ゆうきのゆうき(keberanian Yuki、Yuki's courage)

サラリーマン社長(その前は広告担当)“ゆうき”の飯や読書をした時の、気が向いた時の思考のストックです。

アジアの女(東京が大地震に襲われた時)

2006年10月05日 | 演劇、音楽

東京が大地震に襲われて崩壊した時に人はどうなる

のか?これを二人の姉妹、それを取り囲む人々を

通して演じる舞台「アジアの女」を観た。

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ネタばれになるけど、

正直もやもやが非常に残った。

長塚圭史の作品はいつもテーマがすごくあるもの

ばかりだけど、今回は単純にその時々の人それ

ぞれの生き様を描写しているだけのように感じた。

精神病の妹とそれを看病するために安全な地域

に逃げる事ができない兄、その妹に恋をする警官、

兄の仕事相手の作家、そしてボランティアという名

の元に裏の顔が見える女。そして、登場はしない

が中国国籍の人々。

妹はそんな悲惨な状態を前向きに生きようとする。

荒れ果てた地に草木の種を植えて、毎日水をやる。

死んでしまっている可能性の高い、瓦礫の下にう

まった父親にいつも配給を入れるのだが。。。

地震が起きたからといって面白くない小説家は面白い

作品がかけるわけではなく。地震が起きたからといって

危険な恋をしなくなるわけではない。

だけど地震が起きたらそれを利用した犯罪が発生るする。

地震が起きたらこうなる事もあるとういオンパレード。

ラストシーンは、生えてくるはずがないとみんなが

思っていた妹が植えた草が生えてくる。

という中で登場人物が誰も出てこないで終わる。

1分ぐらいして「終了」のアナウンス。

観客の間に舞台をたてるなどの斬新さは感じ

たが、何かモヤモヤした感じが残った。

ただ、長塚がただ単純なその風景と小さな奇跡

とキレイ事だけじゃ生きていけない事を伝えたかっ

たのだったら僕は術中にはまったのかもしれない。。。

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価格:¥ 1,680(税込)
発売日:2006-06


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