長塚圭史 作・演出の「ラストショー」を見た。
いやー「家族」とは?ということなんだけど、なにせ演出がエグイ。
現代の家族についてまわるペット、家庭内暴力、仕事、弱い男の
問題を、なぜか環境問題も絡めて話を進めてくんだけど。。。
だって、あの犬があんなになるって。。。ブラックすぎるよ。。
以下若干ネタバレあり
前半は若い二人の夫婦の仕事と家庭の問題をコミカルに
永作博美と北村有起哉+中山祐一朗で演じる。
そして物語は風間杜夫が登場してから古田新太演じる動物愛護
家の正体とともに、長塚圭史らしい死と狂気の世界にはいって
いく。でもそこに笑いがちりばめられているのもスゲーんだけど。
で、最後には市川しんぺーがあかちゃん役で登場してクライマックス。
まさかの登場シーンとはけるシーン。
「生まれてくる子は親を選べない。その子供を大事にできないん
だったら最初からつくるな」
「水子だけどお母さんが危険だから、急成長して出てきちゃった」
永作演じる奥さんとの掛け合い。ちょっと涙でした、、、
そしてラストシーンは、死んだお父さんを食べようとする息子。。
外では核廃棄物処理場の爆発。
これが現代家族としての最悪なラストショウという事だろうか。
深くて、考えさせられて、驚いて、そして笑えていい舞台だった。
この度はTBありがとうございました。
後味の悪いような、でもすっごく面白かったし、
ちょっとうるっときちゃったり、
なんとも独特の余韻のあるお芝居でしたね。
祐樹さんのブログも拝見させていただいたら、
過去に私が鑑賞した演劇のこともとりあげていらっしゃったので、
いくつかTBさせていただきました。
よろしくおねがいします。
長塚圭史作品は初めてだったのですが、面白いですね。あんまりよくは分からなかったのですが、同じような解釈のようなので、なんとなく安心しました(笑)
追伸:TB2回いただいたようだったので一つ消させてもらいました。
misatoさん>こちらこそTBありがとうございます。
探してみます。