ガブリエル・ガルシア『百年の孤独』をようやく読了。ノーベル文学賞をとった人の話だからと読み始めたが、なにせ進まない、、、元から純文学は苦手なのだが、この作品は純文プラス何かみたいな作品。架空の町マコンドを舞台に、ブエンディア家の七世代にわたる興亡と、孤独の宿命を描いている。最初の主人公ホセは夢見がちで理想主義的な人物で、科学や発明に没頭します。一方、嫁のウルスラは現実的で家族の礎となる存在です。ここから始まる家族が何代にもわたり、外部の侵略や戦争、政治闘争。
登場人物たちは、愛情を求めながらも、その愛が決して満たされることのない「孤独」に苦しみます。そして最後はそれら全てのことは古文書に書かれていた予言であることがわかり、近親相姦で子供が産まれ、そして家系が途絶えるというもの。
人間の孤独、愛、運命、歴史の繰り返しをテーマに、現実と幻想が一体となった物語だが、登場人物の名前が入り組んでいて1ページ目の家系図を何度も見ながら進むので、最後は本がボロボロになって、読了後の脱力感を表現していた。ちなみに読了まで3ヶ月。。。
純文学は私にとっては苦行かも。