自分が小学生の頃は、学校で集団接種であった。
なんか、細長くて薄っぺらい問診票を渡されて、
熱とアレルギーがなければもれなく注射されてしまう。
クラス毎にみんなで並んで保健室へ。
注射が終わって戻ってくる友達に
いちいち「痛かった?」とか聞くヤツ。
聞かれてもいないのに、
「スッゴい痛かった~」と余計なアピールをして
無駄に怯えさせて注射から逃げ出すように
仕向けるヤツ←私である。
そして、都市伝説的に囁かれたのが
「2人目は痛いらしい」ということ。
2人目とはなにか?
昔のワクチンは恐ろしいことに
同じ注射器で回し打ちだったのだ。
細くて青いガラスの注射器に、
2人分の薬液を吸って、並んで待っている子供たちに
1人打って「ハイ次~」と2人目に同じ注射器で続けて打つのだ。
この2人目に打たれると痛い、ということらしい。
根拠はよくわからないが、1人打ってからなので、針の切れが悪くなっているんじゃないか、
ということか?
てか、2人目どころか終わって空になった注射器に
針も替えずにまた薬液吸って並べてたから。
医者が打ち、看護婦が吸って並べる、みたいな
流れ作業が学校の保健室で行われていたのだ。
だから、昔の小学校の保健室には注射器が大量にあった。
銀色の四角いステンレスの箱にたくさん入っていて、
注射針は、小さい厚紙の箱に入っていた。
今みたいな、根元がカラフルなプラスチックの
ディスポーザブルの針ではなく、
すべて金属の針。
それらを消毒するためなのだろう、
「シンメルブッシュ」という煮沸消毒用の器具も保健室にあった。
保健委員なのをいいことに、
よく保健室に入り込んでは、いろんな所を物色して探検していた。
そんな恐ろしげなモノがしれっと校内にあったなんて、
今思うと怖くて仕方がない。
これが、ほんの数十年前に当たり前として
行われていたのだから、
常識というのは日々変化していくものである。
これが、何の咎もない人達がいつの間にか肝炎ウイルスに感染していた
という悲劇に繋がってしまったのだ。
今でこそ、医療廃棄物はかなり厳重に密閉容器に入れて廃棄されるが、
私が幼稚園の頃、父親が入院した病院(一応、国立病院)の建物の横に
大量の使用済みの注射器やら針やら山積みになって
放置してあった。
何も知らず、好奇心だけは旺盛な私は
もちろんそこで注射器を拾って遊んでいた。
通りがかりのおじさんが「危ないよ」と声をかけてきたが
針が刺さるとケガをするから危ないよ、という意味で取ったが、
ホントはもっと恐ろしい危険を孕んでいたのだ。
それに気付くのは
あと20年、先のこと。
なんか、細長くて薄っぺらい問診票を渡されて、
熱とアレルギーがなければもれなく注射されてしまう。
クラス毎にみんなで並んで保健室へ。
注射が終わって戻ってくる友達に
いちいち「痛かった?」とか聞くヤツ。
聞かれてもいないのに、
「スッゴい痛かった~」と余計なアピールをして
無駄に怯えさせて注射から逃げ出すように
仕向けるヤツ←私である。
そして、都市伝説的に囁かれたのが
「2人目は痛いらしい」ということ。
2人目とはなにか?
昔のワクチンは恐ろしいことに
同じ注射器で回し打ちだったのだ。
細くて青いガラスの注射器に、
2人分の薬液を吸って、並んで待っている子供たちに
1人打って「ハイ次~」と2人目に同じ注射器で続けて打つのだ。
この2人目に打たれると痛い、ということらしい。
根拠はよくわからないが、1人打ってからなので、針の切れが悪くなっているんじゃないか、
ということか?
てか、2人目どころか終わって空になった注射器に
針も替えずにまた薬液吸って並べてたから。
医者が打ち、看護婦が吸って並べる、みたいな
流れ作業が学校の保健室で行われていたのだ。
だから、昔の小学校の保健室には注射器が大量にあった。
銀色の四角いステンレスの箱にたくさん入っていて、
注射針は、小さい厚紙の箱に入っていた。
今みたいな、根元がカラフルなプラスチックの
ディスポーザブルの針ではなく、
すべて金属の針。
それらを消毒するためなのだろう、
「シンメルブッシュ」という煮沸消毒用の器具も保健室にあった。
保健委員なのをいいことに、
よく保健室に入り込んでは、いろんな所を物色して探検していた。
そんな恐ろしげなモノがしれっと校内にあったなんて、
今思うと怖くて仕方がない。
これが、ほんの数十年前に当たり前として
行われていたのだから、
常識というのは日々変化していくものである。
これが、何の咎もない人達がいつの間にか肝炎ウイルスに感染していた
という悲劇に繋がってしまったのだ。
今でこそ、医療廃棄物はかなり厳重に密閉容器に入れて廃棄されるが、
私が幼稚園の頃、父親が入院した病院(一応、国立病院)の建物の横に
大量の使用済みの注射器やら針やら山積みになって
放置してあった。
何も知らず、好奇心だけは旺盛な私は
もちろんそこで注射器を拾って遊んでいた。
通りがかりのおじさんが「危ないよ」と声をかけてきたが
針が刺さるとケガをするから危ないよ、という意味で取ったが、
ホントはもっと恐ろしい危険を孕んでいたのだ。
それに気付くのは
あと20年、先のこと。