それは前作「Say」の「聖章」で、「聖なるウンコ (repriz)」としてターシャのヒマラヤ山中での聖戦を締めくくったからで、今回はそのリプライズとして描きます。
ここでブレサリアン(不食者)であり転生者でもあるターシャについて「おさらい」をする必要があり、まずは日本を代表するブレサリアン森美千代の「愛と微生物のすべて」について語る必要性があります。
私は以前にこの本は、世界を代表するブレサリアン-ジャスムヒーンの「光で生きる (Living on Light)」よりも真実に迫っているとしましたが、それは近年の「マイクロバイオーム」研究の発展や、日本の「シンバイオシス研究所」が初期のブログで語っている事柄などからも明らかに思えます。
この「微生物愛」がブレサリアンの秘密を握るとする考えは、以前にシリーズとして追究したので繰り返しませんが、「愛と微生物のすべて」のアマゾン-レビューでも書きましたので良かった参考にして下さい。
さて「Sunの物語」に入り、蜂起軍と捕虜とに平等に振る舞われたターシャの「料理」について語ります。
その材料は宇宙の衛星から投下されるのであまり豪華な食材は望めず、インドからなので「玄米、塩、カレー粉、乾燥玉ねぎ・人参」くらいとし、毎食「カレーおじや」にします。
私は以前、毎食おじやに乾燥大麻を入れて食べていましたが、さすがに戦場で毎食ごとにみんながシャンティーになるワケには行かないので、それは特別に大勝した日だけにします。
ここで隠し味として、問題の「愛と微生物」が混ぜられるのですが、それは前世のターシャも行ったコトなので彼女に躊躇はないとします。
何も固形物を食べないターシャのウンコは特別で、それは彼女の腸内細菌そのモノと言え、彼女はそれらの共生菌に深い愛情を抱いています。
果たして微生物が愛に反応するモノなのかは、私のような常人には分かりませんが、ブレサリアンにとってそれは間違いなく「愛」であり、料理に愛を込めるのは当然のコトと言えます。
この料理を食べた人々の腸内にはブレサリアンの種が植えられ、真の不食者に成るには永い精進を要しますが、ある程度飢餓に耐えられる様になります。