歯科医物語

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日系2世の女性が語る戦争と差別

2021-08-29 23:39:34 | ☆メディア(本・映画・Web・音楽など)
「アメリカ人、スパイの子」と言われ…英語は禁止 話せる日本語は2つだけ 日系2世の女性が語る戦争と差別【宮崎発】
8/29(日) 20:01配信
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FNNプライムオンライン
日系2世としてカナダで生まれ、宮崎・都農町で戦争を経験した女性の平和への思いを紹介する。 【画像】日系2世の女性が語る戦争と差別「兄は鼻血を出すほどたたかれ…」

戦争を経験した日系2世の女性 当時起きた差別とは…

黒木メイさん(89)。都農町で美容室を開いて62年、これまで多くの人の着付けやヘアセットを行ってきた。 戦争経験者であるメイさんは、当時をこう振り返る。 黒木メイさん: 「アメリカ人、アメリカ人、スパイの子じゃ」とか言われてですね。やっぱりいろいろありましたね 1931年、カナダのバンクーバーで11人きょうだいの5女として生まれた日系2世のメイさん。両親は商売を学ぶため、日本からカナダへ移住してきた。 黒木メイさん: 今考えると、ぜいたくといえばぜいたくですよね。オーブンは大きくて、母は鶏の丸焼きをオーブンでいっぺんに5、6匹作って出していました


話せる日本語は「いただきます」と「おやすみなさい」だけ

1940年、メイさんが9歳のとき、家族で日本に帰国。 その後、太平洋戦争が勃発。これまでとは全く違う生活が待ち受けていた。 黒木メイさん: (カナダから持ってきた荷物は)ほとんど全部取られましたね。土地がいっぱい空いてるから、借りて(作物を)作る。母も父も着物を持っていなかったから、じいちゃん、ばあちゃん、姉さんの着物を壊してモンペを縫うてもらったり、上着を縫うてもらったりしながら学校に行きましたね 生活が一変し、生きるために必死な毎日。 さらに、慣れない日本での暮らしに苦労するメイさんに残酷な言葉がかけられる。

 黒木メイさん: 「アメリカ人、スパイの子じゃ」とか言われてですね。日本語は「いただきます」と「おやすみなさい」しか言えなかったんですよ。「アメリカ人、アメリカ人」言われて、兄は鼻血を出すくらいたたかれたり。「英語は使ったらいけない」と言われていた。憲兵隊が厳しかった。(スパイでも)何でもないんですよ、やっと生活していただけなのに

戦争が起こした差別…終戦後、謝罪してきた憲兵隊も



1945年8月15日、終戦。 終戦後 きょうだいたちが町を離れる中、メイさんは都農にとどまり美容室を開業。地域の人たちと交流を続け、多くの人から慕われ、愛される存在となった。 黒木メイさん: 90年生きているといろいろなことがありましたよ。引き揚げて帰る、戦争は始まる、物はない…。

乗り越えてきたからこそ、こんな仕事でも、どん底からでも立ち上がることができたんですよ 黒木メイさん: 戦争は、もうどちらの国もね、親も子どもも悲しむことが多いから、戦争だけはせん方がいいなと思いますね メイさんたちを厳しく取り締まっていた憲兵隊も、終戦後は「ひどいことをした」と謝罪してきたという。 差別も、戦争がさせてしまったことと考えると、本当に戦争は愚かで、二度と同じ過ちを繰り返してはいけないと感じさせられる取材だった。
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荒波に向かう勇気のメニュー 椎名誠さん

