和貴の『 以 和 為 貴 』

論語:里仁第四 〔7〕 過を観て仁を知る


論語を現代語訳してみました。



里仁 第四

《原文》
子曰、人之過也、各於其黨。觀過、斯知仁矣。

《翻訳》
子 曰
〔のたま〕わく、人の過〔あやま〕つや、各〻〔おのおの〕 〔そ〕の党〔とう〕に於〔お〕いてす。過つを観〔み〕れば、斯〔すなわ〕ち仁を知る。




《現代語訳》


孔先生が、次のように仰られました。 


人が犯す過ちについては、各々が育った環境や暮らしぶりによって様々だ。

けれども、その人物の、日々日常の過ごし方を観ることによって、その人物の善い面も窺〔うかがい〕い知ることができるのだよ、と。









※ 関連ブログ 過を観て仁を知る
※ 孔先生とは、孔子のことで、名は孔丘〔こうきゅう〕といい、子は、先生という意味
※ 原文・翻訳の出典は、加地伸行大阪大学名誉教授の『論語 増補版 全訳註』より
※ 現代語訳は、同出典本と伊與田學先生の『論語 一日一言』を主として参考にしているが、決して両先生を否定するものではない


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