負の感情

夕べ寝る直前まで
歌ったり、笑ったりと
かなりのハイテンションだった由紀子でした。　

疲れていたのでしょう、
寝るときはスムーズに眠りに入れたのですが、

その３時間後・・・

急に泣き出して頭を叩いて、
ちょっと大きめのパニックが起こりました。　
　

パニックの最中、
由紀子はいろいろなことを口走ります。　

泣きながら言うので、
ほとんどは聞き取れないのですが、
そこには由紀子の心の中の負の感情がいっぱいです。　


そして、今日のストレスは
やはりおくんち見学のことだったようです。　
　

パニックが最高潮に達したときに
はっきりと大きな声で叫びました。　
　

「バスから降りたい！」　

「浜の町には行かない！」　

。・°°・(((p(≧□≦)q)))・°°・。ウワーン!!　
　

おくんち見学をやり遂げたことはうれしかったのでしょう。
自信にもなったのでしょう。　

でも、由紀子の心の中にはやはりこんな感情が残っていたようです。　
　

修学旅行のときもそうでした。　

何の問題もなくみんなと一緒に行動できて、
とてもうれしそうでしたが、
数日後の音楽レッスンのときに急にパニックを起こして
「一人で寝ない！」とか
いろいろな事を言って泣いたのでした。　

あれも修学旅行の負の感情でした。　
　

最近やっとそんな由紀子のパニックとの付き合い方が
少しずつ分かって来ました。　

「バスから降りたかったんだね！
辛かったね。
お母さんと一緒に車で帰りたかったんだね。」　


「浜の町は嫌いだもんね。
よくあそこで買い物が出来たね。
辛かったね！」　


こうやって、パニックの最中に口走るいろいろな感情を
全て受け入れてやることです。　
　

まぁ、気休めかもしれないけれど、
他には何もしてやれないんですよね・・・・。　
　

この夜は、少し落ち着いたところで
安定剤を追加して飲ませて
２時間ほどでまた眠りに着きました。　
　

そして、今朝。　

由紀子は７時前からおきだして
元気いっぱいの声で、　

「お腹がすいた～～！」
(〃⌒ー⌒〃)　


そりゃ～、あれだけ騒げばお腹もすくでしょう・・・　


ストレスも吐き出してすっきりですか？　
　

おかげで母は完全に睡眠不足ですよ！！
(^。ヾ) ネムネムゥー　
　

気がつけば、由紀子の緊張症の時期が
残り１週間ほどになりました。　

それでなくても荒れる時期なのでした。

＝END＝