ゆりぢるのお勝手ブログ

心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書き付けてゆきます。

息子たち。

2015-10-22 23:23:00 | 日記
10月に入ってからこっち、ずっとなんだかんだ忙しく、
結婚式で締めくくり、と言ってたが
最後の最後に長男の薬をもらいにいく、という役目も残っていた。

ヤツは所謂AD/HDというご大層なキャラクタで、
毎日薬を飲むことによって平穏な日常を送っているのだ。

小学校の低学年の時はそれなりに苦労もしたが、
今となっては、別になんてことはない普通の中学生だ。

もう落ち着いているので、本人は長期の休みの時だけ顔を出し
それ以外の時は母が行って様子を話し、
薬だけ処方してもらうのだ。

さて、そんな感じで長男は落ち着いているのだが、
オイオイ、最近大丈夫か?おまえ…
という伏兵が次男である。

なにしろ、忘れ物がハンパない。
先日はあまりにも忘れ物ばっかりするので
先生に手の甲に翌日の持ち物を書かれて帰ってきた。

この間は、遠足の同じ班の人を知らない、という。
何班なのかも覚えていない。
自分が知らなくても、みんなが見つけてくれるから…
というのが彼の言い分である。 

遠足の準備をしたのか確認すると
「やったよ~」と言うのでリュックをのぞいてみると
敷物だけが入っていた。
オイオイ、他にも要るものあるだろう!

まさにド天然。
私は「私って天然て言われるの~」という自称天然女が大嫌いなのであるが、
本当に天然な人は自分が天然であることすら気付かないのだと思う。
それがうちの次男。

本人はいたって真面目。
一生懸命生きている。
それでもなんだかスットコドッコイで残念なやつなのだ。

だけど本人は気にしない。
困らない。なんとかなると思っている。

しかも、人畜無害な雰囲気を醸し出した温和なキャラなので、
世話好きな女子に面倒を見てもらい、
お節介な長男に世話をやかれ、
ホントになんとかなってしまっている。

これじゃさすがにこの先キビシいでしょ!
と憂いた母は、
せっかく長男のことで診察に行ってるのだから
ついでに次男のことも相談しよう!と
勢い込んで病院に行った。

予約時間ちょうどに診察券を再来機に通す。
するとどうしたことだ!
「受付出来ません。窓口へお越し下さい」ときた。

まさか…と思って予約票を確認してみると…
予約日は先週であった…
自分も外来看護師の端くれとして
「外来の予約忘れるとかってどうなのよ」とか
「手帳とかカレンダーにメモしとけよ!」とか
裏で悪態ついたりしたりしなかったりしているワケだが、

子供の忘れっぽさを相談にきた自分が
予約日忘れてる、ってどうなのよ!
カッコつかないったらない。

それでもせっかく来たので、しっかり相談して、
次男の分も次回の診察予約を入れてもらったのだが、

先週予約日に来なかったことについて先生が

「まぁ、薬も残ってて調子も落ち着いてるから忘れてるんでしょう。
あのお母さんのことだから、またそのうち来ますよ、って話してたんですよ~」

と言われたのが、信頼されてるんだか、
うっかり八平認定されてるんだか微妙な感じ?

「次男の忘れ物が多いのは、お母さんに似たんですよ、って言われたらそれまでなんですけど~」
と自虐ネタを織り交ぜつつ、次男のヘッポコな日常を先生に伝えておいた。

どんな診断が下るかどうかわからんが、
こういうのって、兄弟の片っぽだけがヘッポコだと
まともな方がいらん苦労もしなければならないようだが、
うちはどうやら2人揃ってヘッポコなので、
似た者同士、仲良くやっている。
ついでに言うと、どうやら母もヘッポコだったようだ。

旦那さん、すまん(笑)