ネタバレあり。天才数学者が太平洋戦争に向かおうとする日本において、海軍内での戦艦造船をめぐる見積捏造を暴く物語。と思いきや、最後は史実の裏側の動きをフィクションとして見せていく。今の日本にも通ずる当時の日本、間違った方向に国が行き、修正ができない政府と時代の流れ。そこに歯止めをかけるべく負け方を考えていく一部の優秀な人。戦艦大和の最後を知る人にはこの見せないエンディングが心を揺さぶられる。しかし個人的には戦争を避けるのではなく、負けて終わらせるという武士の考えは好きではない。したたかに戦わずに勝つ。いや勝ち負けではない幸せを目指すべきと思う。そして負ける戦いはしない。歴史は勝者が語り、敗者の美学は泣けるが立ち上がれないほどの敗北はするべきではない。考えがまとまらないが、とにかく史実の裏側を今までにない角度で捉えた面白い作品でした。
最新の画像[もっと見る]
- 百年の孤独 1ヶ月前
- インドネシア2年目での頭の整理 2ヶ月前
- インドネシア2年目での頭の整理 2ヶ月前
- インドネシア2年目での頭の整理 2ヶ月前
- インドネシア2年目での頭の整理 2ヶ月前
- 塞王の楯。 3ヶ月前
- アキレス腱断裂その8 術後10週目 8ヶ月前
- アキレス腱断裂その8 術後10週目 8ヶ月前
- アキレス腱断裂その7 装具取れた6-7週目 9ヶ月前
- アキレス腱断裂その7 装具取れた6-7週目 9ヶ月前