ゆきちゃん通信++tomiの日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日と
母の生活を綴っています。

親離れの不安

2017年02月17日 | ゆきちゃんの日記
昨日は由紀子の精神科の主治医の所へ
薬を取りに行ってきました。

一か月間の由紀子の様子を報告して
最近、気になっていることを
相談してきました。


この数か月、由紀子が頻繁に
母へ愛情確認をするんです。

何かをしている時に
ふと思い出したように

「お母さん、好きよ!」

と、言います。

知らない人が聞けば
由紀子から母への愛情表現だと
思うでしょうが・・・


この言葉の本当の意味は

「お母さん、ゆきちゃんの事が好きよね?」

です。



だから、母からの返事は

「ゆきちゃんの事が大好きだよ!」

が正解!(笑)


これを一日に何度も聞いてくるんです。


他にも

夜中に目を覚ますと

「お母さん、こんにちは!」

「お母さん、ヤッホー!」



訳のわからない言葉で
母がいるかどうかを確認してきます。


ヤッホー!って・・・
(*・◇・*)?なんのこっちゃ?(笑)



そして、母に
同じ言葉で返事をするように要求します。

それを、何度も何度も繰り返すんです。
()´д`()ゲッソリ・・・

夜中、真っ暗な部屋の中で繰り返される
オウム返し!(汗)



もしかして、眠れないから
母に一緒に寝て欲しいのかと思って
側に行くと

「一人で!!」
・・・一人で寝る!の意味・・・

と、追い返されるし!
( ̄~ ̄;) ウーン


これって、母の愛を疑っているんでしょうか?
それとも、母の愛情不足なのでしょうか?
(o〃_ _ )oうぅ・・・ん



すると、主治医が

お母さんはそう思うかもしれませんが
私の印象では、親離れをしていく時の
不安の表れのような気がします。

成長のように感じます。

普通の思春期の人も自立していくときに
親を拒否しながら心のどこかでは
親の愛を求めているところがあるでしょう?
でも、わざと反抗したりする

由紀子さんは正直だから
不安をそのままお母さんに
ぶつけているのかもしれませんね?


と、言われました。

(⌒-⌒; )そうなんだぁ~?!



今は週に一回のショートステイにも
問題なく行っているし
少しずつ親離れをしている由紀子。


これは、成長の通過点なのかもしれませんね?!

この不安を乗り越えた先に
本当の自立があるという事でしょうか?



今は、由紀子からの投げかけに
しっかり答えてやるように言われました。


ただ、由紀子の場合、
こだわりが強い人なので

愛情の確認行為が
こだわりになっているかもしれないそうで・・・


この成長の通過点は
長いスパンになるかもしれないとも
言われました。
( ̄ェ ̄;)ヤバイ!


そして、現在、
ショートステイを一泊だけにしているのを
二泊にしたいと思っていると話したのですが

これはもう少し時間を置いた方がいいと
言われました。

(⌒-⌒; )はい!




今も、布団に入った由紀子が
母に「ヤッホー!」と言ってます。(笑)

昨日、ショートステイに行っていたので
その空白を埋めようとしているのでしょう?!
(⌒-⌒;)

側に行って
「お母さんと一緒に寝ようか?」
と、言ってみたのですが・・・

…乂-д-)ダメ!!


今日もキッパリと断られました。(笑)



・・・おまけ・・・

昨日、病院からの帰りに乗ったバスの中で
母の後ろの席に

自閉症らしき青年と
お母さんとおばあさんの
三人が座っていました。

15分ほどの道のりの中
後ろから聞こえてくるのは
青年の話声です。

自閉症独特の話し方で

「ばあちゃん、向こうからバスが来よる!」
「ばあちゃん、〇〇のバス停で降りるよね?!」
「ばあちゃん、あそこの店に行ったことあるね?」
「ばあちゃん、・・・・・・・」

延々と繰り返されていました。(笑)


その内におばあちゃんが

「ばあちゃん、ばあちゃんて!・・・なんてね?」
(*`皿´*)/もぉ~~



( *´艸`)フフフ
お気持ち、痛いほど分かります。

自閉症、あるある!です。(笑)

=END=
コメント
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