論語を現代語訳してみました。
里仁 第四
《原文》
子曰、人之過也、各於其黨。觀過、斯知仁矣。
《翻訳》
子 曰〔のたま〕わく、人の過〔あやま〕つや、各〻〔おのおの〕 其〔そ〕の党〔とう〕に於〔お〕いてす。過つを観〔み〕れば、斯〔すなわ〕ち仁を知る。
子 曰〔のたま〕わく、人の過〔あやま〕つや、各〻〔おのおの〕 其〔そ〕の党〔とう〕に於〔お〕いてす。過つを観〔み〕れば、斯〔すなわ〕ち仁を知る。
《現代語訳》
孔先生が、次のように仰られました。
人が犯す過ちについては、各々が育った環境や暮らしぶりによって様々だ。
けれども、その人物の、日々日常の過ごし方を観ることによって、その人物の善い面も窺〔うかがい〕い知ることができるのだよ、と。
※ 関連ブログ 過を観て仁を知る
※ 孔先生とは、孔子のことで、名は孔丘〔こうきゅう〕といい、子は、先生という意味
※ 原文・翻訳の出典は、加地伸行大阪大学名誉教授の『論語 増補版 全訳註』より
※ 現代語訳は、同出典本と伊與田學先生の『論語 一日一言』を主として参考にしているが、決して両先生を否定するものではない