2021-08-29 23:27:46 | ☆メディア(本・映画・Web・音楽など)
ザ・インタビュー 荒波に向かう勇気のメニュー 椎名誠さん「漂流者は何を食べていたか」
8/29(日) 21:30配信
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今夏は大好きな南米の酒を何十年ぶりかで入手。「がぶがぶ飲んで倒れてしまった」と話す椎名誠さん(酒巻俊介撮影)
集めた漂流関係本は100冊以上。その中から遭難の状況や時代、海域の異なる漂流記をえりすぐり、食に焦点を当てて考察した。「食べるものも、同じでは話として飽きるので違うメニュー」を取りそろえている。大海原を生き抜いた漂流者のメニューは壮絶だ。捕らえたウミガメを解体して生食し、ペンギンの目玉や舌も無駄にしない。 自身も旅と焚火(たきび)キャンプを愛好する冒険作家として知られるが、「僕のは冒険ごっこ、探検ごっこですから遊びの延長」と漂流記との違いを強調する。 「実際の漂流は予想もしない状態で始まってしまう。シャチが襲ってきてヨットが壊れて…何ていうのは予想していない。生きて帰って体験を本にしたのは限られたケースじゃないか。海の藻屑(もくず)になってしまった人がいっぱいいると思うと胸にジーンときます」 本書では、小型ヨットでマッコウクジラと衝突した夫婦や、氷盤の挟撃で帆船を破壊された南極横断探検隊らの予期せぬ漂流のほか、大型のいかだを製作した人類学者による実験漂流も取り上げている。 「小説新潮」で連載した作品を書籍化。生還した漂流者による記録は、苦悩と絶望が荒波に立ち向かう希望と勇気に変わる物語だと再確認した。「人間の能力の限界まで追求していく。いかにものすごいかということが、それぞれの話に通底している」 中でも、米国人男性が独りライフラフト(救命いかだ)で漂流しながら、いろいろな発明をする『大西洋漂流76日間』はお気に入りだ。「ヨットに乗る人たちのバイブルでもある。読んでいるかいないかは心構えに影響する」。


 


英国人家族が、飲用にできない水を浣腸(かんちょう)することで腸から体に水分を吸収させた逸話も「すさまじい体験」だという。 なぜ食べることに焦点を当てたか。理由は「漂流者のやることは、生きていくための食料を得て食うことしかない。望みもね。それ以外に何かといったら運命論とか宗教論とか人生論とか。どこまで僕が理解し共鳴できるか心もとない」。しかし、世界の海を旅した体験から、食べ物であれば「どんなものが手に入るか何となく分かる」からだ。 漂流記でしばしば貴重な食料となる大型の魚シイラは「南の海へ行くと必ず船に寄ってくる。イルカもよく伴走して案内してくれる。イルカは食べにくいんじゃないですか。大きいですから」。ウミガメが寄ってくるのも体験から分かる。アザラシやウミガメを味わったこともある。 辺境の砂漠や離島を旅し、多くの小説やエッセー、写真集を発表した。年齢も職業もまちまちの男性集団が旅をする『あやしい探検隊』シリーズを長く続けてきた。


 新型コロナウイルス禍のため、今夏は例年のようには出かけられなかった。大好きな南米の酒を何十年ぶりかで入手し、調子よく飲んでいるうちに倒れた。新型コロナに感染していた。高熱が4日間も続き、あまり記憶がないという。 自身の旅の原点は、小学生の頃に読んだ冒険小説『十五少年漂流記』にある。15人の少年が無人島に漂着し、力を合わせて生き抜く児童文学の名作だ。 「この本で僕の読書傾向が決まった。行動の基準も決まったというか、行くなら似たようなところに行くんだと。仲間を誘って、米軍払い下げの重いテントを島へ持っていって、探検ごっこを重ねているうちに本格的になっていきました」 「漂流記マニア」の旅の話は尽きない。


 


 ■3つのQ Qどのような冒険が好きか 僕のは冒険でも探検でもない。無謀なる行動です Q今夏はどのように過ごしたか 新型コロナで2週間、入院しました。本当に死ぬところだったようです Q次に旅行したいところは 大勢で行くのは、もういいかなと思っている。


まだ分かりません ■しいな・まこと  昭和19年、東京都生まれ。東京写真大(現・東京工芸大)中退。52年に発表した『さらば国分寺書店のオババ』でデビュー。平成元年、自伝的小説『犬の系譜』で吉川英治文学新人賞。2年、SF長編小説『アド・バード』で日本SF大賞。代表作に『岳物語』など。



 

 
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止まらない温暖化の先は なぜ今、大胆に脱炭素化を目指し始めたのか

2021-08-29 22:47:43 | ☆メディア(本・映画・Web・音楽など)
止まらない温暖化の先は なぜ今、大胆に脱炭素化を目指し始めたのか【他人事ではない、気候変動の脅威】
8/29(日) 18:04配信



