無事に生まれたものの、私も夫も初めての育児、特に夫は24時間体制で、息子と寝ている私の世話で、大変だったと思う。最初は母乳が十分ではないので、豆乳を代用した。キツラノビーチに近い、6thアベニューで、オーガニックスーパーもあり、ソイミルクや、大豆製品は普通のスーパーでも売られていた。
息子は初日の飢餓状態がよほど脳にインプットされたらしく、思いっきり飲んでは、噴水のように吐いていた。これは六歳頃まで続き、祭事なので食べ物が並ぶと、やたら食べては吐いた。お陰で、腹痛には一度もなった事がなく、胃腸は丈夫のようだ。カナダは福祉がいきとどき、生まれてすぐに、保健婦さんが尋ねてくれて、健康チェックをしてくれる。周2回程、近くのコミュニュティセンターにも、連れて行けて、様子を見てくれた。
私達は野口晴哉さんの育児の本 http://www.zensei.co.jp/haruchikabookpage/ikuji.htmを参考にしており、息子のタフさに、何とか寝かせようと、入浴の温度差を試みた。水ではないが、ぬるま湯とお湯に交互に入れるのだが、初めてぬるま湯に入れた時は、水風呂に感じたのだろう、驚きの目を見開き、ぶるっと震えたようで、すやすやと良く寝た。こちらは、してやったり、二度目からは、驚く事なく、気持ちよさそうでした。その後も入浴後は、必ず足や下半身に水をかけるようにし、息子はちょっと寒くても水シャワーが浴びれる程、丈夫に育った。心臓も丈夫と思えるが、安易にお勧めはできない。
笑顔の耐えない、元気な子でしたが、思いもよらない試練が待ってました。つづく。