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『真田丸』47話「反撃」 『戦は嫌にござります』は嫌でございます

2016-11-28 22:07:44 | 大河
2016年大河『真田丸』47話「反撃」のざっくりあらすじ&ネタバレ感想のようなものまとめ。


ガチなタイプの女たちの戦国

※BBAとかGGEとかたくさん言っちゃてごめんなさい。





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1話「船出」~46話「砲弾」はこちら。
【NHK大河ドラマ】 『真田丸』まとめのまとめ 【堺雅人&草刈正雄】

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■のっけから有働砲


徹底抗戦を決めた矢先、大坂城に運命を翻す有働砲がぶちこまれた。

これを徳川の陣で知ったのが片桐殿。
なんてこった!話が違うじゃねえか!!とヤッスの顔面をぶん殴ろうとするのですが


「片桐且元。関ヶ原以後の豊臣政権をひとりで背負っていたこの男は、豊臣家を裏切ってしまったことを悔やみ続け、これよりおよそ半年後急死する。病死とも自ら命を絶ったとも言われる」

有働ネキによるナレ死砲が胃袋に直撃。

いやあ……
2016年の小林隆さん頑張ったよ……。

 

・対ゴジラ(→『シン・ゴジラ』 30,000字のネタバレ作戦
・対ロッキード事件。
・対戦国の三傑。


うん、頑張った。



■和睦、ダメ、絶対。


砲弾攻撃はとりあえず終わったけど、これからどうすんだべ。
もう和睦するしかねえよ、と徳川豊臣お互いに和睦案を出し合って落としどころを見つけることになりました。

んでも納得してない人がここにもひとり。
大野主馬治房。


「和睦はならぬ!」

なかなかセリフのなかった主馬殿でしたが、ここにきて存在感がグイグイグイ。





■何にでも反対してくる大蔵卿局BOT


まあ、なんのかんので和睦の方向で、でもできるだけ有利になるように話を運ぶしかありません。
問題は牢人衆の処遇。
彼らを豊臣の家臣として養うには、領地を広げてもらうしかない。

なのですが、ここにも納得しない人がひとり(もうやだ大坂城辛い)



大蔵卿局ぅ……。

「おかみ様には江戸にお下り頂くことになるかと」
「なりませぬ!」

「あとは殿様が大坂を離れるか」
「何を申される!」

「西の要の大名とおなりあそばれる」

「ありえませぬ!」

「私は大坂にこだわってるわけではない」
「殿様!」


……大蔵卿botいいな。



■「叱ってください」


大蔵卿局は威勢がいいんだけど、砲弾の嵐に憔悴しきったのが淀殿。


「先ほどまで話していた娘があっという間に血を流して足元に転がっていました」

目 が 死 ん で る 。



「茶々を叱ってください。あれほど和睦はしないと言っておきながら……」

ああああ……
勝頼様も同じこと言ってた……
これあかんフラグや……。




■SHURABA


そのころ、江戸。


「弟が今、向こうで命を懸けた戦をしておる。それを思うと居ても立っても居られないのだ」

お兄ちゃん何してんの。
居てもたってもいられない、って寝転がって楽しそうじゃん。

 
「それで、あなた様の御心が休まるのなら。一晩中でもかましまへんえ」

何ニヤついてn……ってところに襖がスパ―――――ン!!


ジャジャジャーン、ジャジャジャ――――ン...
(暴れん坊将軍のアレ)



「何をしている!」

いやだから。
お兄ちゃんが何してんの。


「勘違いするな!わしはお通に話を聞いてもろうてただけじゃ。お通と話していると、不思議と心が休まるのじゃ」と必死の弁明(むしろ火に油注いでる)をするも。


「はい(処す)はい(処す)


(これヤバいやつだ)


「だんなさまを癒してさしあげるのは私の役目でございましたのに!この女~!!」


(ドスッ)


てかなんで残り数話の超クライマックスなのに、お兄ちゃんの耳かきリフレの話なのwww



「みんな私にお心の内を話しにいらっしゃいます」
「我が夫も客だったのですか」
「もちろん」


……ちょっと待ってwww
信之のクソみたいな浮気話の誤解が解けたのはいいことなんだけど、

お兄ちゃんなんかすっごく可哀想wwwwwwww



下野竜也先生も何をしているのwww



■アツいよ作兵衛




作兵衛が畑仕事中。
勝永様とぱんだえもんがやってきた。




牢人衆にウイウイッと囲まれた作兵衛。

「真田幸村ってどんな男だ?」と勝永様。
「俺たちが命を預けるに足る男か?」とまたべー。
「てかよく知りません!!」とさくべー。

確かに、作兵衛の言うとおり。
幸村が大坂にいる間は上田にいたし、作兵衛は九度山にはいませんでした。
(九度山にいたら百人力だったろうな)

戦における幸村のことはぶっちゃけよく知らないけど、パパのことはよく知ってる。


「安房守様こそ義に固い御方はおられなかった」

……うん?

