妄想ジャンキー。202x

人生はネタだらけ、と書き続けてはや20年以上が経ちました。

28日周期の死神

2025-01-02 22:41:00 | 長いひとりごと
長い人生、茹で卵の殻がうまく剥けない日もあるよね。ラップの切れ目を見失う日もあるでしょうよ。 . . . 本文を読む
コメント

原点

2024-12-20 21:49:00 | 長いひとりごと
自分の頭の中の言葉が、活字として並んでる。その光景に震えた。 . . . 本文を読む
コメント

生命兆候

2024-11-17 19:33:00 | 長いひとりごと
DNAR。心肺蘇生を行わない。 . . . 本文を読む
コメント

ワンスター

2024-11-16 19:31:00 | 長いひとりごと
私がずっと探していた靴。 . . . 本文を読む
コメント

大人は秘密を守る

2024-11-14 23:06:00 | 長いひとりごと
先生が煙になったのは、今にも雲が剥がれ落ちてきそうな冬の日だった。ピアノを習いたいなんて言った覚えはない。いや覚えてないだけでもしかしたら言ったのかもしれない。言ったとしても、そもそも熱意はなかった。『ピアノのレッスン』という言葉に憧れただけ、そんな軽い気持ちで開いた防音扉は子供心ながらにとても重く冷たかった。毎週火曜日の夕方6時半。気の重い30分だった。ちっとも上手にひけやしない。多分センス . . . 本文を読む
コメント

メダカの伴走

2024-11-13 11:25:00 | 長いひとりごと
寝る時間も食べる時間も、歩く時間すら惜しんで本を開いていた頃。 . . . 本文を読む
コメント

物語の樹

2014-02-03 06:36:34 | 長いひとりごと
世界の秘境の秘境の奥に、『物語の樹』かあって、そこにはたくさんの『物語の実』がなっている。世界の小説家たちはそこで実を拾って、いろんな料理をする。そうして出来上がった『物語』は、たくさんの料理やお菓子、前菜にアレンジされて、世界中の人たちの前に並ぶ。 小説家たちはその樹の麓まで行ったことを覚えていない。たまに覚えていてもそれは『夢』だとか『直感』だとかに表現されて、他者からはそれは『才能』だ . . . 本文を読む
コメント

高低差のある街

2014-01-01 00:00:00 | 長いひとりごと
西成に最初に行ったのは2年前の夏です。 18きっぷでの九州旅行、帰り道。 真夏に夜行バス&夜行列車と乗り継いでいました。 着替えるくらいはしていたけれど、汗臭さが体にしみついていて。 お風呂に入りたいなあと思い、ムーンライト九州の到着した大阪駅で銭湯を探しました。 携帯電話の充電も貴重なので、公衆電話のタウンページをフル活用。 まだ早朝とはいえ炎天下の電話ボックスは、ムッとした . . . 本文を読む
コメント

モラトリアム

2008-03-11 00:27:18 | 長いひとりごと
渋谷駅、3・4番ホームは遠い。 いわゆる渋谷駅の「離れ」もしくは「別館」。 最終の湘南新宿ラインをめがけて1000メートルを駆け抜ける。友達よりも少し早い最終電車。「じゃあお先に」と言って別れても、自宅到着は1時近くになってしまう。 カッカッカッ……足の短い私だからテンポが少し速い。 階段を2段飛ばしで駆け降りて、混み合う先頭車両に滑り込む。 あがった息を整えながら、電車の横揺れに身 . . . 本文を読む
コメント

柿の木坂の雨傘

2008-03-10 16:57:26 | 長いひとりごと
文庫化済みの恩田陸作品を読みきったため、新年から新たな作家を開拓している。 ふと鷺沢萌に手が伸びたのは、忙しい春休みの中にポッカリ空いた『何もない日』だった。 「ヨイは良い子だ。良い子になるように、ヨイと付けたんだぞ」 「柿の木坂の雨傘」には見覚えがあった。 半年くらい前の夏季講習で私はこの文を音読し、塾生たちに15分の時間を与えて解かせ、また15分程度で『解答解説』をする . . . 本文を読む
コメント

春一番

2008-02-25 13:50:35 | 長いひとりごと
季節の変わり目には嵐がやってくる。 縦横無尽に空を駆け回り尽し、残った前の季節を吹き散らす。 巨大な空のドームの衣替えの季節。 欠片が空を舞い、地上へ落ちてくる。 上を見上げてみると、薄い雲の向こう側に次の季節が見え隠れしている。 やがて嵐は去って、静かな雨が降るのだ。 小さな塵を、残った季節のカスを洗い流すように。 静かに、静かに雨が降る。 残った気持ちのカスを洗い流すように。 . . . 本文を読む
コメント

ノスタルジー

2007-09-13 01:29:27 | 長いひとりごと
今日の私はよく頑張った、もう寝るぞとベッドに横になったのに、無性に何かが気になって掃除を始めた。そうやって翌日の授業やバイトに睡眠不足をひきづるとは毎度のことなのに、まったく学習をしない。さっきから卒業アルバムを探しているのだけれど見つからない。探すのを辞めてみたら見つかるかもしれないと思い煙草でも吸って落ち着いてみたけれど、やっぱり見つからない。棚からボタモチ、棚から卒業アルバム。 あの子は誰 . . . 本文を読む
コメント

読欲と食欲

2007-06-30 03:05:36 | 長いひとりごと
読書欲と食欲はよく似ている。 ズッコケ三人組、宗田理のぼくらシリーズの時代を経て、僅かずつ成長した。 私にはハチベエやモーちゃん、ハカセみたいに頼りになる仲間もいないし、ましてや菊地や相原なんかの『ぼくら』や『解放区』もない。 理想は理想として、ここは現実だ――諦めたわけではなく、自分の置かれた環境が愛しくてたまらなく思えてきた頃。 熱っぽいほどに、病的なほどに、本を欲してやまなかった。 小説小説 . . . 本文を読む
コメント

ニンジンさん大好き

2007-06-15 00:45:00 | 長いひとりごと
6歳、むさしの村での思い出。 . . . 本文を読む
コメント

恋する旅人

2007-05-31 11:57:07 | 長いひとりごと
何か新しい場所に行くと思い出す感情がある。 10代の頃の恋を思い出す。 といっても中学のときは誰、高校のときは誰、大学では・・・っていうことではなくて、あのとき抱いていた恋愛感情の根底に流れていたもっと大事なものを思い出す。 あれは真夏の熱射病のようなもので、結末なんて判りきっているのに、浮かされて熱されて解けていく。 恋の結末は2つしかない。 愛になるか、失うか。 少なくとも10 . . . 本文を読む
コメント