ゆきちゃん通信++tomiの日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日と
母の生活を綴っています。

学童

2005年05月18日 | ゆきちゃんの日記
由紀子が通っている養護学校には
敷地内に父母の会が運営している学童があって、
由紀子も入学と同時にお世話になっています。 

養護学校の下校時間はとても早くて
一番遅い日でも2時40分。

早い日は1時40分です。 


家に戻っても外に出ることを嫌がってどこにも出かけない由紀子と
この長い放課後をどう過ごすか・・・

それが入学前の最大の悩みでした。 

そんな時にこの学童の事を知ったのですが、
仕事もしていないのに、
由紀子を学童に預けることには少し後ろめたさも感じました。 

由紀子にも申し訳ないような気がして・・・。 


ずいぶん悩んだ末に思い切って預けることにしたのですが、
今は預けてよかったと思っています。 
 

放課後の時間を引き受けてもらったこともそうですが、
他にも送り迎えの時間に余裕ができたことが本当によかったと思っています。 

私は由紀子が保育園時代からずっと送り迎えを続けていますが、
何時までにお迎えに行かなくてはいけない!
というストレスはかなり大きなものでした。 

どんなに体調が悪くてもどんなに用事があったとしても、
遅れることはできませんでした。 

私の一日はいつもお迎えの時間から逆算して予定を決めます。 

現在もそれは変わりませんが、
今は時間がずれたとしても迎えに行くまで
確実に保護してくれる人がいます。 

最悪、私が迎えにいけない状態になっても
5時半まで預かってもらえるので 

きパパの仕事が終わってからのお迎えも可能です。 

最近自分の体調に自信のない私には本当にありがたいことです。 
 

毎日4時前には迎えに行くようにしていますが、
『お迎え』に対する気持ちがとても楽になりました。 
 

由紀子も最初のころは自分の居場所を見つけられず、
おやつの時間も部屋の隅で独りで食べるような状態でしたが、

最近になってやっとみんなと同じテーブルにつけるようになったそうです。 

相変わらず外に出ることは嫌いで
室内でばかり過ごしているようですが、

自分なりの過ごし方を見つけたようで、
お迎えのときの表情がとてもよくなりました。 

指導員さん方が皆さんいい方で
毎日の由紀子の様子をよく知らせてくれます。 
 

いつかは親元を離れて暮らさなければならない由紀子です。 

学校以外の時間を家族以外の人たちと過ごす・・・・
この学童は将来のために始めた準備の
小さな第一歩でもあります。 

 
=END=


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