「はっ!すぐに裏切ることで有名だったではないか」

そうそう、どちらかというとそっち。

(→【まとめ丸】 戦国たぬき合戦・真田昌幸 【騙された、また騙された】

「とんでもない誤解じゃ!」と作兵衛は声をあげます。

「安房守様は生涯をかけ武田の領地を取り戻そうとしていた。信玄公への忠義を死ぬまで忘れなかった」
「あの方は太閤殿下の御恩に報いるためなら何でもする。そういうお方じゃ」


昌幸が信玄公を慕い、勝頼様を守ろうとしていたように。
幸村も秀吉を慕い、秀頼公を守ろうとするはずだ、と。

アツい、アツいよ作兵衛……。
目が忠清だよ……。

平清盛の話です)


ところでぱんだえもんは何をしているんだ。



■千葉県問題


大坂城でワイヤイやってるころ、徳川さんち。
和睦の案が届きました。
牢人勢を養うかわりに領地を増やしてくれっていう話。


「和睦することなどありませぬ!」

ひらまささん落ち着いて。


戦を辞めるとは言っていない。
和睦と見せかけて敵を丸裸にさせる。
そのあとに総攻めをかける。

「まあ、適当にバーチ―あたりをあげるってていでいいんじゃね?」

したっけ和睦の話をあっちからぶち破ってくるだろう。
ほんだら総攻めすればいいだけの話だ、とヤッス。

その話が大坂に届くと……


「関東はさすがに嫌じゃ」

おいこら元源頼朝幼少期の秀頼さん。
おまえは何言っているんだ。

平清盛の話です)


■BBAって連呼しちゃってごめんなさい


何はともあれ、お手紙での交渉ではなく使者を出しての交渉に。


有楽斎「はいはーい、僕行くー」
幸村「(うるさいよお爺ちゃん)


徳川サイドはおそらく本多SADOを出してくるだろうと読む幸村。
「あの狐はあかん、あいつはあかん」と、こちらがわが女性を出せば徳川も女性を出して来るのではないか。


大蔵卿局「私いくー!!」
幸村「(引っ込んでろBBA)


で、結局。



常光院画伯
が使者として向かうことになりました。
大丈夫かな、大丈夫かな、と不安な常光院画伯。
なりゆきで大蔵卿局もついていくことに。


「お任せあれ!」
(おいBBA)


さて、徳川方。
うたのおねえさん画伯に対峙するのは……

元スケバン刑事のあの人。



■その道の先崖下真っ逆さま


常光院・大蔵卿局・きりちゃんvs阿茶局という、なんともパワーのある構図になったわけですが。
大丈夫かな、大丈夫かなーと秀頼公。


「望みを捨てぬものだけに道は開けるのです」

幸村ぁ。
昌幸が勝頼様に言ってたのと同じ事言ってるよ……。


「最後まで望みを捨てなかったものに道は開けまする」
1回「船出」

望みを捨てずに道は開くけどその道の先崖下真っ逆さまウワアアアアアアアアアアっていう。




■画伯vsスケバン刑事


さて、和睦交渉。


「戦は男の勝手で始まるもの。我ら女はいつも振り回されてばかり。このように、我ら女だけで戦の始末をつけると言うのは……愉快なものでございますね」

楽しそう。
とっても楽しそう。

『戦は嫌にござります』は嫌でございますを突っ走るスケバン刑事かっこいい。


淀殿を人質にすることもない。
秀頼公の身の安全も保障する。
大坂城もそのままでいい。
どこかに移りたいというのなら、まあどこでも。


「マジですか」
「マジです」


(このBBAども)


(ところできりちゃんもなかなかいい歳いってますよね)



牢人たちの『処罰もしない』と阿茶様。
あとなんだっけ、何かあった気がするけどなんだっけ。

 
「あとは、えーと何かございましたっけ。あ~、まあおいおいww」
「おいおいwww」

「おいおい(真顔)」


あかん、このままじゃあかん。
常光院様、あんたが何か言ってくれ、と。


ダイナミックこむらがえり。
ローリングきりちゃん。


いやはや、「いざとなったら場をかき乱せ」と幸村は確かに頼んでいたのですが。
物理的にかき回すという荒業。
お通さんやこうちゃんといい、今回は女性陣が体を張る回のようで。



