和貴の『 以 和 為 貴 』

天と地の架け橋

いくら文明が繁栄しようが、いくら科学が進歩しようが、いくらお金持ちになろうが、人間はこの『天と地の架け橋』からは逃れられないのです。

そうした最も当たり前の自然の法則及び古代日本のしきたりを無視し続けている現代日本人に対し、警鐘を鳴らしたいと思います。


人間はこの地球がもたらす大自然によってこの世に生を受けました。

「母なる大地」と言われる所以でありますが、それは人間だけでなく、あらゆる生き物全てが共通して言えることであります。

人も犬も猫も木々も草花も、太陽の恵み・水の恵みなど大自然の恵みなくしては生まれてこれないのです。

このことはごく普通の一般常識でありますが、さらに踏み込んで先人日本人たちは、そうした大自然の恵みを神々と捉え大切にしてきました。

そして山や川や海や花や木々などを鑑賞してはその命の根源である恵み(神々)に対し感謝の念を奉じ、和の心を築いてこられたわけです。


私たち人間だけでなく、あらゆる生物の体というものは、多くの水や空気により形成されていますが、この水や空気が体からなくなると枯れ果て死んでしまいます。

しかしただ死ぬのではなく、水や空気は体内から放出されることにより、天へとのぼり雲となり雨となり新たな命を地上に生み出すのです。

こうしたごく当たり前の法則を『
天と地の架け橋』であると考えていますし、先人日本人たちは死というものを純粋に考え、脈々と神々を敬い続けてきたのです。


私独自の考えではありますが、こうした観点から現代日本人をみたとき、非常に虚しい気持ちになるのです。

春になると桜の木の下にたむろし、ドンちゃん騒ぎしか出来ない日本人が増えました。

ひとつの例だけをあげましたが、日常の生活の中でも虚しい気持ちになる瞬間はいくらでもあります。

自分自身も誰々様に虚しい想いをさせているのかも知れませんが、そうした反省の中に感謝の気持ちが芽生え、人に対する思いやりの心が養われていくのだと思います。

「他人には思いやりの気持ちもって接しなさい。」と後輩や部下や生徒や自分の子供に押し付けようとする人もいますが、では貴方自身はどうなのですか?と問いかけたい。

〝思いやり〝の心は押し付けるものではく、成長するにつれ育んでいくものなのです。

そのことを自覚していないものが安易に押し付けることは反発を生み出します。

子供が大人に反発する時期を反抗期といいますが、それは大人自身が成長していない証拠であります。理由なき反発は存在しませんからね。


真に日本を取り戻すことは至難の技ではありますが、何を以て「日本」というのか。

 自分なりに『天と地の架け橋』という言葉を大切にしながら、和の心をこれからも探求していきたいと思います。

↓↓モチベーション維持にご協力お願い致します。m(_ _)m

コメント一覧

ゆぅすけ
ゆぃこさん
初めまして・・・。閲覧及びコメント有難うございました。

我が國は古来より農耕民族として、その文化を育んできました。現在のように都会地味た暮らしの中では、どうしても人間本来の生き方は困難であります。

しかしながら日本列島は、その八割が山や森林に覆われ、四方を海に囲まれた自然豊かな國です。

田んぼや畑も沢山存在します。

そうした自然と触れ合える子供教育の実現を望みたいと思います。
ゆぃこ

ゆぅすけさんの日記、拝見しました。

人は、自然に逆らっては生きられない。逆らおうと考えること自体、愚かなのではないかと思うことがあります。

だからこそ、自然の驚異と有り難さを知り、大切にすることの方が、必要以上のお金儲けのために、土地を開拓するよりもずっと優先されるべきことだと思います。

ゆぅすけさんが仰った、自分自身を省みることは、いざ実践しようとして、しているつもりでも、なかなかできていないことだと思います。心がけて続けていくことが大事ですね。

子供が子供を育てる時代だと言われていますので、一刻も早く教育を見直し、変えていくことが必要なのではないかと、改めて感じました。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「和の心・聖徳太子」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
2024年
2023年
人気記事