日本、米国、中国がゼロエミッションを表明

米国アラスカ州カクトビク近郊で、自動車の車体に前脚をかけるホッキョクグマ。海氷の融解が進み、食べ物を求めて陸地に上がることが増えてきた。(PHOTOGRAPH BY KATIE ORLINSKY)
 気候変動を抑える取り組みが、このところ各国から次々に表明されている。  4月の気候変動サミットを受け、菅義偉首相は2030年までに2013年比で温室効果ガスの排出を46%削減し、2050年までに実質的にゼロにするゼロエミッション(脱炭素化)という目標を発表。「2050年までの脱炭素社会の実現」を目指す改正地球温暖化対策推進法が5月26日に成立した。 豪雨、竜巻、雷、台風…異常気象の衝撃写真13点  そのサミットを開催した米政権では、ジョー・バイデン米国大統領が就任初日にパリ協定へ復帰する大統領令に署名し、2050年までにゼロエミッションを果たすと発表していた。日米に先立ち、昨年の9月、世界一の二酸化炭素排出国である中国の習近平国家主席が、国連総会のビデオ演説で2060年までの脱炭素化を宣言している。  ここに来て、日本だけでなく世界の大国までもが大胆な目標を掲げ始めたのはなぜなのか。


  各国の目標自体は2015年のパリ協定に沿うもので、決して目新しい内容ではない。しかしこれまでは、ハードルのあまりの高さから先送りにしていたのが実情だった。たとえば2019年に、世界的な気候科学者の一団が発表した報告書「パリ協定の気候目標に隠された真実」では、世界184カ国の2030年までの二酸化炭素削減目標のうち、ほぼ4分の3が不十分であると評価されていた。


世界各国の風向きを変えた「1.5℃報告書」

直径1キロほどのバタガイカ・クレーター。東シベリアの永久凍土が解け、陥没してできた。北極圏に点在する陥没地のなかでは最大級で、なおも拡大している。(PHOTOGRAPH BY KATIE ORLINSKY)



 その風向きが変わったのは、世界各地で記録される異例の高温や大規模な嵐、森林火災、干ばつ、熱波、洪水など、極端な現象が目立ち始めてきたことが挙げられるだろう。そして、極端な気象の長期的な変化には、地球温暖化の影響があると科学的な研究でしばしば指摘されている。  たとえば日本でも、熊本県人吉市を中心に大きな被害をもたらした「令和2年7月豪雨」について、気象庁は「地球温暖化の進行に伴う長期的な大気中の水蒸気の増加により、降水量が増加した可能性」があるとした。これは7月3日から31日にかけて、球磨川をはじめ筑後川から最上川まで各地の大河川で氾濫があいついだ一連の記録的な大雨であり、記憶に新しいのではないだろうか。 


 世界各地で記録される極端な現象と、科学的な発表の中でも、とりわけ大きな変化をもたらしたのが2018年に「国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」が発表したいわゆる「1.5℃報告書」だ。報告書では、世界の平均気温は産業革命前と比べてすでに1℃上昇しており、もし2018年の活動状況が続けば、早ければ2030年にも平均気温は1.5℃、2100年までには少なくとも3℃上昇するとした。  さらに、今年8月9日に公開されたばかりのIPCCの最新報告書では、気候の現状について「人間の影響が大気、海洋及び陸域を温暖化させてきたことには疑う余地がない。大気、海洋、雪氷圏及び生物圏において、広範囲かつ急速な変化が現れている」と断定されている。  


日本では、2020年の気温と平年値(1991~2020年の観測値)との差は+0.65℃で、1898年の統計開始以降、最も高くなったと気象庁が発表している。今年は平年値が10年ぶりに更新されたが、去年までの平年値(1981~2010年の観測値)と比較すると、2020年との気温差は+0.95℃にのぼる。高温となる年は特に1990年代以降に頻出しているという。





最も恐ろしいシナリオは気温上昇による「臨界点突破」
 では、もしこのまま対策を強化せず、気温が上がり続けるとどうなるのだろうか。最も恐るべきシナリオは、温暖化の暴走、いわゆる「ホットハウス・アース(温室地球)」という現象だ。  これは温暖化がドミノ倒し的に加速して後戻りできなくなる状態だ。永久凍土が大量に融解し、広範囲にわたって森林は死滅して、温暖化の歯止めが利かなくなる。気温は一挙に5℃上昇し、海面は6~9m上昇、サンゴ礁とアマゾンの熱帯雨林は完全に失われ、地球上のほとんどの場所が居住不可能になるという。