「一つよろしいですか」
「牢人の処遇が決まっておりませぬが。あの者たちの手当のためにご領地を増やして頂けるという話は?」


牢人たちの中には仕官を希望している者も大勢いる、と常光院様頑張るのですが。


「牢人たちは今後どうされるのですか?」
「それについては頭を痛めておるのです」
「お察しいたします。あんな得体のしれない牢人たちが城の中をウロウロしていましては、おちおち眠ることもできませんものね」
「そうなのでございますよ~!」


そうじゃない、そうじゃない。
大蔵卿局、いったん黙ろう。



「あの出城。何と言いましたか。えー、真田丸」
「そう、あれを壊してしまってはいかがですか?あんなものがあるから牢人たちがいつまでも居座るのです」
「それは良いお考え!」


なあおい。



「真田丸は取り壊し。ついでに、お堀も埋めてしまいましょう」

なあ、おい。
受信料丸どうするつもりだ。
勝手に決めんじゃねえよ。


しかもなんか楽しそうじゃねえかよ('A`)

お城を裸にすれば、目の上のたん瘤のような牢人たちも出ていかざるを得ない。
「えっ、ぶっ壊しちゃえばいいんじゃない!えっそうしようよ!ねえねえ!」
「やだ阿茶ちゃん超頭いい―!」
「やだもー大蔵ちゃんってば、そんなことないよォ///」

とまあわりとこんな女子会テンションで決まった俺たちの真田丸破壊案。


(おいこら仲良しダネーってしてんじゃねえよ!!!)

ダイナミックこむらがえり2回目。



「埋めてしまいましょう」
「埋めてしまいましょう」
「ふふふふふ」


ああもう!!!!
せっかくきりちゃんが美脚こむらがえりを2回も披露したというのに!




■それは詐欺の手口とも言う


和睦交渉終了。
阿茶様GJおつかれ。


「談判は何事も勢いで押し切るのが一番」

ヤッスよ……それ詐欺の手口や。
持ち帰りさせずに、他の人に相談させずにその場でサインさせるアレや。



■豊臣のために豊臣が滅びる


こっちも和睦交渉終了。
人質なしお咎めなし、ってことになったけど……

 
「ひとまずはこれでよし」
(いやいやいやいやいや)


何かがおかしい。
都合がよすぎる。
ほかにも大蔵卿局と阿茶局で取り決められたことがあるんじゃないのか、ときりちゃんに聞いていたら。

「堀の話は?全部埋め立てるって。あと真田丸も」


(なあ聞いてねえよ、おいBBAどういうことだ)
「私が許しました。戦は終わり。あのようなものは無用の長物」


牢人たちを養うだけのお財布はもうない。
出ていってもらうしかない。
堀がなくなれば諦めて出ていってもらえるはず、と大蔵卿局。

……言ってることは間違いではないのですが。
間違いではないんだけど。



「何という愚かな!出城も堀も失っては戦えませぬ!戦えぬ我らに家康が約定を守るとお思いか!」

幸村、激おこ。
熾火が別方向に燃え上がってる。


これには修理殿も激おこ。


「母上は豊臣をお潰しになるおつもりか」


「全ては豊臣のためじゃ!」


堀を埋めるも残すも豊臣のため。
豊臣を潰すのが豊臣のため。

難しい言葉遊びだな。

そして……


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さらにそこに有働砲とコーエービーム。


この受信料丸が。


こう。


真田丸改め、更地丸。
段差をなくしたバリアフリー仕様。



「秀忠。これが城攻めじゃ」


ゲスい、ゲスいよヤッス…!!



■地元に帰ろう


二の丸三の丸も破壊されることになる。
戦いたくても戦いようがなくなってしまう。

 
「もはやこの戦勝ち目は亡くなった。すべては私の力不足だ。申し訳ない」


「皆草々に立ち去るがよい。城を枕に討ち死にするなど馬鹿なことは考えぬよう」
と幸村は言います。
おそらく幸村の脳裏には、北条氏政がいるんでしょうね。
城を枕に討ち死にする道を選んだ、北条の殿様。
(→23話「攻略」24話「滅亡」


「おまえら行くあてあんのかよ。行く場所のねえやつらがここに集まったんじゃねえのかよ」

又兵衛の悲しい声が響きます。



■俺たちの戦いはこれからだ!


