ゆきちゃん通信++tomiの日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日と
母の生活を綴っています。

青あざ

2017年10月01日 | ゆきちゃんの日記
お昼ご飯を食べてから
パソコンで遊んでいた由紀子が
急に

「糸をするの!」
 d(・ω・´。)

訳)クロスステッチの刺繍をしたい!


( ̄  ̄)ハイハイ…


刺繍の用意をして
由紀子に渡して
見守りをしていたら


途中でイラッとしたらく

「やらない!」
(ー ー;)

と、小さな声でつぶやきました。


「やらなくてもいいよ!」
(*´ω`*)

と、やさしく言ったつもりだったのですが
その返事が気に入らなかったらしく


急に太ももを叩く自傷が始まりました。

“(*`ε´*)ノ彡☆バンバン!!


どうすればよかったのかしら?
( ̄ェ ̄;)


止めると火に油を注いでしまうので
危ないものを片づけて
側に座っていたら

だんだん興奮が高まって来て
母に向かって拳を振り上げてきました。


睨み返す母!
(。+・`ω・´)


すぐに拳を下げて
また自分の太ももを連打していました。


そんな事を3回ほど繰り返して
だんだんクールダウンしていく由紀子。


太ももは内出血をして
アザになってしまいました。



強度行動障害の勉強をしている最中のパニック!


何もできなかったし
何もわからなかった!


落ち込むわ~~~!
(ノ_-;)ハア・・・




その後は何もなかったように
また落ち着いて
刺繍をして、ジグソーパズルをして・・・

またパソコンに向かっていました。




お風呂に入った時に
自分の太もものアザを
石鹸で何度も洗っていた由紀子。


「それは、洗っても取れないから
後でシップを貼ろうね!」


なんだかとても
せつない気持ちになりました。
(。┰ω┰。)


無駄かもしれないけれど
勉強は続いています。

行動障害の判定をアップしました。

=END=
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12.行動障害の判定

2017年10月01日 | 強度行動障害
昨日アップした
支援者に求める感性ですが・・・

後半の記事を少し書き換えました。


最後の「支援者に求めている・・・」の部分ですが

私が支援者に求めているという
表現で書いてしまいましたが

本当は由紀子が求めていることなのだと
読み返して気が付きました。


由紀子にとっては
母も支援者の一人ですから
同じことを求められているという事ですよね?!
(; ̄ー ̄A アセアセ…



注)これは私が由紀子の事を理解するための勉強の記録です。
私は専門家ではありませんので、間違った解釈をしている場合があります。
ご理解の上お読みください!



第2章 行動障害について知る

行動障害とは

ここでは行動障害の定義や
支援サービスを受けるための判定方法について
書かれてありました。


「定義」については前回の勉強の時に
「強度行動障害の定義について」
のページに書いたので省略します。

ただ、その判定の仕方については
いろいろ変わってきているみたいです。


以前は「強度行動障害判定基準」を
福祉サービスの受ける対象者を選ぶのに
使われていましたが

※「強度行動障害判定基準」については
こちらのページに書きました。



2014年に「障害者総合支援法」の成立で
障害支援区分の認定調査項目のうちの「行動関連項目」が
行動援護・重度訪問介護・重度障害者包括支援などの支
給決定の基準点の算出になっているそうです。


あ”~~~~言葉がむずかしい!
(ー'`ーメ)


漢字ばっかりだと頭に入りません!(笑)


噛み砕いて言えば

2014年からは
18歳以上の障害のある人が受ける区分判定で
行動障害についての項目もチェックされている。
ってことですよね?!(笑)



由紀子が行動援護を取ったのは
2012年でした。

網膜剥離で右眼を失明して
左眼もシリコンオイル眼になってしまって・・・


どん底の頃でした。


由紀子の自傷行為を
放置していたわけではありませんが

どこかで自傷行為は仕方がない!
と、あきらめていた
自分の事が許せなくて
後悔ばかりの毎日でした。


もっと早くこの勉強をしていれば
こんな悲しい結果にはならなかったかもしれません。


あ・・・
話が逸れました。ごめんなさい!(笑)




