ゆきちゃん通信++tomiの日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日と
母の生活を綴っています。

初めての場所

2014年06月12日 | 自閉症者の網膜剥離
昨日は久しぶりに
ねーねーが帰ってきました。

由紀子はヘルパーさんの日なので
デイはお休み!!


午前中はねーねーと母は
買い物へ行き・・・

お昼に家に戻って
ヘルパーさんとバトンタッチして
由紀子を外食へ連れ出しました。


初めてのお店!

由紀子さん、段差がわからなくて
かなり緊張していました。


慣れた場所では
目の不自由さを感じさせないほど
普通に動けるのですが

こうして、初めての場所に連れて行くと

あぁ、やっぱり見えないんだなぁ~!”

と、あらためて感じます。


「ここに段があるよ!」
「ここは平らだから大丈夫!」

床の色が変わるたびに
声をかけながら進みます。

由紀子も大変だし
介助する方も大変だから
慣れた場所だけで生活する方が
楽だと思うのですが

それでも、由紀子の経験を増やしたい・・・


由紀子の眼が少しでも見えている間に
いろんな経験をさせてやらなくては
と、思うのです。

食事のお部屋にたどり着いて

やれやれ・・・やっと座れたよ!!
の図!(笑)



ゆきちゃん!!
はい!ポーズ!!
の声に

あぁ・・・面倒くさい!!

ってか?(笑)



ハンバーグ・・・うまい!!

今回もねーねーと母は
由紀子の世話をしつつ・・・

由紀子が食べ終わるまでに
自分たちも食べ終わる!
と、言う
慌ただしい食事となりましたが

大変おいしくいただきました!(笑)


食事が終わって
お店から出るまでが
また大変です。

入った時には
数段の階段を上ってお部屋に行きましたが
帰りは
その階段を下りなければなりません。

ほんの数段ですが
階段は全部同じ色だから
段差の切れ目がわからない!

私の足を由紀子の足の前に出して
「ここ!」
と、声をかけながらおります。


数年前まで
全く気にしていなかった
小さな段差が
目の不自由な人にとって
どれ程の恐怖になるのかを
痛感しています。


なんでもそうですが
その立場になってみなければ
その大変さはわからないものですね?!


由紀子は今が一番調子がいい時期です。
大変さを乗り越えて
新しい場所に行けるのも
今のうちです。


=END=
コメント
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