進退窮まる幸村。
春や大助たちに上田に行くように伝えました。
上田までたどりつけば、兄が何とかしてくれるはずだ、と。

そこへやってきたのが……


「早く策を立ててくれよ。俺たちはうずうずしてんだよ」と又兵衛。
「私は何のために九度山に行ったのです」と明石。
「考えろ、どうしたら勝てるか考えるんだ」と勝永様。
「あなたは勝つためにここに来られたのではないのですか」と重成。
「徳川に一泡ふかせてやりましょう!」と作兵衛。

そして秀頼公もやってきて。


「望みを捨てぬものだけに道は開けるとそなたは言った。私はまだ捨ててはいない」


圧倒的大差をつけて迎えた9回裏。
もうここで終わりか、と諦めかけてたエースで4番の幸村君に各方面が励ましの言葉をかける。
諦めるな!俺たちの戦いはこれからだ!!
まだ逆転のチャンスはある!


……とまあ前向きに青春漫画にも見えつつも。

逆を返せば、経営が傾いて廃業待ったなしのブラック企業。
最後の最後で「気力だ!俺達にはまだ気力が残ってる!」とゾンビ的に決起集会しているように見えなくもないわけで。

さあどっちだ。
青春漫画となるか、ブラック企業の落ち日となるか。

泣いても笑ってもあと3回。



■次週『引鉄』



主馬脱いだ!!


家康どうした。



幸村くっそかっこいいい!!!!!

これまで出浦様や叔父上とかかっこいい人いっぱいいたけど!!!


そうだよ!!!あんたが主人公だよ!!!!




『かっこいい堺雅人(赤)、大坂の陣編で際立ってきていますが。
「やだ幸村雅人かっこいい…!」
「赤備えに討たれたい」

って方におすすめしたいのがこちら。

  

『JOKER~許されざる捜査官』という堺雅人初主演ドラマ(2010年フジ)なのですが、この堺雅人がまたえっらくかっこいいんです。

昼間はニコニコあひるくちでめったに怒らない神奈川県警の伊達一義。
まあ、『いわゆる堺雅人(ノーマル)』です。
がしかし。夜になるとこれが一転。
『かっこいい堺雅人(黒)』に。



「お前に明日は来ない」と犯罪者に制裁を下す、という刑事ドラマです。(他にも杏、錦戸亮、大杉蓮など)
リーガルハイの続編も待ってるんだけど、JOKERの続編まだかな。

なお「黒かっこいい堺雅人」の他にも上位を紹介いたしますと。



『ジェネラルルージュの凱旋』劇場版のほうの、速水先生。(ドラマ版は西島秀俊が演じた役)

速水先生というキャラクター自体がまずかっこいいんですが、
白衣!ステート!オペシーン!というイケメンポイント盛り合わせ。
『かっこいい堺雅人(白)』ですね。
これ茶々様役の竹下結子が心療内科医の田口先生役だったり、阿部寛も出てたり。
なかなか豪華キャストです。

もひとつ。
『かっこいい堺雅人(白)』といえば、出世作でもある『クライマーズハイ』、こっちも劇場版。
日本航空123便墜落事故をめぐる、群馬県の地方新聞社の物語。
これね、主演の堤真一も超カッコいいんですが、社会部の遊軍記者・佐山達哉を演じたのが2008年当時の堺雅人。



大坂の陣編の最終ポスターが発表になった時、「あの目は佐山さんの目と同じだ」と直感で思ったほどです。

でもまあまあ『かっこいい堺雅人』もいいけど。
こないだのあさイチで笑顔をみたせいか、そろそろこっちも観たいよね。










■おまけ、真田丸鬼畜紀行














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1 コメント

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Unknown (通りすがり)
2016-12-02 08:56:30
いつも楽しく拝見してます。
ただ、ストーリーを追うだけではなく、ジャンキーさんの独特の表現が好きです。「更地丸」とか笑ったし。
私はドラマはそんなに見ないのですが真田丸だけは大好きで永久保存確定です。
幸村は伊達男さんと違い「日の本を半分」貰っても裏切らない義に厚い上に頭が切れるので好きなのですが
歴史を知ってる私達からすれば、これからの展開はどう考えてもつらくなりますよね。
「花のような秀頼を鬼の真田が」
とか言う噂も3の丸で発見された秀頼らしき遺骨で否定的に捉えられてますし…
見たいけど見るのがつらいジレンマを抱えてます
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