2018年に提唱された仮説ではあるものの、続く同年の1.5℃報告書は、ホットハウス・アースは2℃の気温上昇でも起こりうると指摘した。  温暖化の暴走は、南極の氷の融解でも起きるという予測もある。この5月に学術誌「ネイチャー」に発表された論文によると、世界の気温上昇が2℃を超えれば、「暴走するプロセス」のせいで、南極では2060年頃から氷の融解が急激に進むようになり、2100年までの海面上昇が2倍近くになる可能性が指摘された。  温暖化の影響予測については、北極海の氷に関する研究結果も多い。たとえば、2020年8月に学術誌「Nature Climate Change」に掲載された論文では、昨年の7月の北極海の海氷面積は1979年以降で最小を記録し、北極海の夏の氷は2035年までに完全に失われる可能性が高いという。 


 日本の文部科学省と気象庁は昨年末に「日本の気候変動2020」を発表し、パリ協定前にIPCCが発表した最も温暖化が進むシナリオ(RCP8.5)の場合、21世紀末には20世紀末と比べて平均気温が4.5℃上昇すると予測した。すると、東京の気温はほぼ今の屋久島並みになる。また、猛暑日は約19日増加し、雨の降り方は極端になり、1日の降水量が200ミリを超える大雨の日は倍増するという。


すでに起きた出来事から未来を見つめる
2015年に消滅が宣言されたボリビアのポーポ湖。温暖化や水の使い過ぎが原因で枯れようとしている湖は世界各地にある。(PHOTOGRAPH BY MAURICIO LIMA)

 もちろん、避けられるなら災害は防ぐべきだ。1.5℃報告書では、1.5℃と2℃では気候変動による被害がずいぶん違うとされ、より厳しい対応が求められた。結果、今では2℃より1.5℃が対策の「最先端」とされるようになり、各国がより大胆な目標を掲げる一因になっている。  先ごろ、米国デスバレーで6月としては異例の54℃という高温を記録して話題になった。ボリビアでは巨大湖が消え、日本に襲来する台風はより遅く危険になっている。またオーストラリアでは、ウミガメが温暖化によってほぼメスだけになるなど、生物への影響も確認され始めている。温暖化はすでに、世界的に危険なステージにまで登りつめている状況と言えるのかもしれない。  温暖化のさまざまな影響を目にしつつあるいま、このシリーズは、すでに気象で、海で、生態系で、世界中で起こっているそうした気候変動の具体的な証拠と原因を伝え、自分たちの未来を見つめる機会としたい。温暖化の原理は明確であり、温暖化を止めるには炭素の排出を止めるしかない。私たちは地球の「臨界点」到達という大きなリスクを防げるのだろうか。人類の未来は脱炭素化にかかっている。 この記事はナショナル ジオグラフィック日本版とYahoo!ニュースによる連携企画記事です。世界のニュースを独自の視点でお伝えします。
 



 

 

 
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村上春樹氏、菅首相を痛烈批判「聞く耳持たないけど、目だけは良いのかも」村上春樹氏

2021-08-29 22:36:20 | ☆メディア(本・映画・Web・音楽など)
村上春樹氏、菅首相を痛烈批判「聞く耳持たないけど、目だけは良いのかも」
8/29(日) 21:14配信
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村上春樹氏(2018年11月4日撮影)
作家の村上春樹氏(72)が29日、TOKYO FM系で放送された自らDJを務めるラジオ番組「村上RADIO」の番組内で、菅義偉首相(72)の新型コロナウイルスに対する発言を、痛烈に批判。「この人、聞く耳をあまり持たないみたいだけど、目だけは良いのかもしれない。あるいは見たい物だけ見ているのかも知れない」と“一刀両断”した。 【写真】大学4年時、角刈り頭の菅首相 村上氏は、番組の最後に「今日の言葉」を紹介するが、その中で東京オリンピック(五輪)開幕直前の7月20日に都内のホテルで開催された国際オリンピック委員会(IOC)総会の冒頭のあいさつで、菅首相が口にした 「新型コロナ感染拡大は世界中で一進一退を繰り返しているが、ワクチン接種も始まり、長いトンネルにようやく出口が見え始めている」 とのあいさつを紹介した。 村上氏 今日の言葉は、われらが菅義偉首相のお言葉です。


