しかし北京近郊には大躍進時代('60年代初頭)からの「労働改造所」がまだ遺っており、2060年に於いてもそこには70年前の「天安門事件」で逮捕された元学生が収監されているとします。
こうした「改造不可」とされた政治犯は、東チベット-ンガパ県のウラン鉱山などに送られ死ぬまで酷使されましたが、「労改」の著者ハリー-ウーの様に社会的なコネを活かして生き延びた人もいます。
この悪名高い「労働改造所」を解放するには東北軍満洲派の武力が要り、重厚な壁を爆薬で吹き飛ばして、重火器で衛兵達をホールドアップさせる必要があります。
東北軍の兵士達はロシア、モンゴル、北朝鮮との国境紛争で実戦経験を積んでいたので、実戦経験の無い衛兵達はまったく敵ではなかったとします。
これによって満洲派は党に殺されたリーダー愛新覚羅仁の仇を討ち、革命軍の士気を大いに高めます。
フランス革命も政治犯が入れられたバスチーユ監獄を解放するコトで勢い着いたので、「Sun」の物語でも解放された元学生を描こうと思います。
すでに90歳になる彼の名は宇(ウー)とし、中国民主革命のスポークスマンとして大いに活躍させようと思います。