真の動物福祉牧場を目指して

投げ縄の勝利

 これまで「チベット蜂起物語」の前置きを長々として来たので、今回はいきなり戦場から入ります。

 すでに「持久戦への発展」で描いた通り、勇敢なチベット人とウイグル人の反乱軍は敵の陸路による進攻を「渓谷の挟撃」で防ぎ、大規模空爆も「情報戦」によって封じたので、「党」に残された戦略は装甲ヘリによる急襲に絞られました。

 この装甲ヘリの威力を最も良く伝えてくれる映画は「ランボー Ⅱ」で、それは地上からの銃撃などモノともせず、アフガニスタン人の蜂起を鎮圧しました。
 「党」も反乱軍が対空バズーカを持たないコトは知っているので、無敵のつもりで装甲ヘリ5機を送り込んで来ます。

 しかし、この5機はみんなウラン鉱山にたどり着く前に落ちてしまいます。
 それはプロペラの回転数が落ちて浮力が低下したからで、最初の1機は偶発的な故障と勘違いします。

 続いて2機目も不時着させられると、敵も攻撃を受けていると察知しますが、一体どこからどんな攻撃を受けているのか分かりません。
 読者の方々はもうお分かりかと思いますが、それは上空からメーヴェで急降下して来るリタメイが放つ「投げ縄」で、彼女はその技をチベット人の遊牧民から教わりました。

 3機目が落ちるのを見届けたヘリ部隊は、プロペラに縄が絡められたのを理解しますが、メーヴェのジェット音はヘリの騒音にかき消されて聞こえず、鳥の様に自在に飛び回るメーヴェの姿は捉えられませんでした。

 装甲ヘリは真上に向かって飛べないので、上空のメーヴェを目視するコトは出来ず、リタから見れば止まっている様なヘリのプロペラに「投げ縄」を放り込むコトは楽な仕事でした。
 
 その様子は山のてっぺんから、やはりターシャがスマホで撮影していましたが、今回ライブ配信はしません。
 それは敵の装甲ヘリを奪って奇襲をかける作戦の為で、これについては次回に物語ります。
 
 
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