ネットで検索してみたら
「行動関連項目」がアップされていたので
書き留めておきます。



①コミュニケーション・・・日常生活に支障がない(0点)
             特定の者であればとれる(1点)
             会話以外の方法でできる(1点)
             独特の方法でできる(2点)
             コミュニケーションできない(2点)
②説明の理解・・・・・・・理解できる(0点)
             理解できない(1点)
             理解できるか判定できない(2点)
③大声・奇声をだす・・・・支援が不要(0点)
             月に1回以上の支援が必要(0点)
             週に1回以上の支援が必要(1点)
             ほぼ毎日(週5日以上の)支援が必要(2点)
④異食行動・・・・・・・・以下同じ
⑤多動・行動停止
⑥不安定な行動
⑦自らを傷つける行為
⑧他人を傷つける行為
⑨不適切な行為
⑩突発的な行動
⑪過食・反すう行為
⑫てんかん・・・・・・・・年に一回以上(0点)
             月に一回以上(1点)
             週に一回以上(2点)


10点以上が「行動援護」の対象となるそうです。



このあと、本には
再び「行動障害のある人が困っていること」について
書いてありました。

そこに
昨日、私が引用した
東田直樹さんの本が引用されていて・・・


私・・・ナイス!!(笑)
(*´艸`*)ァハ♪




この本には
繰り返し、繰り返し

彼らは困っているんだ!
そして、困る原因を作っているのは
周りにいる私たちなのだ!


と書かれてあります。


たぶん、これが
行動障害のある人の支援をする上で
一番基本で、重要な事なのだろと思います。




そして、ここからが
今日の勉強で一番心に響いた事ですが・・・


行動障害の予防についてです。


もっとも行動障害がひどかった時期の調査で
「中学生・高校生の頃が一番ひどかった!」
という結果が出ているのだそうです。



この頃は思春期で
心理的、身体的な成長の時期と重なるので
支援にはそれまで以上に配慮が必要になります。


その時期の対応を誤ると
知らない間に強度行動障害の状態を
作ってしまう事になると書いてありました。




まるで、私の後悔を
見抜いているような言葉の連続に
思わず本を一度置いてしまいました。

┏(_ _;)┓ガックリ



由紀子の行動障害の悪化のきっかけは
地域の小学校の特別支援学級から
特別支援学校の中学部への入学です。

そして、その学校へ通うために
引越しをしたことでした。


思春期に大きな環境の変化を
経験させてしまいました。




きっと、周りがみんな変わってしまって
どうしたらいいのかわからなくて
困り果てていたんでしょう!
(。┰ω┰。)


あの頃、夫婦で
由紀子の将来について
一生懸命考えて話し合い

きっと由紀子の為になると
信じて決めたことだったのですが

もっと配慮すべきでした。



ゆきちゃん!

本当にゴメン!
ヾ(_ _。)ハンセイ…



そして、周りの支援のおかげで
立ち直りかけた時に

高等部への進学が重なってしまい
また学校の環境が大きく変化して
由紀子に負担をかけてしまいました。


重度の自閉症で感覚過敏の由紀子とって
高等部の生活は「困ること」の
連続だったのだと思います。



結果、二次障害の形で
強度行動障害と呼ばれるまでに
悪化してしまいました。




高等部は一年生で退学させて
施設への通所に切り替えましたが

その時にはもう遅かった・・・
|ヽ(~~。) オチコミー



本当は・・・

中学部三年の時に
由紀子には高等部の生活は無理かもしれないと
母は思っていたのに

他に行く所がないからとか
周りのみんなが進学するから・・・

と、そんな気持ちで
進学を決めてしまいました。


後悔ばかりです。
(_ _。)・・・シュン



本には

行動障害が一度重篤化すると
複雑で高度な支援が必要となってしまう。


本人たちにとっても
好ましい人間関係や、
身体的健康、
社会参加の機会などを失い
生活上の制限や不自由さを
経験することになってしまうので
行動障害を予防する観点からの
取り組みの整理が非常に重要だと

書かれていました。


由紀子を見ていて
その通りだと思います。



学校に行っている時期に
行動障害が悪化する人が多いとしたら

先生方にも
ぜひこの勉強をして頂きたいと
思いました。

たぶん、研修会などが
開かれていると思うのですが・・・



この時期の支援は
彼らにとって重要なものだという事を
全ての先生方に知っていただきたいと
強く思います。


そして、私たち親にも
同じことが言えると思います。



出来たら親に向けての
研修会をもっと開いて頂きたいと
さらに強く思います!



このテキストを使って勉強中です!

行動障害のある人の「暮らし」を支える 第2版:
強度行動障害支援者養成研修[基礎研修・実践研修]テキスト


=END=
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