ちょっと思い出したので書きます。
旧姓に「藤」の字がついていました。
この漢字が嫌いでした。
なぜなら
画数が多いからです!
テストの時、最初に名前を書きますよね。
私が「藤」の字を書き終わる頃
となりの山田くんは、フルネームを書き終えていました。
めっちゃ不利だなあと
思ったものです。
中学の時かな
彫刻刀で名前を彫るという
しょーもない授業があって
まわりの山田、田中、小川さんたちを
うらめしく思いながら
泣く泣く彫っていたのを覚えています。
一種の心のすり傷みたいなものです。
結婚したとき
何がうれしかったかって
「藤」の字から離れられることでした。
男性だと一生名前が変わらないことが多いですよね。
だから名前の漢字って結構大事かと。
下の名前も然り。
子供たちの名前をつける時
できるだけ難しくない漢字にしたつもり。
たまに難しい漢字の名前の方に出会うと
お気の毒に思ってしまう。
簡単な漢字の名前で生きてきた人が
安易に子供に難しい漢字の名前をつけないでほしいな、
と心の奥で思ってしまうのでした。