1984年芥川賞受賞作品。
当時、私は学生で
何かのトークイベントのゲストだった
高樹のぶ子さんをチラッと見かけて
きれいな人だなあと思ったのを覚えている。
でも本は読んでなくて
最近ふっと思い出して読んでみた。
冒頭で軽くショッキングな描写があって
引き込まれた。
女子高校生が主人公で、異質なクラスメートとのやりとりで話しは進んでいく。
その子に対する憧れや、尊敬や、
軽蔑や失望やいろんな感情に振り回されたり、
でも2人の間にある壁は壊せないというジレンマもあったり、
そんな感情の揺れ動きを一緒に感じられるお話。
心に残る作品だった。
あー思い出して読めてよかった^ ^
もう36年も前の作品だもんね〜
あとなぜか宮本輝の道頓堀川を思い出した。
雰囲気が似てたかな?
高樹のぶ子の中でも大好きな一冊です💓
読後感も良かったです