彼は7月のオリンピック開会式直前にIOCの総会で、新型コロナに関して、このように言っています。 「新型コロナの感染拡大は、世界で一進一退を繰り返していますが、長いトンネルに出口が見え始めています」 その上で、村上氏は「あのですねぇ…もしね、出口が本当に見えていたんだとしたら、菅さんはお年の割に、すごく視力が良いんでしょうね」と菅氏を痛切に皮肉った。続けて「僕はね、菅さんと同い年だけど、出口なんて全然、見えていません。この人、聞く耳をあまり持たないみたいだけど、目だけは良いのかもしれない。あるいは見たい物だけ見ているのかも知れない。どちらでしょうね?」と、痛烈な皮肉を交え、菅氏の発言に疑問を呈した。

 村上氏は「さて、現実には、なかなか出口が見えて来ない状況ですが、僕らは今、ここにあるものを何とか目いっぱい活用して、本当に出口が見えてくるまで、うまく生き延びて、やっていくしかありません。音楽でも、猫でも、冷たいビールでも、心のねじくれたコーヒーでも、何でも、あなたが好きなものを、うまく活用して下さい」と、独特の言い回しでリスナーに健康維持、感染拡大防止を訴えた。 「村上 RADIO」は、18年8月から放送を開始。当初は不定期だったが、今年4月1日から、毎月最終日曜日の夜放送の月1回レギュラー番組になった。20年大みそかには年越し特番を放送し、19年6月、今年2月には都内でライブも開催。今年のライブは、コロナ禍を受けて100席限定で有料入場者を入れたほか、有料で全世界に配信され、村上氏が配信の形であれ異例となる映像への出演を果たしたことも話題となった。 第27回のこの日の放送は「Music in MURAKAMI~村上作品に出てくる音楽~」と題し、全国から寄せられた「村上春樹の小説に出てくる音楽」のリクエストを特集した企画を放送。村上氏が執筆当時の記憶をたどりながら自身の小説を解説、さらには楽曲とともに自身の書いた小説の一節の朗読も披露。「僕の作品に出てくる音楽の特集をやってほしいという要望を、数多くいただいています。いうなれば、小説のサントラ盤みたいなものですね」と村上氏自身が位置付ける内容となった。


 

 

 
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決勝戦であった もう一つの “ファインプレー” 

2021-08-29 22:25:31 | ☆メディア(本・映画・Web・音楽など)
【夏の甲子園】決勝戦であったもう一つの “ファインプレー” 球児を鼓舞し続けた審判員
8/29(日) 21:50配信
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決勝戦で三塁塁審を務めた山口智久さん
 第103回全国高校野球選手権大会(甲子園)は29日、智弁和歌山(和歌山)の優勝で幕を閉じた。決勝で実現した智弁学園(奈良)との「智弁対決」。大きな注目を集めた試合は、心身ともに鍛えられた両軍選手の好プレーと礼節を重んじる姿が、結果以上にクローズアップされた。 

 2年ぶりの選手権は無観客で開催され、多くの高校野球ファンがテレビ画面越しに見守った。決勝戦、爽やかな風を吹かせたのは選手だけではなかった。  攻守交代のたびに、球場中に響き渡る声があった。「さあ守備からだ! 頑張れっ!」。ひと際よく通る声の主は、三塁塁審を務めた山口智久さんだった。名門対決は初回に4点を先取した智弁和歌山が最後まで主導権を握る形で進行。最終スコアは9―2だったが、点差を感じさせない実に引き締まった好ゲームだった。 

「頑張れっ! 頑張れっ! 最後まで頑張れっ!」。追いかける展開の智弁学園ナインに向けられた言葉だった。左翼に向かう前川、遊撃のポジションに就く岡島…すれ違いざま、拳をつくって、一人ひとりに丁寧に正対して声をかけ続けた。5回終了後、グラウンド整備が終わるのを見届けると、一塁側ベンチと三塁側ベンチに顔を向けて「さあ締めていくぞ!」と声を掛け、自らも三塁方向へ駆け出した山口審判員。毎イニング、山口さんの方を向いて、帽子のツバを触って会釈する選手たちの笑顔が印象的だった。 

 社会人野球最高峰の「都市対抗野球」も担当し、20年のキャリアを誇る。2016年にはアマチュア野球審判員で初の「国際審判員」の資格を取得した山口さん。雨に悩まされた今大会は降雨コールドゲームとなった大阪桐蔭(大阪)―東海大菅生(西東京)戦をジャッジし、難しい判断を迫られたことで話題にもなった。  引き締まった今大会最後のゲーム。無観客開催となった甲子園で、テレビ画面越しには伝わり切れない〝ファインプレー〟の一つだった。


 
 
 
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