ゆきちゃん通信++tomiの日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日と
母の生活を綴っています。

マイナーな絵本がいい

2015年02月23日 | ゆきちゃんの日記
デイでは絵本の読み聞かせの
時間があります。

由紀子はとても楽しみにしていて
機嫌の悪い時期でも
読み聞かせの時間には
笑顔で聞いているようです。


そして、時々
由紀子もみんなの前で
絵本を読ませてもらっています。


今日もそのチャンスをいただいたようで・・・

自分で絵本を選んで
読んだのだそうです。


由紀子が選ぶ本とは・・・


以前、デイの支援員さんと話をした時に

由紀子が絵本を読むとしても
「はらぺこあおむし」とか
「大きなかぶ」とかの
メジャーな絵本は
絶対に選ばないとおもうので

初めて見るような絵本を
用意してやって欲しいと
お願いをしていたのですが


今日の連絡帳に
母の予想通り
有名な絵本は拒否をして
マイナーな絵本を選んで読んだと
書いてありました。



やっぱりね!!(笑)

これは由紀子のこだわりなのです!!



由紀子は小さなころから
絵本が大好きでした。


そして、お気に入りの絵本が見つかると
何度も何度も繰り返し
読んでくれとせがみました。

その内に
内容をすべて覚えてしまうのですが

そうなると、もうその本を開くことも
しなくなりました。


好きなセリフだけが
独り言のレパートリーに組み込まれて
後は全て封印してしまうのです。


封印された絵本を開くと
すごくドキドキするみたいで
無理に読ませようとすると
パニックになります。


これは本だけではなくて
ビデオや音楽も同じです。



由紀子は好きになったものが
どんどん見たり聞いたりできなくなる!

と、以前からこの日記に書いていますが
由紀子独特のこだわりの一つなのです。


余談ですが・・・


シャーロック・ホームズの話の中に
記憶の天才は
頭の中に記憶の宮殿(メモリーパレス)を持っていて
宮殿の中にある棚や小箱、冷蔵庫、鏡など
ありとあらゆるものに記憶をしまい込む!
と、あります。

シャーロックホームズは
実在の人間ではない事は
重々承知していますが・・・

その話を聞いた時に
ふと由紀子のこだわりの事が
頭に浮かんだのです。(笑)


きっと由紀子の頭の中にも
記憶の宮殿があって
そこには圧縮された記憶が
いっぱい収納されているのではないかと・・・


そして、その圧縮された記憶が
解凍される時
一気に膨れ上がった記憶が
頭の中にあふれて

由紀子の処理能力を超えてしまうから
パニックが起きるんだ!!


そうだ!きっとそうだ!
d(ー.ー )


そういう事にしておこう!!
( *´艸`)フフフ


シャーロックファンの母は
そう思いました。(笑)




由紀子のこだわりは
理解不能な事ばかりです。

誰に聞いても
答えは見つからない!





だから・・・おもしろい!(笑)

=END=
コメント (6)
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