角田光代
本は読まずにWOWOWのドラマを観てしまいました。
乳児虐待で子供を殺してしまった母親の裁判で
裁判員に選ばれた主人公が
犯人と自分を重ねて苦しみ、
やがて乗り越えていく話。
子育て中の閉塞感や
子育てがうまくいかないときにだれも助けてくれず
責められてばかりの母親の気持ちはよくわかる。
大昔、公園で泣き止まない赤ちゃんに
イライラしてるお母さんがいたのを思い出した。
幸いうちの子達は育てやすい方だったと思うけど、
検診の時に、医者に責められて落ち込んだことはよくあった。
虫歯は母親のせいだという歯医者は最低!
私がすきで通った歯医者さんは、絶対に母親を責めなかった。
大丈夫、大丈夫と言ってくれた。
どんなに救われたことか。
初めての子育てには、責める人はいらない。
共感して励ましてくれる人が必要だ。
このドラマを観ながら、自分も主人公に感情移入して
ドキドキした。
お母さんたちは皆共感できるんじゃないかな。