インドネシアは日本が輸入する原油の8割以上が経由するマラッカ海峡をシンガポールやタイなどと所有しています。17,000近い島を抱える世界最大の群島国家です。
どの国とも同盟を結ばず、インドネシア自国の利益のためにすべて判断する全方位外交政策をとっています。
イスラム国家の民主主義国家の1つであり、2004年の初の直接選挙以来、大統領直接選挙は定着し、巨大イスラム人口国家でも民主主義が成立することを世界に証明しました。
人口2億7,000万人のうち9割がイスラム教徒が占める世界最大のイスラム国です。パレスチナに仲間意識を持ち、イスラエルを敵視する傾向が強く、保守的なイスラム教徒はイスラエルに敵対的な感情を抱いています。インドネシアは建国以来、パレスチナが独立しない限りイスラエルと外交関係を持たない方針を現政権に至るまで堅持しています。先日もアメリカブランドの不買運動が起きていました。スターバックスが特に打撃を受けたと聞いています。
ASEAN最大の人口と経済規模、ニッケル・パーム油などの豊富な天然資源、人口が多く労働力を背景に多くの日系企業が製造拠点を構えています。近年は中間層の増加による巨大消費市場としての魅力や、チャイナプラスワン戦略の候補地としての魅力も高まっています。
ジョコ前大統領(2024年10月30日現在)がG20首脳会議の開催を成功させ、ASEAN議長国もやりました。米欧または中露いずれともいい距離感をとり、途上国の利害も積極的に訴え、グローバルサウスの中心になっています。バリ島には多くのロシア人が観光に今でも来ています。2024年10月にはプラボウォ新大統領になり、どう政策が変わるのか注目されています。ジョコ政権が推し進めた、現地生産推進それによる中韓からの資金集めと、税制優遇がどうなるかが日本の経済に影響をあたえます。バンドン新幹線のように中国に日本が多くの物を奪われることのないように期待しています。インドネシアにとって中国は最⼤の貿易相手国であり、中国との経済関係を重視するジョコ政権下において、対中貿易依存度は13.6%(2014年)から24.2%(2021年)まで上昇しました。また、中国企業による対インドネシア投資も増加しており、2022年時点で中国はシンガポールに次ぐ第2位の対インドネシア投資国です。私たちの生活でも、中国人や韓国人の羽振りの良さをすごく感じます。優秀な人材も高い人件費を武器に多く流れているようです。
石炭輸出量も世界の1位、2位を争っているのに、SDGSに力を入れるなども政府は発信していて、川にもゴミが流れまくり、汚さもそうですが流れが止まってしまっている川も多いです。ようやくゴミ箱で分別が始まってきたのですが、ごみ収集場ではまだ分別がほとんどされていないので、入口変えても結果が一緒の状態です。
色んな矛盾と日本の非常識が常識なところが多い国ですが、とにかく若者が多く、勢いを感じます。あとは国民のみんなが本当に先進国を目指したいと思っているのかが問題かなと思っています。