ゆきちゃん通信++tomiの日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日と
母の生活を綴っています。

母の覚悟

2012年12月22日 | ゆきちゃんの日記
先週、私はたくさんの病気を疑われて
検査を受けました。

その期間・・・一週間!

長かったような
短かったような・・・

その間に、
私はいろんな事を考えました。


一度に4箇所に
腫瘍の疑い!
なんていわれたら、
さすがに先のことを考えますよね?!(笑)


私の先の事ではなく
由紀子のこれからの生活のことです。

私がいなくなった後の
由紀子の生活・・・。



『由紀子は
20歳代のうちに
どこかの施設で暮らさせる!』


それは、由紀子が
小さな頃から
私自身に言い聞かせるように
公言してきました。



由紀子には二人の姉がいますが
たとえ姉妹とはいえ
それぞれの生活があります。

二人に由紀子を背負わせていけないと
思っています。




そして、その時期が
だんだん近づいてきて・・・

この数年、
ショートステイの
練習先をずっとさがしていました。


でも、大村には
少人数でのショートステイ先がなくて
実行できずにいました。


焦りながらも・・・
最近はあきらめに近い気持ちに
なっていました。



頭ではダメだと解かっていても
ふと、心のどこかで
二人の姉のどちらかが
由紀子と一緒に暮らしてくれたら・・・

そんな事を
考えたりすることもありました。


でも、今回
もしかしたら、
私は由紀子と暮らせなくなるかもしれない

そう、本気で考えた時

あらためて、
由紀子を姉たちに
背負わせてはいけないと
強く思いました。



由紀子が自閉症という
病気を抱えて生まれてきたのは
由紀子の運命です。

私は親だから
一緒にその運命を背負っていますが
姉達が背負う必要はありません。


私がいなくなったら
由紀子は一人で
その運命を背負うべきなのです。


たとえ、一人になって
自傷を繰り返し
失明したとしても
それも由紀子の運命だと思います。


どんなに辛くても
いつかは一人で
がんばるしかありません。



検査の結果がわかる前
まーまーが帰宅していたので
彼女とyukiパパには

私に何かがあっても
絶対に仕事をやめないで欲しい。
そして、心を鬼にして
由紀子をどこかの施設に入れて欲しいと
お願いをしました。

男親が一人で
由紀子の面倒を見るのは無理です。


姉達は、距離を持って
由紀子を見守ってくれれば
それでいいと思っています。



先日、主治医に会ったときに
そのことを話したら

「思っていることを
きちんと言葉にして
家族に伝えられたのね?!

それは、本当によかった!」

と、言って貰いました。


今回の騒動の中で
私は、自分亡き後の
由紀子の生活への思いを
しっかりと固めることができたと思っています。



そして、検査が続いている頃に
由紀子が通っている施設に
にショートステイの練習を
させて欲しいとお願いをしました。


本当に急なお願いでしたが
結果が悪かった時
即、入院などとなったら
その日から由紀子の生活に支障がでます。

だから、年内に
一回だけでも
練習をさせてやりたいと
無理を言って予定を入れていただきました。


幸い、検査の結果は
何事もありませんでしたが
練習は予定通りに行います。


ショートステイの施設は
今通っているデイと
同じ建物の中にあって、

当日はデイのサービス責任者の方と
支援員さんが
一緒に泊まって下さるそうです。


ありがとうございます。
m(_ _)m



なので、私は
全く心配はしていません。



以前の施設に通っていたら
ショートの練習なんて
できなかっただろうなぁ・・・


由紀子は運の強い子です。

施設を変わることになったのも
将来への準備の為の
路線変更だったのかもしれません。

それも、あの子の運命なのかも・・・。


私、あの病気の疑惑に
感謝しています。(笑)

あの恐怖の一週間がなかったら
焦ってばかりで
行動に移せないまま
時間だけを無駄遣いして
いたかもしれません。


母の覚悟はできました。

さぁ、来週が
楽しみです。


v(o^_^o)v ぶいっ


=END=
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