲んでいるワイン、何だっけ?」
「イギリス産のアメですね。ロゼにしますか?」
「そうね、いい?」
宮田は軽くうなずいた。
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これをみて実際に読者からも「葉山マーロウ」に行きました!
良かったです! とのこと。
私も勿論、何度も何度も葉山マーロウには行きました。
もう、10代のときからです。
懐かしい。
久しぶりに行きたいなぁ。。。
海の香りは潮の香り。